アート

「FACE展 2021」は絵画の面白さを体感できる新感覚の個性派作品揃い!全83点を堪能してきた!

身の回りのありとあらゆるものが「アート」になる混沌とした時代。展覧会でも、様々なやり方で新しい表現にチャレンジする若手作家が増えています。しかし、そんな中でも、「絵画」の可能性や新しい表現に挑戦し続けている作家も多数います。

そんな「絵画」を中心として表現を続けている若い作家達にとって、一種の登竜門的な公募展となっているのが、SOMPO美術館が開催する「FACE」展です。

シンプルに「FACE展 2021」と名付けられた本展は、通算すると本年度で9回目の開催。今年も、全国から1193名もの応募作品が寄せられました。(過去9年間で、初回に次いで2番目に多かったらしいです!)

この中から、三次の「入選審査」と三次の「賞審査」など厳正な審査プロセスを経てグランプリ、優秀賞、読売新聞社賞、審査員特別賞以下、74名の入選者が決定しました。展覧会では、各受賞作品と入選作品を加えた全83点が展示されています。

展示風景

「FACE展」は、毎年思いがけない面白い作品に出会える展覧会として楽しみにしているのですが、なんと今年の大賞受賞者は、魏嘉(ウェイジャ)さんという台湾からの留学生でした。彼女は、国立台湾芸術大学を卒業後に来日。多摩美術大学での博士前期課程を経て、現在は東京藝術大学にて博士後期課程を学ばれています。

そこで、楽活ではこの独自の世界観を持った魏嘉さんのグランプリ受賞作品「sweet potato」にフォーカスしながら、魏嘉さんに紙上インタビューを実施。彼女の独特な絵画世界について、詳しく掘り下げてみました。

2021年度のグランプリ受賞作品は、魏嘉さんの「sweet potato」

魏嘉「sweet potato」

こちらが、激戦となった「FACE展 2021」で見事グランプリに輝いた魏嘉さんの作品。

最初見たときの印象は、「あれっ、随分とシンプルな作品だな」という感想でした。

とにかく、圧倒的に画面の中の情報量が少ないんですよね。

家の中に親子のような人物が描かれていて、桃やパイナップル、それからバスケットに入った野菜のようなもの、そして家の外には水墨画から飛び出てきたような枯れた雰囲気の樹木も添えられています。良い意味で、子供が無邪気に描いたお絵かき帳の1ページを切り取ってきたような、無邪気さと気のおけない感じが同居しているという感覚でしょうか。

作家の心象風景なのか、作家の記憶の中の象徴的な断片なのか。コロナを象徴するようなステイホーム的なイメージですが、人物の表情を伺っても、特に強い感情は感じられません。どちらかというと、絵全体からは穏やかであっさりとした感触が感じられます。

それでは、早速審査員の講評を見てみましょう。

 グランプリを獲得した魏嘉《sweet potato》は、余白の使い方と色彩のバランスにすぐれていた。わずかな要素だけで、大きな画面を見ごたえのある絵画に変える実力が審査員に強い印象を与えた。しかし、私が感心したのは色彩ではなく、黒とグレー諧調の強弱と描画素材の使い分けによるマティエールの繊細な効果である。パステル、スプレー、エアブラシ、そしてかすかな鉛筆の線描に細やかな神経が通り、まるで水墨画、しかも略筆、減筆のそれを見せられているようだった。右下にある漢字の曲線は、さしずめ自画賛といえるだろう。

審査員コメント(山村仁志さん)

なるほど、たしかに水墨画っぽいところはありますよね。油彩画のようなコッテリした感じは全然ありません。油絵の具を使わずに、パステル、スプレー、エアブラシなど様々なタイプの絵の具を使い分けているところは、チェックポイントかも。

もうひとり、審査員コメントを見てみましょう。

グランプリの魏嘉《Sweet Potato》は、煙突のある家の中にパイナップルや桃、野菜、人物らしき存在が同列に配置され、家と外の境界上に木が位置している不思議な構図の絵画だ。パステル・スプレーとエアブラシによってほぼ線のみで描かれ、白い余白部分とのバランスが絶妙で軽やかさを出している。

