ミュージアムはお花見の穴場!? 美術館・博物館のお花見イベント3選 | [楽活]rakukatsu - 日々楽シイ生活ヲ

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ミュージアムはお花見の穴場!? 美術館・博物館のお花見イベント3選

いよいよ桜も開花し、今年もお花見シーズンが間近です。今年のお花見はどこへ行こうかな? なんて考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか? 同時に頭を悩ませるのが、有名なお花見の名所に行っても、最近はどこも人だらけ。ゆっくり楽しむというより、お祭り騒ぎで、さっぱり花を楽しめないことです。

ところが意外なことに、東京都心においても、ゆったりとお花見を楽しめる、とっておきの穴場があるんです。それが、今回、ご紹介する3つの美術館・博物館です。

それぞれ、上野・竹橋・白金と都心の繁華街からほど近い位置にありながら、一歩敷地内に入ってしまえば、静かにお花見が楽しめます。平日であれば、驚くほどの静寂に包まれることもあります。さすが歴史と格式ある美術館・博物館だけあって、建物の中だけでなく、敷地内にある庭園の花々や木々もしっかり手入れがされています。

ところで、これらは美術館・博物館ですので庭園が中心ではなく、あくまで館内の展示がメインです。実はその展示も「お花見」と連動した展示が楽しめるのです。桜を中心とした春の花に関する絵画を見て、窓の外から見える敷地内のたくさんの桜が楽しめるという、まさに一粒で二度美味しいのが美術館・博物館の「お花見」なのです。

まず、最初にオススメしたいのが、上野恩賜公園内にある「東京国立博物館」です。こちらでは『博物館でお花見を』というイベントが4月8日(日)まで開催されています。

狩野長信「花下遊楽図屏風」(国宝)/東京国立博物館蔵

期間中、本館(日本ギャラリー)では「桜」「お花見」に関連した様々な展示を楽しめます。桜をモチーフに描いた日本画をはじめ、浮世絵、陶磁・彫刻、暮らしの調度品、衣装など、東京国立博物館の豊富なコレクションの中から、華やかな「春」を感じさせる様々なアイテムが楽しめます。そして、館内5つのチェックポイントをすべて回ると、オリジナルの缶バッジがもらえる「桜スタンプラリー」を開催しています。

庭園内の桜は、シダレザクラ、ヤエベニヒガン、オオシマザクラ、ヤマザクラなど、ソメイヨシノ以外の種類もたくさんあります。

庭園内の桜は、シダレザクラ、ヤエベニヒガン、オオシマザクラ、ヤマザクラなど、ソメイヨシノ以外にもたくさん楽しめます。見どころは館内だけではありません。「春の庭園開放」として5月20日(日)まで、本館の裏手に広がる庭園が一般向けに特別開放されるのです。庭園内は、様々な種類の桜が色とりどりに咲き誇り、春を120%感じられる「隠れ家的スポット」なのです。しかも、3月30日(金)、3月31日(土)、4月6日(金)、4月7日(土)の夜間開館日には、庭園をライトアップする「桜ライトアップ」も行われています。一度はぜひ体験してみてくださいね。

東京国立近代美術館。近現代のアート作品13000点以上を所蔵しています。

続いてオススメなのが、竹橋にある『東京国立近代美術館』。こちらも3月23日(金)〜4月8日(日)に「美術館の春まつり」が行われています。一足早く、3月20日には所蔵作品展「MOMATコレクション」として、桜をテーマとした華やかな近代日本画の展示がはじまりました。見どころは、川合玉堂の大作《行く春》(重要文化財)や、今年度新たに収蔵された船田玉樹《花の夕》など、伝統的な日本画ならではの風情をじっくり味わえます。

右:川合玉堂《行く春》1916年 重要文化財/左:船田玉樹《花の夕》1938年 共に東京国立近代美術館蔵

そして、庭園の桜は? というと、実は、東京国立近代美術館自体には庭園はありません。そのかわりに、美術館のテラスから、美術館の入り口に植えられたソメイヨシノや道路を挟んだ向かい側で咲き誇る皇居の桜が楽しめます。少し足を伸ばせば、日本有数の桜の名所「千鳥ヶ淵」のソメイヨシノも楽しむことができるのです。美術館で展示を楽しんだあとは、ぶらぶら周囲のお花見スポットを散策するのをおすすめします。

3月21日、お花見の季節に合わせてリニューアル完了。こけら落としの展覧会も開催中!

