アート

【趣味れーしょん美術館】#003:ミラクル エッシャー展はクルクルミラクル☆:上野の森美術館

俺は奇想の版画家MCエッシャー、
a.k.a.マウリッツ・コルネリス・エッシャー、
レペゼン・イスラエルのだまし絵トリックスター、
上野の森でクルクルミラクル生誕120イヤー!

いぇあ。(フレミングの左手の法則を突き出して)

※編集部注:a.k.a=also known asの略。「またの名を」「別名」といった意味。

マウリッツ・コルネリス・エッシャー「ベルヴェデーレ(物見の塔)」(1958年)

はい、こんにちは。電車に乗って1.5時間、目的地に着いてから財布を忘れたことに気づく明菜a.k.a.平成のサザエです。今日は人生で初めてライムを読んでみました。みんなが笑って、お日さまも笑ってくれることを願います。それはそうと、問題はエッシャー展です。もう一度言いますけど、上野の森美術館でエッシャー展が始まりました。だまし絵の人ね。

はい、見たことあるー!前なの?後ろなの?えっ、接続おかしくない??でお馴染みのアーティストです。世界最大級のエッシャーコレクションを誇るイスラエル博物館から、たくさんの作品が来日してるYO!(今回の記事は要所でヒップホップにかぶれます)幼稚園児の頃に図書館でよく借りてたトリックアートの本に載ってたなぁ。芸術作品だと理解するよりずっと前に、だまし絵として出会っていました。どうやったら三次元でエッシャーの世界を実現できるのか?って考えてました。暗い園児でした。

マウリッツ・コルネリス・エッシャー「相対性」(1953年)

当たり前だけど、三次元では起こりえない世界です。でも園児にはそんなこと分からないから、エッシャーワールドを具現化すべく、工作の時間に階段を組み合わせまくってました。加えて、きりん組のおともだちにエッシャーの凄さを語ってました。あんまり響いてなかったようですが。プレゼン能力が足りませんでしたね。

いぇあ。(フレミングの右手の法則を突き出して)

日本ではマジシャン的なイメージのあるエッシャー。実は科学者の方が近いんです。本展では「知らなかったエッシャー作品」の方がたくさん展示されています。

マウリッツ・コルネリス・エッシャー「描く手」(1948年)

1枚の紙から立体を取り出したり。

マウリッツ・コルネリス・エッシャー「写像球体を持つ手(球面鏡の自画像)」(1935年)

球体の鏡に自分が映った姿を描いては、自分が映らない鏡が存在しないことを嘆いたり。

マウリッツ・コルネリス・エッシャー「昼と夜」(1938年)

正方形が別の形に変わりながら平面を埋め尽くしたり。

私は幼稚園の頃からエッシャーを「トリックアートの人」としか見ていなかったので、こういう作品があること自体に驚き。どの作品からも理路整然とした几帳面さが感じられるんですよね。発想の面白さだけでは成立しない、筋が通った視覚マジックなんです。版画家じゃなかったら数学者になってたんだろうなー。

いぇあ。(話題を変える)

内覧会では本展関係者の皆さんが揃い踏みしてました。

左から、ロニット・ソレックさん(イスラエル博物館 版画・素描部門学芸員)、シヴァン・エラン=レヴィアンさん(イスラエル博物館 巡回展主任)、熊澤弘さん(東京藝術大学美術館 准教授、本展監修者)、野老朝雄さん(アーティスト、サポーター代表)

彼の作品は言葉や文化の壁なんて軽々と超えてきて、人間の常識を試します。だけど、解説パネルを読んでエッシャーの人生を踏まえて作品を見てみると、1枚1枚の作品に対してなぜこのテーマを選んだのかが見えてきます。本展では、「だまし絵」の色眼鏡を外してエッシャーを1人の人間として見ることができました。明菜氏は「エッシャーは芸術というより設計」との名言を残していますが、皆さんの目にエッシャーはどう映りますか?

ちなみに4名が並んだ良い写真が撮れたのは、会場に早く着きすぎて最前列を陣取ってしまったからです。音声ガイドを担当されたバカリズムさんが大好きなので、来てくれてたら凄い近さだったな・・・と2秒は妄想しました。暴走してお縄になる映像が思い浮かび、来なくて本当に良かったと思っています。

いぇあ。(便利)

最後に目玉作品を紹介したいんですけど、長すぎて写真に収まりませんでした。

マウリッツ・コルネリス・エッシャー「メタモルフォーゼII」(1939-40年)

4メートルの長さなんですって!これは1枚の写真では収まりませんな。形を様々に変えながら物語が進んでいって、最後は最初と同じモチーフに収まるんです。無限ループです。輪廻の考え方も入ってるのかもしれないですね。あまりにも自然に形が変わっていくので、アニメーションを見ているようです。

とにかく1枚の写真では紹介しきれないので、会場で見てみてくださいね。また、図録にも蛇腹式で折り畳まれて載っています。ページごとに切れる仕様じゃなくて良かった!

「メタモルフォーゼII」の展示風景はこんな感じ

謎の囲い!!
まあいいや、メタモルフォーゼに倣ってこの記事も冒頭のラップに繋がる形でバチっと締めようかな。それじゃあ始めるよ、オーケー?

YO! エ(編集部により強制終了)

【展覧会情報】
『生誕120年 イスラエル博物館所蔵 ミラクル エッシャー展 奇想版画家の謎を解く8つの鍵』

[東京展]
会期:2018年6月6日(水)~7月29日(日)※会期中無休
会場:上野の森美術館(東京都台東区上野公園1-2)
開館時間:10:00~17:00(金・土曜日は20:00まで)
※入館は閉館の30分前まで

[大阪展]
会期:2018年11月16日(金)~2019年1月14日(月・祝)
会場:あべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43あべのハルカス16階)
開館時間:火~金/10時-20時、月土日祝/10時-18時
※入館は閉館30分前まで
休館日:各月曜日と1月1日(ただし12月24日、1月14日の祝休日は開館)

展覧会公式HP:http://www.escher.jp/
福岡展、愛媛展の情報は展覧会公式HPで随時発表予定。

明菜

明菜

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「芸術鑑賞はエンタメ!」
を伝えるため、勢いと慣性に任せた自由ブログ「アートの定理」を運営中。展覧会の感想、作品の考察、ミュージアム私小説など、1人井戸端会議を綴る普通のブロガーです。[楽活]では美術館へのハードルを下げ、テンションの上がる記事を書いています。アートのある楽しい生活へのお手伝いを、させてください。

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