この秋、日本美術ファン必見の充実した展示が楽しめる、福田美術館と嵯峨嵐山文華館による共同開催の展覧会「木島櫻谷 ~究めて魅せた『おうこくさん』」。展示はもちろん、紅葉と初冬のライトアップシーズンを迎えた嵐山を満喫できるイベント企画も用意されています。
そこで、今回は、この秋開催中の木島櫻谷展で開催が予定されている3つの注目イベントをご紹介します。
注目イベント1:水墨ライブペインティング

木島櫻谷展の期間中、福田美術館のパノラマギャラリーでは、南宗画士・岡原大崋氏の作品を展示中です。
岡原さんは現代の天才水墨画家の1人として名高く、NHKドラマ「ライジング若冲」では伊藤若冲や円山応挙らの作画について指導するなど、自由自在な筆さばきで水墨画を描く名手です。

そんな岡原さんが、福田美術館のギャラリー内にて、木島櫻谷の筆致を模して描く水墨画の実演を行います。ライブペインティングならではの独特の緊張感や期待感を感じながら、時代を超えた櫻谷作品とのコラボを楽しめそう。何よりも、現役最高峰の水墨画家の運筆を観られるのは非常にレアだと思います!
○日 時 11月20日(土)
〈1回目〉11:30~〈2回目〉13:30~
○場 所 福田美術館パノラマギャラリー(入館料のみで観覧可能)
注目イベント2:秋の水墨画体験講座
岡原さんはライブペインティングに登場するだけでなく、水墨画講座も実施。
こちらは、場所を変えて渡月橋を望む嵯峨嵐山文華館の2Fが受講会場となります。紅葉を愛でながら、気軽に水墨画デビューを体験してみるチャンス。岡原さんから直接指導が受けられる機会もまた、非常に貴重だと思います!

○日 時 11月21日(日) 10:30~(募集終了)
○受講料 1人/入館料+¥1,000(友の会会員は入館無料)
○お申込 メール、FAX、嵯峨嵐山文華館受付
○場 所 嵯峨嵐山文華館2F
※本イベントは好評につき募集終了となりました。(11/5追記)
注目イベント3:限定25名!貸切ナイトミュージアム

京都随所で行灯の設置やライトアップが行われ、生け花も楽しめる「花灯路(はなとうろ)」の時期、嵐山の夜が幻想的な色に染まります。そこで、福田美術館・嵯峨嵐山文華館では、1日限りのプレミアムな「ナイトミュージアム」を実施します。
本イベントでは、まずシャンパンを片手に、木島櫻谷作品の見どころ解説を拝聴。
その後美しくライトアップされた嵐山の夜景と共に、福田美術館・嵯峨嵐山文華館を貸切で巡って堪能できるという、一夜限りの非常に贅沢な時間が楽しめます。(※密を避けるため参加人数は25名までとなっています)
○日 時 12月11日(土) 17:20~20:00 (17:10より受付開始)
○参加費 1人/¥7,000(税込)モエ・エ・シャンドンのベビーシャンパン1本付
申込方法は、以下のいずれかとなっています。先着限定25名なので、お早めに申し込んでおくのが良いと思います!
①福田美術館オンラインチケット販売サイトから申し込み(先着25名)
→クレジットカードによる事前決済となっております。当日オンラインチケットのQRコードをスマホでお見せいただくか、紙に印刷したものをお持ちください。紛失された場合入場できないことがあります。ご注意ください。
②美術館の受付にて申し込み
→現金・クレジットカードがご利用いただけます。受付スタッフに直接お申し出ください。
③FAXで申し込み
→美術館が指定する銀行口座に参加費を事前振込。氏名・参加人数・ご住所・連絡のつく電話番号・メールアドレス(あれば)を記載の上、075-863-0607まで送付して、折り返しメールに記載された振込先に振込処理を行います。
④当日、空席があれば若干名受付予定
この時期しか味わえない、極上の京都体験ができる好企画。お見逃しなく!

秋といえば京都。そんな国内屈指の観光地の中でも、特に人気の高い景勝地・嵐山を一望できるという、奇跡的な高ロケーションを楽しめるのが福田美術館です。
そんな福田美術館で、お酒をいただきながら珠玉の日本美術作品を観られたり、水墨画の真髄を目の当たりにできるスペシャルイベントが用意されているなんて、非常に贅沢ですよね。もし時期があえば、ぜひ秋の京都観光とセットで、美術館でのプレミアムな体験を思う存分味わってみてくださいね。
参考情報:企画展『木島櫻谷 ~究めて魅せた「おうこくさん」』
会期:2021年10月23日(土)~ 2022年1月10日(月・祝)
前期:10/23~11/29 後期:12/1~2022/1/10
10:00~17:00(最終入館16:30)
休館:毎週火曜日・11/23は開館、11/24は休館・年末年始(12/30~1/1)
会場:福田美術館(〒616-8385 京都市右京区嵯峨天竜寺芒ノ馬場町3-16)
https://fukuda-art-museum.jp
嵯峨嵐山文華館 (〒616-8385 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11)
http://www.samac.jp
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