アート

「モネとマティス―もうひとつの楽園」2人の画家が描いた対照的な楽園とは?(ポーラ美術館・展覧会レポート)

ポーラ美術館で開催中の「モネとマティス―もうひとつの楽園」展へ行ってきました。 

本展は、世界的な巨匠として知られる、近代フランス絵画の2人の画家クロード・モネ(1840-1926)とアンリ・マティス(1869-1954)が描いた「楽園」に焦点を当てて特集した展覧会です。

モネの楽園は風景画で表現し、マティスの楽園は室内画で表現。モネの淡い色とマティスのビビット感のある色。 正反対な楽園を一つの展覧会で感じることができます。 

一番のオススメは、オランジュリー美術館の「睡蓮の間」のような、360度モネが描いた睡蓮の作品に囲まれるエリア。 世界・日本中から集められたモネ「睡蓮」の連作7点を展示していました。 

2020年はモネ生誕180周年の記念の年。 

太鼓橋を中心に睡蓮の池と周囲の柳を描いた初期作品から、荒々しい筆致により抽象化の様相をみせる晩年のものまで、色々な睡蓮の表情を知っていただきたいです。 

撮影:チバヒデトシ ©Hidetoshi Chiba

その他にも、たくさんのモネ作品を見ることができました。 

もう一つオススメのエリアは、アンリ・マティスの「リュート」という作品に描かれているドレスが来日し、展示されているエリアです。 

よくよく見ると、絵の中の「K」という模様が、ドレスにも。 

透けているドレスですが、絵の中にあるように、ドレスの下に紫のドレスを重ね着していたのかなと思ってみたり・・・。 

今でも着てみたくなる、繊細で可愛いドレスでした。 

その他にも、たくさんのマティスの絵を見ることができます。 

展覧会では、マティスの絵と、その絵の中に描かれたモデルの写真を見比べることもでき、モデルが美人であることに驚きました。 

ぜひこのギャップも知っていただきたいです。 

展覧会は撮影禁止ですが、展覧会の中に写真スポットが2箇所あるので、 撮影できるものを持って鑑賞すると良いと思います! 

私も記念にモネの庭で。 

風景画を描き、淡い色使いのモネ、室内画を描き、ビビット色のマティス。

正反対ですが、共通点は、それぞれの楽園を作品にしたことです。 楽園を素敵な作品で鑑賞できる展覧会でした。 

四季を体感できる!野外彫刻に囲まれた森の遊歩道

展覧会鑑賞後は、森の遊歩道へ。 

2013年7月にグランドオープンした遊歩道。2020年7月23日、7年ぶりにリニューアルされました。 

ブナ・ヒメシャラが群生する富士箱根伊豆国立公園内の自然を楽しむことができます。 ぜひ四季を通じて訪れる野鳥たちのさえずりを聞きながら散策してみてください。 

遊歩道の全長は約1km、散策所要時間は約40分です。 

遊歩道では、彫刻などの作品も見ることができます。 

先月延長された遊歩道にはテラスもあり、素敵な眺めも。 

カフェやミュージアムショップも充実しています!

最後に、ポーラ美術館には、レストランとカフェがあります。 こちらは、自然光が入り込み、展覧会後や合間に立ち寄りたくなるカフェ「チューン」。 

太陽光によって、天井に流れる水面の動きがテーブルに映り、睡蓮が水面に浮かんでいるかのようです。 

こちらのデザートは、ノンアルコールのシャンパンを注いでいただきます。 

展覧会の余韻に浸りながらぜひ楽しんでいただきたいです。 

最後に、美術館の思い出をミュージアムショップでお土産を買うことで持ち帰る こともオススメです。 

今回は、ブックマークとマスク入れを購入しました。 ポーラ美術館所蔵の絵をモチーフに作成されたグッズは、 センスがあって、上品で、使いやすいものばかり。 

美術館の思い出にぜひ!! 

【美術館・展覧会情報】 

<ポーラ美術館>
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山 1285
電話:0460-84-2111 
公式HP:https://www.polamuseum.or.jp/
*駐車場あり、バス停あり(強羅駅より13分、300円) 

<開催中の展覧会>
「モネとマティス―もうひとつの楽園 」
会 期:2020年6月1日(月)~11月3日(火・祝)  
*作品展示作業のため、9月1日(火)~9月3日(木)まで臨時休館 
開館時間:9:00~17:00

Rika

Rika

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小さい頃から美術館が好きで、年間100以上の展覧会へ足を運ぶ。特に好きなジャンルは琳派。日本の伝統的なもの(芸術・文化・祭り・芸能・工芸など)が好きで、全国各地の魅力を発掘中。現在、旅サイト、美容雑誌、ファッション雑誌などの公式ブロガーとして活動中。

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