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『モードとアートの香水瓶―ポワレ、スキャパレッリ、ディオール』がレトロかわいい!20世期の香水とファッション

こんにちは!『ロマンティック可愛い』が似合う女の子に生まれたかった、美術ブロガーの明菜です。前世でどんな罪を犯してこうなったのでしょうか?

さて今日は、可愛いを愛する皆さんにチェックしていただきたい展覧会のお話です。ポーラ美術館で開催されている『モードとアートの香水瓶―ポワレ、スキャパレッリ、ディオール』が…

展示風景

可愛いのなんの…本展では20世期の香水瓶が特集されています。

意外にも、オートクチュールのメゾンが香水を販売するようになったのは、20世期に入ってからのことでした。19世期後半まで、香水は専門の香水メゾンが販売するものだったのです。

展示風景

それでは20世期のファッションと香水の歴史について、ポワレ、スキャパレッリ、ディオールの3名を軸にご紹介しましょう。

■ポール・ポワレ

ポール・ポワレは「ファッション界のピカソ」とも例えられる革命的なファッションデザイナーです。コルセットを使わない女性の衣服をデザインしたことで知られています。

ロジーヌ(ポール・ポワレ主宰)《1925》(1925年)

ポワレはファッション・デザイナーにもかかわらず、1908年に「ロジーヌ香水」を創設して香水を発表!今でこそファッションブランドが香水を販売するのは当たり前ですが、それまで香水は香水メゾンが販売するものでした。

展示風景

すると、他のオートクチュールメゾンも香水を販売するようになり、メゾンの世界観を表現するために香水は欠かせないものとなります。香りだけでなく瓶のデザインにも工夫が現れるようになりました。

■エルザ・スキャパレッリ

エルザ・スキャパレッリは、ポワレに才能を見出されたファッションデザイナー。1925年にショップをオープンした彼女のデザインには、ファッションとアートを融合させた特徴があります。

エルザ・スキャパレッリ《ショッキング》(1937年)

スキャパレッリは、サルバドール・ダリをはじめとするシュルレアリスムの画家と交流があり、ファッションや香水瓶のデザインでも協働しました。本展でも、ひときわ個性の強い香水瓶に出会うことができます!

エルザ・スキャパレッリ《スリーピング(眠り)》(1938年)

しかし時の流れは残酷で、次第にスキャパレッリのスタイルは時代に合わなくなっていきます…。その頃に台頭してきた「ニュールック」が、ディオールなのでした!

■クリスチャン・ディオール

クリスチャン・ディオールが自身のブランドで独立を果たしたのは、1946年のこと。優美なデザインのロングドレスは「ニュールック」と呼ばれ、パリのモード界に新風を吹かせました。

1948年には香水部門の会社を設立するなど、ディオールは香水の発表にも積極的でした!

クリスチャン・ディオール《ジオラマ》(1949年)

《ジオラマ》のボトルデザインに見覚えのあるお嬢さまはいませんか?そうです、『ミス・ディオール』です。ほとんど同じデザインが、現代まで受け継がれているのですね!

■まとめ

20世期のファッションと香水のお話でした!ポワレ、スキャパレッリ、ディオールと、現在に続く香水瓶のデザインの流れを追っていただけたのでは?

展示風景

ファッション界でしのぎを削るデザイナーたちの姿を想像すると、なかなか壮絶なものがありますよね…。本展で個性の強い香水瓶を目の当たりにしたとき、「私を見て!」と香水瓶の声が聞こえてくるようで楽しいと思います!

展覧会情報
『モードとアートの香水瓶―ポワレ、スキャパレッリ、ディオール』
会期:2019年12月15日(日)-2020年4月5日(日) *会期中無休
開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
会場:ポーラ美術館(箱根)
美術館HP:https://www.polamuseum.or.jp

明菜

明菜

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を伝えるため、勢いと慣性に任せた自由ブログ「アートの定理」を運営中。展覧会の感想、作品の考察、ミュージアム私小説など、1人井戸端会議を綴る普通のブロガーです。[楽活]では美術館へのハードルを下げ、テンションの上がる記事を書いています。アートのある楽しい生活へのお手伝いを、させてください。

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