審査員コメント(椿 玲子)

やはりここでも、画面の中に残された余白部分が醸し出すある種の軽やかさが評価されている感じでしょうか。

グランプリを受賞した魏嘉《sweet potato》は、家のなかに並べられた食べ物と、お椀のような形に数珠つなぎに書かれた地名から推察するに、遠く離れた地のお土産が届けられたものだろうか。ここではない場所とのコミュニケーションのネットワークが図式的に描かれたこの作品は、このコロナ禍においては、絵画そのもののメタファーとして見えてくる。空間と時間を超えて届けられる、私的で身近なメディアとしての絵画。台湾生まれの作者が、コロナ禍の影響で一時期帰国した生国から出られずにいた時期の経験が元になっているという、受賞後のコメントがあったことも付け加えておきたい。

審査員コメント(藪前知子)

これは鋭い、というか流石プロの眼だな、と感じました。人々のコミュニケーションのあり方を根本的に覆してしまったコロナ禍において、絵画のあり方や意義といったものを、作家本人の心情や経験と絡めながら穏やかに提示している、そんな作品でもあるわけですね。

もちろん、審査員の見立て以外にも、本作に対する様々な見方、楽しみ方があると思います。展示室の一番最初に大きく展示されています。ぜひ、フレッシュな状態で足を留めてじっくりと鑑賞してみてはいかがでしょうか。

さて、そんな中、SOMPO美術館のご厚意で、魏嘉さんへの紙上インタビューを申し込むことができました。インタビューは、楽活側で事前に用意した質問書に対して、魏嘉さんが一問一答形式で回答。インタビューでは、作品だけでなく魏嘉さんのキャリアについても掘り下げてお聞きしています。

魏嘉さんへの紙上インタビュー

魏嘉さん。グランプリ受賞作品と共に

―今回のFACE 2021の応募は何回目ですか。また、応募されたきっかけや理由を教えて下さい。

魏嘉:応募したのは、今回がはじめてです。普段、公募展やコンペにはあまり積極的に出品はしていないのですが、やはり自分の絵をたくさんの人に見てもらいたいと考えていました。「FACE」は受賞者のお知らせなどを目にする機会が多く、私も挑戦してみようと応募を決意しました。数ある公募コンクールの中でも、年齢・所属が不問な点などからオープンな印象があり、誰でも参加できることが魅力のひとつだと思います。

―作品のタイトルや、タイトルに込められた意味、作品のテーマなどを教えて下さい。

魏嘉:「sweet potato(スイートポテト)」は、生まれ育った土地を改めて認識したことがきっかけとなり、制作した作品です。昨年3月頃に一度台湾へ帰国したのですが、新型コロナウィルス感染症の影響で一時日本へ入国することができませんでした。その結果、半年くらい台湾に滞在した時期があったんです。

台湾島の形は、よくサツマイモの形に似ていると言われています。台湾には「蕃薯精神(ばんしょ ※サツマイモの別称)」という言葉があって、それは「堅忍不抜の精神を養う(どんなことがあっても心を動かさず、じっと我慢して堪え忍ぶ精神を養う)」という意味なのですが、そこからきているという説もあります。

私は、サツマイモは台湾の一つのシンボルといっても過言ではないと考えています。今回の作品では、直接画面にサツマイモを描くのではなく、タイトルを「台湾」の代わりに「サツマイモ=sweet potato」と題しました。

ー絵の中に、たくさんの漢字で型どられたネズミのような形がありますね。これにはどんな意味があったのですか?

魏嘉「sweet potato」(部分拡大)

魏嘉:これは、抽象的なお碗や食べ物のイメージに近いです。それぞれの単語は、台湾に滞在していたあいだに家族や友達と一緒に行った市場や美術館、観光地などの「場所」をあらわしました。2020年に台湾にいたという時間を大切にしたいと思い、これらの場所へ足を運んだことを記録するように、テキストグラフィックの形式で配置してイメージを作成しました。突然の台湾長期滞在や、コロナの影響で将来に不安を感じながら、生まれ育った土地を改めて認識した気持ちから今回のような作品になりました。

ー魏嘉さんが、今の作風にたどり着いたのはいつ頃なのでしょうか?

