旅・グルメ

おうちで京都観光気分を味わえる?!京都市のふるさと納税が凄い!

長引くコロナの影響で旅行に行きづらい昨今、動画配信やお取り寄せグルメなど、自宅にいて観光気分を味わえるコンテンツを楽しんでいる人は多いのではないかと思います。

実際、僕も毎年欠かさず通っていた早春の伊豆半島の名物「河津桜まつり」が2021年度は中止になってしまったので、代わりに伊豆半島名産の「ぐり茶」を、楽天で大量にオーダーしてしまいました。しばらくは春の香りが感じられる緑茶を頂きながら自宅で楽しく過ごそうと思います。

でも、せっかくお取り寄せグルメを楽しむなら、なにかお得な割引が受けられたり、ものやサービスを消費することで社会貢献につながる実感が得られればもっと嬉しいですよね。

そう思って、お取り寄せグルメについて詳しくリサーチしていたら、いいことを思いつきました。

それが「ふるさと納税」の返礼品で、お取り寄せグルメを楽しんでしまおう!というアイデアです。

調べてみたら日本No.1の観光地・京都市が「ふるさと納税」を強化するために、返礼品の充実とそのためのPR動画を多数アップしていました。

これが凄く面白いんです。

Youtube動画をまず見て観光気分を味わった上、気に入ったらそのお店のアートやグルメを「ふるさと納税」の返礼品として味わうことができるんです。これは凄い!ということで、今回はこの京都市の「ふるさと納税」について詳しく触れてみたいと思います!

京都市の「ふるさと納税」での新しい取り組み「京プレ」とは

京都市には、やきもの、漆工芸、染織、日本美術といった、ありとあらゆる伝統産業が息づいています。そして、和菓子や京料理、日本酒といった食文化も非常にハイレベル。最近ではクラフトビールやチョコレートといった流行の最先端でも、京都市の存在感が高まってきています。

京都市では、これまでもこうした地元の産品を「ふるさと納税」の返礼品に組み込むことで、京都の食文化や伝統産業のPRに取り組んできました。

そんな中、2020年度から「ふるさと納税」強化のために新たにスタートさせた企画が、「京プレ」という新たな情報発信の取り組みです。

「京プレ」とは、返礼品を提供する事業者自らが先頭に立ってプロモーション動画に出演し、Youtube上でわかりやすく、かつ熱いメッセージをプレゼンテーションするという企画です。2020年12月2日(水)から、京都市の動画を集約したKYOTO TV」、京都市公式YouTubeにて順次公開がはじまりました。

試しに見てみましたが、これが凄くカジュアルで面白い!

動画内では彼らの仕事にかける想いや、お店についての興味深いエピソードなどが満載。普段テレビ慣れしていない職人さんたちが、ちょっと恥ずかしさも入り混じりつつ、でも商品を一生懸命プレゼンしてくれる姿にはなんだか萌えます。京都の「人」や「もの」をリアルに味わえる、コンパクトで楽しいドキュメンタリーでした。

そして動画を見終わり、気になったら「ふるさと納税」のポータルサイトへと飛ぶことができるような仕掛けまで用意されていました。気になったらすぐにポチッとオーダーできるのは嬉しいですよね。

ふるさと納税のポータルサイト「ふるさとチョイス」京都市特集ページ
https://www.furusato-tax.jp/city/info/26100

しかし、少し疑問に思ったのは、近年ますます人気化して、世界中から観光客が訪れる京都市が、なぜそれほどふるさと納税に力を入れる必要があるのか、ということです。もしコロナさえなければ、今頃世界中からお客さんが押しかけ、税収もたっぷり確保できていそうに思ったのですが・・・。

なぜ今、京都市は「ふるさと納税」の取り組みを強化しようとしているのか?

実は、京都市はこれまでも「ふるさと納税」自体はそれなりに力を入れて実施していました。昨年(令和元年度)は過去最高の約2.6億円の寄付を得られたそうです。

しかし!「ふるさと納税」を頑張っている自治体は京都市だけではありません。

全国では様々な市区町村が、魅力的な返礼品を用意しています。当然、京都市民の中には他の自治体に寄付したい・・・と思う人も多くなるでしょう。そうするとその分、京都市の税収が減少するわけですね。

実際、京都市での差し引きの収支は年々悪化。他の市区町村への流出額が寄付額を大きく上回り、令和2年6月時点では、約40.6億円と厳しい減収になっているのです。

この状況をどうにかせねば・・・!ということで、より多くの寄付額獲得を目指して京都市は相次いで対策を強化。その対策の一つが、今回ご紹介する「京プレ」の取り組みだったというわけなんです。

いや、それにしても「ふるさと納税」の獲得合戦は熾烈を極めているのですね・・・。こんなに優良なコンテンツが揃っている京都市でさえ苦戦するなんて。各市区町村のアピール合戦の激しさを物語っているようです。

京都市一推しのふるさと納税返礼品はこれだ!

