日常的な主食にもなればごちそうにもなる。パンにはそんなふところの深さがあります。
今回は神奈川県横浜市の「Ainomi Bakery(アイノミベーカリー)」を取材しました。2021年5月、横浜市神奈川区の海辺に近いエリアにオープンしたばかりの小さなパン屋さんです。
こちらではとてもユニークなパンを販売しています。それは、米ぬかを素材に使ったパン!米ぬかは、お米を精米したときに出る皮。ビタミンB1などの栄養素を豊富にふくみ、美容効果も注目されている食材。
お店は横浜駅から徒歩で15分ほど。早速入ってみましょう。


店内は落ち着いた雰囲気に整えられ、こじんまりとしながらもあたたかな雰囲気です。
Ainomi Bakeryは家族経営のお店。オーナー兼店長は、安岡早苗さん。安岡さんの娘で、テキスタイルアーティストのAorisuYankaさん(https://www.instagram.com/aorisuyanka/)が看板や、店内のデザインを担当しており、オリジナルのトートバッグなども販売しています。
ほっとするのに新しい味。米ぬかを使った定番パンを紹介!

手作りにこだわった米ぬかパンたちを紹介します。
店主のファーストネームから取った食パン「さなえ」は、Ainomi Bakeryの看板メニュー。もっちりとした食感です。米ぬかと小麦の香りをしっかりと味わえますが。臭みはまったくありません。
噛めば噛むほど、しみじみとしたおいしさを感じられます。

甘いパンが好きな人にはこちら。もっちりとした生地に甘さひかえめのあんこががよく合います!北海道産の小豆を使用して手作りした、こだわりのあんこだそうです。また、ほくほくの栗が入っています。
また米ぬかを使ったもの以外にも、ユニークなパンが多数!

1番人気&安岡さんおすすめのパンは「ハムオニオン」。ハムとローストオニオン、チーズを練り込んだ絶品おかずパンです。
なぜ米ぬかをパンに?店長に聞く、独学でベーカリーをオープンするまでの軌跡

Ainomi Bakeryでオーナー店長を務める安岡早苗さんにお話を聞きました。
ーーAinomi Bakeryはどのように誕生したのでしょうか?
安岡さん:もともとパンが好きで、よく独学ででパンやお菓子を手作りしていて。最初は趣味からのスタートです。好きが高じて、以前は20年近くパン屋さんでパートとして働いていましたね。ずっとお店を持つのが漠然とした夢でしたが、いろいろなタイミングが重なり今年Ainomi Bakeryをオープンできました。
ーーパンに米ぬかを使用する、というアイデアを思いついたきっかけを教えていただけますか?
安岡さん: 以前から自宅でお米を精米していたのですが、精米時に毎回米ぬかが出るんですよね。それを「もったいないな」と思ったことがきっかけです。ためしに手作りパンに入れてみたら意外とおいしくて、家族やご近所さんの評判もよかったんです。
ーーパンをブラッシュアップしていく中で、大変なことはありましたか?
安岡さん: 米ぬか独特の風味をどう生かすかが課題でした。材料の比率を調整したり、オープンまでに何回も試作を繰り返しましたね。
また安岡さんは、インタビューの最後に「Ainomi Bakeryを長く続くパン屋にしたい」と語ってくれました。

横浜近郊のゆったりとした風景を楽しみながら、ぜひ足を運んでみてください。また、近くに駐車場があるので、車や自転車で来店することもできます。
オーナーの早苗さんが20年越しにかなえた夢のお店「Ainomi Bakery」。近くを訪れた際は、ぜひ足をのばしてみてください!
Ainomi Bakery店舗情報

所在地:〒221-0045 神奈川県横浜市神奈川区神奈川1-4-1
TEL:070-1251-3723
営業時間:AM7:00〜PM19:00(パンがなくなり次第閉店)
定休日:不定休、木曜日
公式Instagram:https://www.instagram.com/ainomi._.bakery/
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