アート

『FINAL FANTASYと天野喜孝の世界展』開幕!幻想的なゲームの原画世界へ

「ファイナルファンタジー」なんて聞いたこともない。という方っているのでしょうか? どのバージョンかはそれぞれあると思いますが、ほとんどの方がどこかで見聞きしたか、多くはちょっとでもプレイしたことがあるのではないでしょうか?

いわゆる国民的、いや世界的大人気RPG(ロールプレイングゲーム)であるファイナルファンタジー(FF)シリーズのキャラクターデザインなどを手がけたのが画家・イラストレータの天野喜孝さん。FFシリーズをはじめ最新の未発表作品まで、天野さんの原画作品を集めた展覧会『FINAL FANTASYと天野喜孝の世界展』が2018年8月10日(金)に池袋サンシャインシティ文化会館3F展示ホールCにおいて開幕しました。会期は9月2日まで。

FINAL FANTASYの世界を原画と立体作品で表現

展示の冒頭からファイナルファンタジーシリーズの原画がずらり。右:《FINAL FANTASY パッケージイラスト》(1987年 442☓363mm アクリル、紙)。左:《FINAL FANTASY パッケージイラスト2》(1987年 502☓346mm アクリル、紙)

展覧会の冒頭から、FFシリーズ各バージョンの原画複数点が展示され、モンスター、キャラクター、風景/旅、バトルといったさまざまなテーマ別に多種多彩な原画が展示されており、その膨大な量に圧倒されます。それもそのはずで、本展のFFシリーズ原画の出展作品数は過去最多となる約150点にも及びます。FFシリーズは1987年に誕生し昨年2017年に30周年を迎えましたが、天野さんはそのシリーズ1作目(FFⅠ)からイメージイラスト制作で参加。ドット絵のRPGに壮大な世界観を創り出しました。

原画とフィギュアをセットにした立体的な展示。

原画に描かれたキャラクターのコスチュームを再現した展示も。《FINAL FANTASY XⅢ ライトニング》(570☓755mm アクリル、紙)。

ファンタジー・コリドー。原画をモチーフに動画で見せるインスタレーション(部分)。

アニメからファイアアートまで。幅広い天野喜孝の世界

FFシリーズの他には、50年以上の天野さんの画業においてもっとも最初期といえるタツノコプロ時代に手がけた「昆虫物語 みなしごハッチ」(1970年〜71年放送)や「科学忍者隊ガッチャマン」(1972年〜74年放送)、「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」(1977年〜79年放送)などのキャラクター原画などの貴重な作品も展示。

懐かしのアニメキャラクターも原画でみると新鮮に感じる。右:《ヤッターマン》(472☓623mm アクリル、紙)、左:《ドロンジョ》(383☓503mm アクリル、紙)

さらに1990年代後半から手がけているファインアートの大型作品まで含めると実に約200点もの天野作品が一堂に揃った本展は、ゲームファン、アニメファンのみならず、キャラクターデザインからアートに至るまで幅広い層の方々に、天野喜孝の作品世界が堪能できるまたとない機会となりそうです。

90年代後半から天野さんが手がけているファインアートの作品も多数展示されている。《Candy Girl》シリーズ。

未発表作品も本展で初お目見え。

インタビューに答える天野喜孝さん。

【展覧会情報】
FINAL FANTASY と天野喜孝の世界展
会期:2018年8月10日(金)〜9月2日(日)※会期中無休
開館時間:11:00~18:00 ※入場は閉館の30分前まで
会場:池袋サンシャインシティ 文化会館ビル3F展示ホールC
公式ホームページ:http://amano-exhibition.jp/

チバ ヒデトシ

チバ ヒデトシ

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アート、デザイン、エンタテイメントとテクノロジーに関連したクリエイティビティについて横断的に取材、執筆活動を行っているフリーランス・ジャーナリスト。メディアやアプリの企画を手がけ、ファシリテーションなども行う。また、さまざまな美術館に足を運び、今後の美術館のあるべき姿を考える美術館研究家としても活動。週4日の美術館、ギャラリー通いは当たり前。デジタルハリウッド大学大学院客員教授(2011〜2016)。元書店員(西武百貨店、リブロ)。仙台出身。

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