魏嘉:大学での専攻はグラフィックデザイン学科です。今までの作品は、大学で学んだ内容から若干影響を受けていると思います。まだ自分の表現が定まっていないため、これからも制作しながらどんどん発見していきたいですし、自信を持てる手法を確立したいです。

魏嘉「sweet potato」(部分拡大)

ー魏嘉さんは、なぜアーティストになろうと考えたのでしょうか?画家を目指した最初の理由やきっかけを教えて下さい。

魏嘉:まだ自分がアーティストであるという実感はありませんが、これからも絵は描き続けていきたいと思っています。子どもの頃から絵を描いたり、自作の絵本や雑誌など、自分の手で何かを作り出すことが好きでした。

ーなぜ日本の美大で学び、日本で制作をしてみようと思ったのか、理由を教えて下さい。

魏嘉:自分の美意識とテイストが日本から大きな影響を受けたのがひとつの理由です。また、自分が好きなものや趣味が日本由来のものだったため、機会があれば、日本に留学してみたいとずっと考えていました。

ー魏嘉さんの好きなアーティストを教えて下さい。

魏嘉:トム・サックスとナム・ジュン・パイクです。

ー長引くコロナ禍では、制作活動は影響を受けましたか?あるいは、コロナ以前とコロナ以後では、作品制作に対する考え方やアプローチはどのように変わりましたか?

魏嘉:大きな影響を受けてないないと思いますが、コロナ以前は大抵学校のアトリエで作品を制作していたのに対して、コロナ以後は(キャンパスが閉鎖されて)アトリエを使うことが難しくなったので、自宅で制作する機会が多くなりました。自宅だとどうしても制作スペースを取ることができないので、映像やミックスメディアの活用も考えています。

ー将来はどんな作品を作っていきたいか、構想などがあれば教えて下さい。

魏嘉:現在博士課程を研究しているテーマは’’情報を受け取るgap(ギャップ)‘’です。私は聴覚障害者なので、映画やテレビ番組などは、字幕なしだと私にとってはほぼ黙劇です。字幕がないと会話の内容がはっきり聞こえないので、想像と会話の前後関係から内容を類推する事になります。聞き間違えた言葉と、字幕がない映像を観た経験から得た感情をベースに、今後は作品を制作していきたいと考えています。また、日本での個展の経験がないので、いつか開催できたらと思っています。

ー展覧会で絵を見たアートファンの方に、ひとことコメントをいただけますか?

魏嘉:ご来場ありがとうございます、「スイートポテト(SWEET POTATO)」を見て、自由に想像し、気軽に鑑賞してください。

展示作品の中から筆者が選んだベスト5をご紹介!

前半では魏嘉さんのグランプリ受賞作品「sweet potato」を中心に取り上げてきましたが、本展ではそれ以外にも美しい作品、不思議な世界観を持った作品、意外性豊かな作品など、バラエティに富んだ展示を楽しめます。

せっかくなので、ここからは筆者が独断と偏見で選んだベスト5を簡単にご紹介してみたいと思います!

筆者お気に入り作品1:町田帆実「records」

町田帆実「records」

こちらは、優秀賞を受賞した作品ですね。最初見た時、一見とらえどころのない絵だな・・・と思っていたのですが、タイトルを見て、「あっ!」と唸らされました。

そう、この作品のタイトル「record」から、InstagramやFacebookなど、SNS上の写真フォルダの断片を強く連想させられたのです。そういえば、真四角に区分けされたエリアにそれぞれ描かれているイメージも、なにやら食べ物だったり、顔写真みたいなものだったり、花などの植物などに見えてきます。

カンヴァスの最上部、最下部にはそれぞれ見切れたイメージも描かれているので、きっと写真フォルダをざざーっと高速でスワイプしている時の、一瞬のイメージを絵にしたものなのかもしれません。

この作品の面白さは、ギリギリまで大胆に抽象化された色と形で、スマホ上に映し出されたSNS上のイメージを描いているところです。写真フォルダを手繰ると、明るく華やかな色合いで様々な写真が並んでいるのに、それが、いつ、何を目的に撮影したものなのかは、今となってはもう思い出せない。私達のSNSには、こうしたリアルな実感のないおぼろげな過去の記憶だけが、いくつも亡霊のように残っているんですよね。

