この5年、10年で、衣食住すべてのモノの売り方、買い方が一変すると言われています。その原動力になるのが「サブスクリプション」モデルです。
もし「サブスクリプション」についてご存知ではない方は、一度ググって見て下さい。例えば、以下のサイトがわかりやすく解説してくれています。
サブスク化で業界地図が一変したのが、定額聴き放題・見放題の「Spotify」「Netflix」などが牽引する音楽・映像業界です。好きな音楽・映像の作品を買うのではなく、いつでも何処でも好きな作品を楽しめることにお金を払う消費者スタイルに移行しつつあります。
サブスクが脚光を浴びている要因について、次の3点が指摘されています。
1つ目は「メーカーの参入」です。トヨタが新車を月額料金で乗れるサービス「KINTO」を、キリンビールが工場直送のビールを家庭用サーバーで楽しめる「ホームタップ」をと業界大手が先を急ぐように参入していることです。
2つ目は「シェア」の概念が入ってきたことです。「使いまわし」を活用するスタイルで、月額6800円で高級バッグを借り放題の「ラクサス」や子どもの成長に合わせて知育玩具を定期的に配送、交換するサービス「トイサブ!」は、まさに「所有から利用へ」という消費者ニーズ・価値観に即したサービスだと思います。
3つ目は「個別カスタマイズ化」です。従来は会員に一律同じ商品を送るのが一般的でしたが、近年は利用者の趣味・嗜好に合ったものを個別に送る・選べるパーソナライズドサービスになっています。月額制のファッションレンタルサービス「airCloset」では利用者が好みの洋服や色、利用シーンなどを登録しておくと好みに合わせてスタイリストが選んだ3着が自宅に届く仕組みです。
サブスクには安定収入にとどまらない事業メリットがあります。居酒屋「金の蔵」で月額4000円の定額制飲み放題サービスを提供しますが、全体として来店頻度が上がり、売上は増えるので、店の粗利は増加しているそうです。他の居酒屋に行くことはなくなりますので、顧客との関係も深まり、顧客利用実態が把握可能になり商品改善などに役立っているそうです。
高くて買うのをためらったもの、買っても使わなくなってしまったもの、欲しいけど買うのを保留しているうちに結局買わなかったものなど思い当たるものはいろいろあったと思います。
サブスクを利用すれば「とりあえずやってみよう」というように気軽にスタートを切ることができるのではないでしょうか?それが気に入れば、使い続けても自分で購入してもいいわけですから、サブスクリプションとは、まさに「はじめの半歩」を実践するにはうってつけのサービスといえるでしょう。
これからますます、サブスクで扱う様々な商品・サービスが登場してくると思いますので、みなさんもいろいろな「楽活」が実現できるかもしれませんね!
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