では、ここからは、これまで発表された「京プレ」の中から、特に面白かった5つの動画を選んでご紹介していきたいと思います。「ふるさと納税」への興味の有無はともかく、動画自体が非常に面白く仕上がっているので、誰が見ても楽しめるコンテンツになっていると思います。ぜひ、覗いてみて下さい!

オススメ1:京都発のクラフトチョコレート専門店「Dari K」

今、全国的にクラフトチョコレートが大人気ですよね。そのパイオニアブランドの一つが京都市の「Dari K」です。

動画では、代表・吉野慶一さんが出演。定番の人気商品「プレミアム・チョコレート」とともに、吉野さんの珍しい経歴が紹介されています。吉野さんは、元大手証券会社勤務。前職の時たまたまカフェで見た世界地図をきっかけにカカオにはまってしまったそうです。凄いエピソードですよね。

また、動画後半では、SDGsを強く意識したインドネシアのカカオ農園との協業について触れられていました。非常によく考えられたビジネスの仕組みも秀逸。さすがはSDGs先進都市・京都市の企業だと思いました。

食べれば食べるほど社会貢献にもなるという同社のクラフトチョコレートは、まさに「ふるさと納税」の返礼品としてぴったりですね。市販品とは違う、大人な味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか?

Dari Kプレミアム・チョコレート2種食べ比べセット
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/26100/4908694
Dari Kプレミアム・チョコレート(ダーク)10枚入×3箱セット
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/26100/5009813

オススメ2:外国人職人が手掛けるクラフトビール!「京都醸造」

続いては、学生時代に京都を訪れたことがきっかけで、京都の食文化にハマってしまった外国人が起業したクラフトビールのブルワリーが登場。動画内では、故国イギリスを離れ、はるばる京都へ来て外国人の仲間2人と「京都醸造」を立ち上げたベンジャミン・ファルクさんが流暢な日本語で熱く語り下ろします。

ファルクさんによると、「京都醸造」のクラフトビールの特徴は、ベルギーの酵母にアメリカのモダンな感覚をマリアージュさせた個性的な味わいです。どんな味なのか飲んでみたい!

なお、外国人の店主らしく、商品名はさぞオシャレな横文字系なのだろうなと思ったら、「一期一会」「黒潮の如く」「一意専心」・・・と、まるで日本酒か焼酎のブランド名のようです。渋い!

返礼品として指定されている飲み比べセットで、まずは京都発のクラフトビールを気軽に試してみてはいかがでしょうか?!

▼京都発のクラフトビール!3種飲み比べ6本セット〈京都醸造〉
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/26100/4858324

オススメ3:老舗の15代目はマンションで日本酒造り?!「松井酒造」

ビールに続いては非常にユニークな日本酒の蔵元をご紹介。

この動画では、280年の歴史を持つ清酒酒造「松井酒造」の15代目 松井治右衛門さんが登場。主力となる「純米大吟醸酒と純米酒 五紋神蔵 KAGURA」がメインで紹介されています。

びっくりしたのは、「松井酒造」の醸造所が開かれた場所です。なんとマンションの中に酒蔵があるのですね。「他にはない酒造りをやってみたい」と意気込む松井さんならではの発想なのでしょうか。

しかし、マンションの中はハイテク設備でいっぱいでした。動画内では、杜氏でもある松井さんがマンション酒蔵の中を案内してくれています。

電力の約60%は太陽光発電で補い、サーマルタンクではコンマ何度、という精度で徹底した温度管理を行うなど、非常に革新的な造り方が実践されていたのです。(スマート酒蔵というらしい)

そして、杜氏に負けず劣らず個性的な存在として注目したいのが、蔵人としてこちらで修行中の、ニューヨークのスイス銀行でバリバリエリートキャリアを歩んでいたという元銀行員のジョージさん。京都の日本酒には独特の魅力があるのでしょうね!(ちなみに、ジョージさんのFBはこちら:https://www.facebook.com/jorge.navarrete.10297

▼五紋神蔵KAGURA 飲み比べセット<松井酒造>
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/26100/4929548
▼五紋神蔵KAGURA 純米酒 無濾過生原酒(ルリ)<松井酒造>
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/26100/4929556

オススメ4:やり手の名物若女将が凄い!老舗和菓子屋「亀屋良長」

続いては1803年創業、江戸時代から続く老舗和菓子屋「亀屋良長」の若女将・吉村由依子さん。すでにネット上でも吉村さんを特集したいくつもの取材記事(これとかこれ)がアップされていますし、テレビ番組でも取り上げられるなど、吉村さんは今や押しも押されぬ同店の看板的存在なんです。