その時は、きっと「映える」ベストショットを撮ったはずなのに、撮ることに夢中で記憶には全然残らなかった、いわばあいまいな記憶の断片がどんどんスマホの中に積み上がっていくんです。

私たちは、楽しかったはずの思い出を覚えているようで、ちゃんと覚えていない。「映え」を狙って撮った、過去の写真に対する私達の心理的な距離感や心象風景を、極限までデフォルメされたイメージとして表現された、非常に面白い作品だなと思いました。

町田帆実「records」(部分拡大)

しかも、面白いのが、近づいて作品を見てみると、太い線と塗りつぶされたエリア、そして大量の余白がランダムに描かれているようにしか見えず、一体何が表現されているのかさっぱりわからなくなってしまうという点です。

見れば見るほど不思議な魅力を持った作品。初見の印象よりも、ずっと綿密な計算と高度な技術が必要なのだろうな、と作家の力量に感服しました。

筆者お気に入り作品2:原真吾「デリバリさん」

原真吾「デリバリさん」

こちらは、テーブルクロスの上に置かれたクリスタルのように七色に光る巨大なハンバーガーの回りを、ぐるぐると楽しそうに自転車に乗ってはしゃぐ子どもたちを描いた作品。

一瞬、何のメタファーなんだろう?!と考え込んでしまいましたが、タイトルを見てすぐに納得。ランドセルを背負った子どもたちは、コロナ禍での新しい生活風景で定着した「Uber Eats」の配達員に仮託されて描かれているのですね。そういえば、大半の飲食店が大きく売上を落としたこのコロナ禍において、マクドナルドは増収増益だったそうです。最近では、マクドナルドの店先にUber Eatsの配達員が何人も待機している場面も日常風景のようになりました。

原真吾「デリバリさん」(部分拡大)

自転車に乗る子供をよーく見ると、ちゃんとマスクをしています。ランドセルからは、なにか湯気のようなものが出ていますね。そう、中には教科書じゃなくて、あつあつのハンバーガーとポテトが入っているのでしょう。

そして、ランドセルには交通安全マークが書かれていますよね。時に、自転車レースのように猛スピードで車道を駆け抜けていくUber Eatsの配達員をちらりと揶揄するような、ウィットの利いた表現です。

原真吾「デリバリさん(部分拡大)

ジャンクフードの代名詞であり、大量消費社会の象徴的な存在であるハンバーガーが、この非常事態においてさらに支持を伸ばし、存在感を増しているのは本当に興味深い現象です。ただでさえ運動不足で不健康になりがちな自粛生活下で、他にもたくさんの選択肢があるにもかかわらず、人々は栄養価が低く、体に決して良いとは言えないファーストフードに群がったのですね。

そういえば、ハンバーガーの回りをぐるぐる回る自転車の子どもたちは、なんとなくイスラム教徒の聖地メッカでの大巡礼を連想させます。そういう意味で、マクドナルドのハンバーガーは、現代人にとって一種の特別なアイコンみたいになっているのかもしれませんね。

世相を鋭い観察眼で切り取りつつ、シニカルなユーモアに溢れた面白い作品でした。

筆者お気に入り作品3:伊吹拓「Lap Time」

伊吹拓「Lap Time」

コロナ禍が長引いてから、自宅の書斎を快適な個人オフィスにするため、欧米ではアート作品の注文なども結構増えてきているという話を聞きました。

僕もフリーライターの端くれですので、今回の裏テーマとして「もし今、自分専用の仕事部屋があったとしたら、展示されている全83点の中から、どれを購入してみたいかな」という観点で作品を見ていました。

そこで、これだ!と思ったのが本作。

オフィスに作品を掛けるとき、ビジネスパーソンに意外と選ばれやすいのが、こういった色のグラデーションが美しい抽象画なんですよね。具象画と違って、変に思考を邪魔してこないので、仕事で煮詰まった時に何気なくボーッと眺めるのに好適ですし、何かアイデアがほしい時に、抽象的なイメージが自分の潜在意識を解き放ってくれるような感覚も得られるのだそうです。(あと、それになんとなくカッコいいし!)

