ウィーンの旅の後編は、建物編です。
(※前編はこちらから御覧ください!)
https://rakukatsu.jp/vienna-klimt-20191117/
さて、ウィーンには、美しい建築を沢山見ることができます。
ウィーンへの旅紀行後半では、数々の建築美を一挙にご紹介します!
①シュテファン寺院

ウィーンを象徴するシュテファン寺院。
旧市街の中心に堂々とそびえ立つ大聖堂です。

外観はゴシック様式で、内部の祭壇はバロック様式。
ハプスブルク家の歴代君主の墓所であるほか、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトとコンスタンツェ・ウェーバーの結婚式が行われ、また葬儀が行われた聖堂としても知られています。
ウィーンに行ったらぜひ訪れていただきたい場所です。
②シェーンブルン宮殿

1770年代に完成した皇帝一家の宮殿。
ハプスブルク王朝の歴代君主が、主に夏の離宮として使用していたそう。

現在、宮殿と庭園群はセットで世界遺産に登録されています。
③国立オペラ座

ネオ・ルネサンス様式の建物。皇帝フランツ・ヨーゼフ1世による環状道路建設時に8年の歳月を経て1869年に完成しました。

設計者は建築家のエドアルト・ファン・デア・ニルと、アウグスト・シカート・フォン・ジッカルツブルグ。
ネオ・ルネサンス様式で仕上げられた名建築として名高い国立オペラ座ですが、は、完成当初は酷評が続いたそうです。その後、二人の設計者には悲劇が・・・。今では多くの人から愛されている場所ですが、当時の常識や感覚は今と違っていたからなのかなと思ってみたり。

1日1回、日本語でのガイドツアーが開催されているので、オペラ座を見学に行く際は、ツアー開催時間に合わせて見学するのがオススメです。
また、オペラ座では、毎日、外のモニターで、無料でオペラ鑑賞ができます。建物の外には、パイプ椅子が並べられており、座って鑑賞することができるんです。
でも、もう一つオススメのとっておきの鑑賞方法があるんです!

それは、オペラ座の真向かいにあるカフェの窓からの鑑賞。 ケーキや紅茶をいただきながら、優雅な時間を過ごすことができます。 窓際の席を確保するには、かなりの運が必要となりますが・・・とてもオススメです。

窓側は人気なので、座るのはなかなか難しいですが、運がよければ、素敵な鑑賞体験ができます。
④アンカー時計

毎正午ごとにマリア・テレジアやオイゲン公、ハイドンなどの偉人達の人形が現れるカラクリ時計。正午には12体全部の人形がバロック調の音楽に乗ってパレードします。
人形が左から右へひたすら移動していくのですが、12体全部が移動するので、かなり長い時間楽しむことができます。
⑤ホーフブルク宮殿

ホーフブルク宮殿の建築が始まったのは13世紀だそう。640年にわたりハプスブルク家の政治中枢であり、彼らの居城であった宮殿だそうです。

⑥パヴィリオン・カールスプラッツ

機能性や合理性を重視した世紀末建築の巨匠であり、都市計画家のオットー・ワーグナーが手がけた市営鉄道計画36駅のひとつ。
2棟が向かい合って立ち、一方はカフェ、一方がワーグナー博物館として公開されています。大理石と金色の縁取りが施された建物が非常に印象的。ぜひ見ておきたいオススメの建物です。
⑦郵便貯金局

近代建築の父、オットー・ヴァーグナーの代表作。
外観は遠目には壁一面がドットで覆われているように見えますが、実は石材パネルが使われているそうです。

内装は、白を基調にし、天井と床はガラスで、光が入り、明るい空間。天井はアーチを描き、その天井を教会建築のような列柱が支えています。
日本の郵便局を想像して訪れたので、建物の美しさに魅了されました。
実用性と芸術性、古典と現代が溶け合うウィーン郵便貯金局。
芸術は観賞されるものだけではなく、使われてこそ意味があるものであり、その中にも美しさがなければいけないという実用性と美しさを融合したコンセプトで新しい風を吹き込みました。
入場無料なので、ぜひ訪れていただきたい場所です。
⑧カールス教会

オーストリアのウィーン市街にある、バロック建築の傑作のひとつに数えられる教会。
教会の設計者自らがデザインしたとされる祭壇は「聖ボロメウスの昇天」をテーマとし、天使に囲まれた聖ボロメウスが光に導かれる様子が、美しく表現されています。

天井の美しいフレスコ画は必見!楕円形ドームの天井に、ロットマイヤーによって天井画が描かれ、大理石の柱や壁画の装飾の美しさが場内を引き立てています。

エレベータに乗って近くで見ることができるので、ぜひ近くで見ていただきたいです。
夜には、クラシックコンサートも開催されています。次回訪れた際にはぜひ行ってみたいです。
⑨カフェ・ツェントラル

今回のウィーン旅行では色々なカフェを巡りましたが、建物、内装で印象的だったカフェ。このカフェ・ツェントラルはフェルステル宮殿の一部を利用したカフェで、1876年にオープンしました。
フランツ・カフカなど、多くの文豪に愛されたそう。

ここでは朝食をいただきました。

美しい建築美を感じながらの朝食はとても贅沢な時間。ウィーンにはたくさん素敵なカフェがありますが、どこも日本の相場より少し高い印象です。
モーニングならお得に楽しめるので、朝食でカフェ巡りするもオススメです。
美しい建築巡りを楽しむウィーン旅行、オススメです!

9つの美しい建築をご紹介いたしましたが、いかがだったでしょうか。
ウィーンは美しい建築を見ることもできるので、お気に入りの場所を見つけるのも楽しい旅になると思います!
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