みなさん、はじめまして。派手なネクタイとアートが好きな熟年、“ネクタイ派手男” と申します。
本稿では気まぐれで見に行った個展や展覧会についてご紹介します。アートと工作が大好きな5歳の孫に、「セロテープを使って作品を作っているアーティストがいるんだけど、じぃじと一緒に見に行ってみない?」と声をかけたら、「見てみたい!」というので、孫と一緒に六本木のhideharu Fukase Gallery Roppongiで開催されていた『瀬畑亮 セロテープアート展』に行ってきました。
セロテープをグルグルと巻き続けて、動物などの形に作り上げた立体や、色とりどりのセロテープを重ねて貼って色々な色を作ったり、濃淡を表現した絵画といった作品が展示されていました。孫は作品を興味深そうに観て、セロテープアートの作り方を放映しているDVDをじっと観ていました。
そうしたら会場にいらっしゃったセロテープアート作家の瀬畑亮さんが気軽に声を掛けて下さり、直接作り方を説明してくださいました。アートが大好き、工作が大好きな5歳の孫は、孫と同じころからセロテープで遊び始めたという瀬畑さんに話しかけていただき大喜びでした。セロテープアートは瀬畑さんが子どものころから、親に怒られたり、心配をかけたりしながらも、一筋に続けてきたのが実って、現在があるということでした。
瀬畑さんのセロテープアートには、セロテープをひたすら巻き締めて、芯からすべてセロテープで制作した純度100%のセロテープの塊でできた立体作品の「セロテープアートオリジナル」、赤・青・黄色の三原色、白、黒の「特注カラーセロテープ」を約15mm角のチップ状にカットして貼り重ねて描いた絵画作品の「セロハン画」、その他にセロハン画を複製した「セロ版画」、セロテープアートオリジナルを写真撮影して16mmの丸ラベルに印刷して貼り合わせた「ラベル版画」があります。
セロテープアートは作者の瀬畑さんが幼少期にセロテープ遊びをはじめて以来、セロテープでアート作品を作り続けきたもので、いまではセロテープメーカー大手のニチバン株式会社と専属作家契約を結び、コーポレートアートの先駆者として、世界で唯一人のセロテープアート作家として活躍されています。この2018年1月からはニチバンのセロテープのロゴを使った『セロテープアート』のロゴ使用が認められるという快挙を成し遂げました。
たくさんの刺激をいただいてギャラリーを後にした、孫とじぃじは一緒にじぃじの家に行き、孫は2時間も工作に没頭していました。展示されていたアートが工作魂に火をつけたようで、おやつも口にせず、紙やセロテープ、マーカー、クレヨンなどを使って、黙々と工作をしていました。孫はアニメのキャラクターに刺激を受けていて、将来の夢が「パテシア」(パティシエのことです)、ということで、スイーツをかたどったものを熱心に作っていました。プリンのアイデアは我が孫ながら秀逸でした。
今回は作品を見るだけでしたが、次はぜひセロテープアートづくりに孫と一緒にチャレンジしてみたいです。
アーティスト活動20周年・セロテープ誕生70周年記念
瀬畑亮 セロテープアート展 2018 in 六本木
会期:2018年1月8日(月)~20日(土)※会期終了
会場:hideharu Fukase Gallery Roppongi(六本木)
公式サイト:https://www.ryo-sehata.com
※今後のセロテープアート展スケジュール
瀬畑亮 セロテープアート展 2018 in 安城
時期:2018年6月
会場:安城市民ギャラリー(愛知)
瀬畑亮 セロテープアート展 2018 in 大垣
時期:2018年7月
会場:大垣市スイトピアセンターアートギャラリー(岐阜)
瀬畑亮 セロテープアート展 2018 in 横浜
時期:2018年10月
会場:FEI ART MUSEUM YOKOHAMA(神奈川)
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