吉村さんの凄いところは、既存の固定概念にこだわらず、消費者目線で独自のアイデアを次々と同社の商品へと反映させ、ヒット商品を連発している点です。

たとえば、こちらの「おみくじしるこ宝入船」では、地味な印象がたたり、味は良いのにあまり売れ行きが良くなかった商品に、おみくじをつけて売り出したとたんに売上爆発。アイデア一つで商品を再生させてしまいました。

こちらは、薄くスライスした「スライスようかん」。なぜスライスした状態のようかんを売っているの・・・?と一瞬頭の中が???となりましたが、パッケージを見てすぐに腑に落ちました。

そう、これはなにか別の食材・・・特に食パンに載せて楽しむため、スライスチーズのように最初から薄く切ってくれているのですね。まさにようかんに対する固定概念を崩すアイデア商品。これだと切る手間も省けるし、何より手がベタベタと汚れないのも嬉しい。

ちなみに、本商品の最もポピュラーな賞味方法としては、パッケージ写真にもある通り、バターなどと一緒に食パンなどに載せて、オーブントースターで「あんこトースト」を作って楽しむのだそうです。凄い。

こうした非常に独創的な亀屋良長の和菓子を、自宅にいながら気楽に試せるのは嬉しいところ。形はユニークですが、江戸時代以来、約200年続く伝統の味を頑固職人が守り続けてくれているので味の方は保証済み。ぜひ返礼品として検討してみたい逸品です。

▼京菓子司 亀屋良長 スライスようかん4袋
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/26100/4920807
▼京菓子司 亀屋良長 詰合せ(烏羽玉・あづき餅・スライスようかん・一陽来福)
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/26100/4920813

オススメ4:レジェンド級の螺鈿マイスターが手掛ける!「嵯峩螺鈿・野村」

最後にご紹介するのが、創業100年にも及ぶ、京都で唯一の螺鈿専門店「嵯峩螺鈿・野村」です。

螺鈿とは、うるしを使った漆工芸作品に欠かせない技法の一つ。発光する貝の貝殻を極薄にカットして、その貝殻を丹念に漆に貼り付けていきます。

動画を見て頂くとわかりますが、螺鈿細工は、一つ一つのピースを貼り付ける工程、そして貼り付けた後、一旦漆で全体を塗り固め、漆が乾いたら今度は研ぎ出していくなど、緻密かつ非常に手間のかかる細かい作業を経て出来上がる伝統工芸なんです。

最近、工芸の世界では「超絶技巧」という言葉が流行していますが、まさに野村さんの仕事こそ超絶技巧そのもの。京都で代々螺鈿技術を守り継ぐだけでなく、アクセサリづくりに挑戦したり、SNSで螺鈿の美しさをアピールするなど、家族みんなで新しい取り組みに挑戦しているのも凄いですよね。

動画を見て、応援してみたくなった方は、ぜひこれを機会に返礼品で野村さんの螺鈿細工を手に入れてみてはいかがでしょうか?熱や光にも強い漆芸作品は、取扱もそれほど難しくないのでおすすめです!

▼【伝統工芸を応援!】螺鈿紅葉 漆塗り中棗〈嵯峩螺鈿・野村〉
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/26100/4929551
▼【伝統工芸を応援!】螺鈿ジュエリー[ピアス]〈嵯峩螺鈿・野村〉
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/26100/4929549

まだまだ他にも京都を満喫できる返礼品が揃っています!

引用:https://www.furusato-tax.jp/city/product/26100

いかがでしたでしょうか?今回は「京プレ」で特集されている5組の事業者をご紹介してみましたが、それ以外にも京都肉や京都市産のはちみつ、市内の有名料亭の食事券、京漬物や京都コスメなど、バラエティに富んだ返礼品が用意されていました。(しかも随時追加されていっている様子!)

https://www.furusato-tax.jp/city/product/26100

このコロナ禍の中、ぜひこうした「ふるさと納税」を活用することで、届いた返礼品で京都をたっぷり味わってみるのはいかがでしょうか?

仕組みも非常に簡単ですので、上手く活用すれば相当にお得な「ふるさと納税」制度について、これを機会にはじめの半歩を踏み出してみるのもいいかもしれませんね。

関連情報:京都市 ふるさと納税について

京プレは、以下のサイトで閲覧することができます。

★「KYOTO TV」
https://tv-city-kyoto.com/
★京都市公式YouTube
https://www.youtube.com/user/CityOfKyoto

ふるさと納税寄付金の返礼品についての詳細は、以下のサイトからご確認下さい。
https://www.furusato-tax.jp/city/product/26100
寄付申込手続きや、納付された税金の使用用途についての詳細は以下のサイトを参照してください。
https://www.city.kyoto.lg.jp/gyozai/page/0000186773.html


かるび

かるび

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メーカー、IT企業で勤務後、41歳にして1年間のサバティカル休暇へ突入。現在は、ブロガー&Webライターとしてアートや映画について主催ブログ「あいむあらいぶ」(http://blog.imalive7799.com/)にて日々見聞きした出来事を書き綴っています。

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