油絵や銅版画、木版画、水彩画と幅広い技法を探求しているアーティストです。新制作展での新作家賞、上野の森「優秀賞」を5度受賞、さらにUKIYOE大賞では佳作、埼玉県知事賞をはじめとする受賞歴を重ね、海外でのグループ展にも参加し多彩な活動を展開しています。
―今回「Flower展」に出展された作品のコンセプトや制作意図を教えてください。
日本の季節の移り変わりが感じられる情景を描くことがコンセプトです。春になると一変する桜の木の存在、四季を通じて変化する自然の美しさを描きました。桜の花が満開の様子をそれぞれの心のなかに咲かせていただくのも素敵なことだと思います。中央に葉の茂った桜の木を配置することで、鑑賞者が季節の変化に思いをめぐらせ、実際にその場所へ行ってみたくなるような情感や旅情をかき立てることを意図しました。
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油絵や銅版画、木版画、水彩画と幅広い技法を探求してきたアーティストです。新制作展での新作家賞、上野の森「優秀賞」を5度受賞、さらにUKIYOE大賞では佳作、埼玉県知事賞をはじめとする受賞歴を重ね、海外でのグループ展にも参し多彩な活動を展開しています。![]() |
―大切にしているテーマやコンセプトは何ですか?
「四季の移ろい」です。日本ならではの季節の表情を描きたいと思っています。透明水彩絵具を使っていますので色の重なり具合で濁ってしまったりするので、それがないように色使いには気を付けてます。あまり自己主張した絵にならないようにあくまで対象にしたモチーフの自然な美しさを引き出したいと思っています。
―作品に込めたメッセージや鑑賞者に伝えたいことはありますか?
日常の中にも感動があることを伝えたいです。普段見慣れた自然や風景でも、見る人の感性によっては新しい発見につながる。その想像の広がりを楽しんでもらいたいです。
作品は「ありふれた景色を新鮮に見せる」力を持っていると感じました。日本の四季を通じて、鑑賞者に想像と旅心を呼び覚ます作品だと感じました。