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密かに世界に知られる映画祭。15周年でますます注目!『SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2018』が7月13日より開幕!

今年で開催15回目の節目をむかえる『SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2018』が7月13日(金)、川口スキップシティにおいて開幕します。会期は7月22日(日)まで。同映画祭は国内外の若手映画クリエイターにとって登竜門となってきた映画祭。開設当初はまだまだデジタルで撮影すること自体が珍しく、その目新しさだけでなく、デジタルシネマによる低コストの映画製作に着目した国内外の若手クリエイターや、制作費が潤沢とは言えない新進の国からの応募が殺到しました。

そうした中、本映画祭で見出された監督が他の国際映画祭で受賞するなどして注目されたり、その選球眼には定評があります。また、今や日本を代表するトップランナーへと上り詰めた感のある「孤狼の血」(2018)が話題の白石和彌監督や、日本アカデミー賞を受賞する作品を手がけるまでになった「湯を沸かすほどの熱い愛」(2016)の記憶も新しい中野量太監督、といった数多くの若手監督が巣立っています。

記念すべき今年度は、応募作品のエントリー規約を一部変更。今年から、海外部門・国内部門ともに、製作キャリア3作以内の若手監督のみにエントリー資格が限定されました。これにより、本映画祭はより若手の登竜門的な存在へと旗幟を鮮明にしたわけです。

さて、今年度、国内外からエントリーがあったのは全832作品。そこから、厳選されたノミネート作品が、「海外長編」「国内長編」「国内短編」3部門に分かれて上映され、映画祭期間中に審査員と観客の投票により受賞作品が決まります。

今年度は、国際コンペティション部門で8作品、国内コンペティション部門(長編部門)で4作品、同短編部門で9作品がノミネート作品として上映される予定です。

例年通り、埼玉県川口市の川口スキップシティにおいて開催されます。今年は例年より1日多い10日間を会期としており、節目となる15年目の記念イヤーに、大台となる10,000人以上の入場を目指しています。

オープニングには定着した感のある川口発の作品

映画「君がまた走り出すとき」©2018 川口市/もう逃げない、この人生<レース>川口に住む、ある市民ランナーの実話をベースに、「再生」をテーマとした物語。(2018年/日本)

記念すべきオープニング作品は、本映画祭に過去2度ノミネート経験がある新鋭・中泉裕矢監督が手がけた『君がまた走り出すとき』。川口市に住む、ある市民ランナーの実話に基づいたヒューマンドラマです。主演は、実写版「心が叫びたがってるんだ」などで注目される、若手俳優の筧一郎。川口市の各所をロケ地に影され、300人のエキストラも全て地元の川口市民が起用された、まさにご当地映画です。

今年も要注目!国際コンペティション10作品

映画祭のメインとなるのが、国内外656作品から厳選された国際コンペティション部門でのノミネート10作品。世界中からまんべんなくセレクトされ、10作品全てが日本初上映。注目点としては人口わずか30万人で、年間で長編作品は10作品程度しか製作されない北欧の小国・アイスランドから2作品がノミネートされていることでしょうか。また、今年度は特に女性監督の躍進が目立ちます。ノミネート作品でも、女性が主人公の作品映画が大半を占めているのも興味深いところです。

映画「ザ・スワン」/人里離れた親戚の元に預けられた少女が体験する人夏の物語。(2017年/アイスランド、ドイツ、エストニア)

映画「招かれざる者」© Asfaltfilms 2017/アムステルダムにクラス、コソボ難民の母と息子。歴史の残酷さを問う衝撃作。(2017/コソボ、オランダ)

国内コンペティション作品は長編・短編合わせて13作品

国際コンペティション作品と並行して、国内コンペティション作品では60分以上の長編作品が4本、60分以下の短編作品が9本、それぞれノミネートされました。ヒューマンドラマからSF、コメディ作品まで、幅広いジャンルに分かれましたが、いずれの作品もプロの俳優が演じた、非常に見応えのある作品に仕上がっているようです。ここから将来の日本映画を背負って立つ若手監督を発掘する楽しみもありますね。

映画「予定は未定」©belly roll film/ RECIPRO/まだ見ぬ未来の夫に向かって走れ!独身アラフォー女性に贈る大人のコメディ作品(2018年/日本)

映画「キュクロプス」©大庭功睦/俺は必ずこの濡れ衣を晴らす!二重三重の罠。その先にある驚愕の真実。(2018年/日本)

15周年を記念した様々な企画上映も

コンペティション部門以外にも、今年は15周年を記念して、様々な記念上映や企画上映も用意されています。たくさん用意されているプログラムのうち、特に注目してみたい企画について、いくつかピックアップして紹介しましょう。

▼「飛翔する監督たちfrom SAITAMA」

日本映画界をリードする埼玉県出身の、石井裕也監督、入江悠監督、沖田修一監督、吉田恵輔監督の4人の若手監督にフォーカスし、それぞれの代表作を特集上映します。石井裕也監督は「夜空はいつでも最高密度の青色だ」、入江悠監督は「22年目の告白-私が殺人犯です-」、沖田修一監督は「横道世之介」、吉田恵輔監督は「犬猿」の4作品。いずれも2017年~2018年にかけて上映され、目の肥えた映画マニアを唸らせた力作揃いです。

映画「22年目の告白―私が殺人犯です―」/© 2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会

映画「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」/©2017「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」製作委員会

▼「名匠たちの軌跡」

古今東西の巨匠たちを追ったドキュメンタリー特集「名匠たちの軌跡」にも注目です。特筆すべきは、2018年「万引き家族」にてカンヌ国際映画祭でパルムドールを獲得し、一躍脚光を浴びた是枝裕和監督が20年前に手がけたドキュメンタリー作品「映画が時代を写す時-侯孝賢とエドワード・ヤン」。「台湾のニューシネマ」を代表する二人の映画監督を追い、映画にかける情熱を丹念に映し出した作品です。是枝監督の映画人としての原点に触れることができる注目作です。

ドキュメンタリー映画「映画が時代を写す時-侯孝賢とエドワード・ヤン」

▼キッズもおとなも楽しめる「怪盗グルー」シリーズ一挙上映!

「怪盗グルーの月泥棒」/©2010 Universal Studios. All Rights Reserved.

親子でも楽しめるのが本映画祭のいいところです。親子来場者向けに、過去日本でも大ヒットした、イルミネーション・エンターテインメントの代表的なアニメ映画作品「怪盗グルー」シリーズ三作品を一挙上映!

「怪盗グルーの月泥棒」(2010)
「怪盗グルーのミニオン危機一髪」(2013)
「怪盗グルーのミニオン大脱走」(2016)

上記3作品が、子供にもやさしい日本語吹替版で上映されます。大画面で、グルーとミニオンたちの大冒険を目一杯楽しんでみてください!

6月4日に行われた「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2018」の記者発表会

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2018・開催概要:
映画祭会期:2018年7月13日(金)~22日(日)
映画祭会場:SKIPシティ/MOVIX川口(埼玉県川口市)
主   催:埼玉県、川口市、SKIPシティ国際映画祭実行委員会、特定非営利活動法人さいたま映像ボランティアの会
公式サイト:http://www.skipcity-dcf.jp/

かるび

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メーカー、IT企業で勤務後、41歳にして1年間のサバティカル休暇へ突入。現在は、ブロガー&Webライターとしてアートや映画について主催ブログ「あいむあらいぶ」(http://blog.imalive7799.com/)にて日々見聞きした出来事を書き綴っています。

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