そして、最後にオススメしたいのが、改修工事をすすめ、西洋庭園とレストランのオープンをもって3月21日(水・祝)に総合開館を迎えることになった『東京都庭園美術館』です。目黒駅から徒歩約7分の好ロケーションにあるのですが、こちらはなんと言っても園内の広大な庭園がみどころです。最後に残されていた西洋庭園の工事も終わり、あとは桜が満開になるのを待つばかりです。

改修整備が終わった「洋風庭園」には4本の桜が。桜が満開になればお花見でにぎわいそう

アールデコのお洒落な旧朝香宮邸(美術館本館)から庭園の桜を眺めても良し、ピクニック気分で庭園内でゆったり過ごすのも良し。いろいろな楽しみ方ができますよ。お花見を一通り楽しんだ後は、新設されたお洒落なレストラン「デュ パルク」で食事を楽しむのもいいですね。3月23日(金)から4月7日(土)の毎週金曜日と土曜日には「桜の季節の夜間開館」として20時まで開館しています。

3月21日にオープンした庭園美術館内のレストラン「デュ・パルク」

近場にお花見に行ってみたいけど、ちょっと落ち着いた大人な雰囲気を満喫したいーーー。そんな時、ぜひ、美術館・博物館を検討してみてください! 一度はまると結構病みつきになりますよ。

【美術館情報】
◯東京国立博物館「博物館でお花見を」
開催期間:2018年3月13日(火)~4月8日(日)
開館時間:9:30-17:00(※入館は閉館30分前まで)
※金曜・土曜は21:00まで、4月1日(日)、8日(日)は18:00まで
休館日:3月19日(月)
観覧料:一般620円(520円)/大学生410円(310円)
※カッコ内は20名以上の団体料金
※本料金で「アラビアの道ーサウジアラビア王国の至宝」展も観覧可能
※高校生以下、および18歳未満、満70歳以上は無料。(入館時、年齢がわかるものを要提示)
※障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名まで)は無料
※子ども(高校生以下および満18歳未満)と一緒に入館した場合、団体料金で観覧可能
博物館特集HP:http://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=5&id=9509

◯東京国立近代美術館「美術館の春まつり」
開催期間:2018年3月23日(金)~4月8日(日)
開館時間:10:00-17:00(※入館は閉館30分前まで)
※美術館のみ金曜・土曜は20:00まで
休館日:月曜日(※期間中、3/26、4/2は開館)
観覧料:一般500円(300円)/大学生250円(150円)
※カッコ内は金・土曜の17:00以降の観覧料
※高校生以下及び18歳未満、65歳以上は無料
※障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名まで)は無料
美術館特集HP:http://www.momat.go.jp/am/exhibition/springfest2018/

◯東京都庭園美術館「建物公開 旧朝香宮邸」「鹿島茂コレクション フランス絵本の世界」
開催期間:2018年3月21日(日・祝)~6月21日(火)
開館時間:10:00-18:00(※入館は閉館30分前まで)
休館日:毎月第2・第4水曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)、年末年始
庭園入場料:一般200円(160円)/大学生160円(120円)/中・高校生・65歳以上100円(80円)
※カッコ内は20名以上の団体料金。
※小学生以下および都内在住在学の中学生は無料。
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳を
お持ちの方とその介護者一名は無料。
※第3水曜日(シルバーデー)は65歳以上の方は無料。
※親子ふれあいデー(毎月第3土曜日と続く日曜日<家族ふれあいの日>)は、
18歳未満の子を同伴する都内在住の方2名まで、庭園の入場料金が半額になります。
※展覧会のチケットをお持ちの方は、庭園にもご入場いただけます。
庭園特集HP:http://www.teien-art-museum.ne.jp/garden/

かるび

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メーカー、IT企業で勤務後、41歳にして1年間のサバティカル休暇へ突入。現在は、ブロガー&Webライターとしてアートや映画について主催ブログ「あいむあらいぶ」(http://blog.imalive7799.com/)にて日々見聞きした出来事を書き綴っています。

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