本作は、様々な技法でカンヴァスに乗せられたカラフルな色彩や、多彩な引き出しが楽しめる筆触、そして独特なスピード感のあるリズムなどが気に入りました。「Lap Time」という、時間の経過を意識させるようなタイトルも、にいい感じでマッチしています。

筆者お気に入り作品4:中村あや子「宇佐儀洛中図」

中村あや子「宇佐儀洛中図」

本展でダントツに可愛くて、しかも恐ろしいほどの描き込みが印象に残ったのがこの作品。

江戸時代の華やぐ街の風景を俯瞰して描いた「洛中洛外図屏風」へのオマージュとして、登場人物がすべて「うさぎ」と動物たち(一部には物の怪っぽいものも・・・)に置き換わり、藍色・朱色の2色だけで描かれている楽しい作品です。

中村あや子「宇佐儀洛中図」(それぞれ部分拡大)

こうして拡大していろいろな部分を見るとわかりますが、画面全体から目に飛び込んでくる情報量に圧倒されます。

どこを見ても楽しい。

歌舞伎座や吉原っぽい色街、大店が並ぶ商店街、屋形船が浮かぶ川べり、街中で賑わうお祭り、得体の知れないゆるカワなキャラクター達など、江戸時代の生活風俗に、現代のアニメ文化やサブカル文化を絶妙な配合でブレンドさせた作品でした。

非常に力の入った緻密で楽しい作品でした。

筆者お気に入り作品5:川植隆一郎「天空派」

川植隆一郎「天空派」

画面いっぱいに、半獣半人のような得体のしれないイメージが高密度で描かれた作品。ちょうどピカソの「ゲルニカ」のように、キュビスム的に造形が崩れ、今にも溶け出してしまいそうなキャラクターたちが、互いに入り組んで繋がり合いながら、混沌とした画面を形成しています。

それぞれの物体に陰影はつけられてはいるものの、色数の少なさも手伝って、非常に平面的なイメージもありますね。どことなくポップな雰囲気からはグラフィティアートに近い感覚もあります。

川植隆一郎「天空派」(それぞれ部分拡大)

拡大してみましょう。うーん。まじまじと見ると、結構気持ち悪いのですが、不思議と目を反らせない面白さがあるんですよね。一体、どうしたらこんなクリーチャーたちが融合したカオスな画面を描けるのでしょうか。

ちょうど、Instagram上では、別の作品ですが、川植さんの絵画制作シーンを早回しして録画したメイキングビデオもアップされていました。下絵もないのに、作品が下から少しずつ完成していく様子は本当に不思議です。

写真撮影もOK!お気に入りの作家をじっくり探してみて下さい!

午後4時頃に入館したのですが、1作品ずつじっくり見ていたら、あっという間に2時間が経過。美術館を出たときには外はもう真っ暗になっていました。これまで、FACE展は2017年から5回見ていますが、今回が一番見ごたえがあったと思います。

そうそう、会期中、観覧者投票による「オーディエンス賞」の選出も行われます。オーディエンス賞の選出結果を見て、自分のお気に入りに選んだ作品と見比べてみるのも面白いかも知れませんね。

会期は3月7日まで。若手作家の瑞々しい感性を感じるのもよし、まだ見ぬ将来の巨匠を発掘するのもよし、様々な楽しみ方ができる展覧会です。会場は写真撮影OK。お気に入りの作品をじっくりと見つけてみてくださいね。

展覧会基本情報

展覧会名:「FACE展 2021」
会期:2021年2月13日(土)~3月7日(日)
会場:SOMPO美術館
URL:https://www.sompo-museum.org/exhibitions/2020/face2021/

かるび

かるび

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メーカー、IT企業で勤務後、41歳にして1年間のサバティカル休暇へ突入。現在は、ブロガー&Webライターとしてアートや映画について主催ブログ「あいむあらいぶ」(http://blog.imalive7799.com/)にて日々見聞きした出来事を書き綴っています。

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