そうだ!群馬に藤を見に行こう!ゴージャスに咲き誇る藤の名所

春の桜のシーズンがすぎると次に美しい花を見せてくれるのが。紫を中心に白やピンクそして黄色の藤がまるでシャンデリアのように咲き誇る姿には目を奪われます。

ここでは、日本各地には名所がたくさんありますが、藤の花が見られる群馬県とその周辺のスポットをご紹介します。春のお出かけにもぴったり!藤の花を見て春爛漫を堪能してみてくださいね。

藤ってどんな花?

藤は幽玄な姿を見せる藤の花は日本で一番古い花木といわれ、万葉集にも歌われています。豆科の植物で、日本原産の花木で原種は野田藤といいます。うす紅色、紫、白の順番に咲くのだそう。

花言葉は優しさや歓迎。しなやかで優しく、そしてゴージャスに咲き誇る藤にぴったりな花言葉ですね。かんざしのように長い下向きの花はまるでシャンデリアのようにも見えます。

さて、ここからは例年4月下旬から見頃を迎える、群馬と近郊にある藤の名所をご紹介していきましょう。

群馬県を誇る藤の名所

【富岡市】ナイアガラの滝のように斜面一面に藤が咲き誇る「くろさわ藤園」

傾斜地でみられる藤棚

富岡市の閑静な山間にあるくろさわ藤園。例年藤のシーズンになると群馬県内外から多くの見物客や観光客が訪れる人気のスポットです。

園内には丘陵地が広がり、高さ100mの斜面全体に藤棚が見られます。山一面の藤棚が色づき、紫や白の花が埋め尽くす光景はナイアガラの滝のような光景が広がり、圧巻の光景を放ちます。群馬屈指の藤の名所です。

幻想的な光景を織りなす藤棚

丘陵地には散策路が作られているので、藤の花を眺めながらのんびり園内を散策できます。ワンちゃんの入園もOK、コスプレなどは他のお客さんの迷惑にならない程度で撮影可能です。

紫や白の美しい藤の花が咲き誇る、群馬を代表する藤の名所です。

詳細
施設名くろさわ藤園
例年の見頃5月上旬~5月中旬
(2024年は未だ開園期間が未定)
営業時間8:30~16:30
定休日開催期間中なし
料金500円
アクセス車 上信越自動車道富岡ICより約20分
公式ウェブサイトhttps://www.tomioka-silk.jp/_spot/sightseeing/detail/kurosawa-fuji.html

【藤岡市】シャンデリアのような藤のトンネルが美しい「ふじの咲く丘・ふじふれあい館」

藤の見本園もある

藤岡市にあるふじの咲く丘・ふじふれあい館は、昭和54年に市の花として認定された藤の花をモチーフにした公園で、群馬県内の藤の名所の一つです。

園内には全長350mの藤棚と遊歩道があり、シャンデリアのように花をつける藤がトンネルと化し、幻想的な光景を放ちます。

夜にはライトアップも施される藤棚

敷地内の丘では紫、白、ピンクなどバリエーション豊富な藤が見られ、その数はおよそ45種類というから驚きです。

併設のふじふれあい館では藤にまつわる様々な展示も見られます。例年藤の開花期間中には「ふじまつり」も開催され、特産市や野外コンサート、藤の販売などで賑わいを見せます。

夜にはライトアップも施され、昼間とは異なる幻想的な光景を放ちますよ。

詳細情報
施設名ふじの咲く丘・ふじふれあい館
例年の見頃4月下旬〜5月中旬
住所群馬県藤岡市藤岡2690-7
電話0274-22-8111
営業時間9:00〜16:00(ふじふれあい館)
定休日火曜日、12月25日〜1月7日
料金無料
アクセス車 上信越自動車道藤岡ICより約15分 
公式ウェブサイトhttps://www.city.fujioka.gunma.jp/soshiki/keizaibu/shokokanko/2/3/1/1562.html

【前橋市】旧日本式庭園の公園で貫禄のある藤を楽しめる須賀の園

憩いの場でもある須賀の園

前橋市内を流れる広瀬川沿いの須賀の園は明治末期に作られた、池泉回遊式の個人庭園で、昭和初期には藤の名所として親しまれるようになり、平成17年に市が管理する公園になりました。

1,000㎡の園内には藤棚があり、赤や白のノタフジや、ノダナガフジ、シロフジ、ヤエコクリュウなど様々な種類の藤が見られます。

古木が見せる藤棚の美

9本ある藤は樹齢200年を超え、いずれも貫禄があります。しなやかな花をつける藤棚は圧巻。遊歩道をのんびり散策を楽しめますよ。

4月下旬には「須賀の園藤まつり」が行われ、たくさんの見物客で賑わいを見せます。

詳細情報
施設名須賀の園
例年の見頃4月下旬〜5月上旬
住所群馬県前橋市西片貝町5-22
電話027-898-6842(前橋市公園緑地課)
営業時間24時間
定休日なし
料金無料
アクセス車 関越自動車道前橋ICより約20分
公式ウェブサイトhttps://www.maebashi-cvb.com/event/8413

【太田市】群馬の偉人にちなんだパワースポット反町薬師尊の藤

反町薬師尊

太田市の郊外にある高野山真言宗瑠璃山 照明寺は別名反町薬師と呼ばれ、古くから薬師様として地元の人々に崇められてきました。厄除けや護摩祈願で有名な名刹です。歴史的にも有名な武将、新田義貞の居住跡であったことから、反町館跡ともいわれています。

境内入り口にある藤棚

例年5月頃になると、境内入口にある藤棚に美しい紫色の藤が見られます。樹齢650年を超える大きな楠も圧巻。厄除け祈願など参拝と一緒に藤の花を楽しめる、群馬の藤の名所です。

施設名反町薬師尊
例年の見頃4月下旬〜5月上旬
住所群馬県太田市新田反町町896
電話0276-57-0211
料金無料
アクセス車 北関東自動車道太田・藪塚ICより約10分
公式ウェブサイトhttps://www.sorimachiyakushi.or.jp/index.php

群馬近郊周辺で見られる藤の名所

【栃木県】世界でも賞賛される花の名所!あしかがフラワーパーク

写真提供:あしかがフラワーパーク:https://www.ashikaga.co.jp/season/season03.html

国内屈指の花のテーマパークとして有名なあしかがフラワーパークは、群馬のお隣、栃木県足利市にあります。年間を通じて様々な季節の花を楽しめることでも知られており、2014年には、アメリカのCNNで世界の夢の旅行先10ヵ所に選ばれるほど注目の花のスポットです。

写真提供:あしかがフラワーパーク:https://www.ashikaga.co.jp/season/season03.html

600畳もの広さを誇る樹齢160年以上の大藤は、世界一の美しさと賞賛されます。気品ある白藤は長さ80mもあり、黄色い花をつける日本で珍しい「きばな藤」は5月上旬頃から見頃を迎えます。藤の花と5000本ものツツジの共演も楽しめますよ。

日本夜景遺産にも認定される藤棚のライトアップは幻想的な光景で、別世界へと誘ってくれます。

詳細情報
施設名あしかがフラワーパーク
例年の見頃4月中旬〜5月中旬
住所栃木県足利市迫間町607
電話0284-91-4939
営業時間8:00〜20:30(季節によって変更あり)
料金料金は日によって異なる。(公式サイト要チェック
アクセス車 車 東北自動車道佐野藤岡ICより約20分
公式ウェブサイトhttps://www.ashikaga.co.jp/season/season03.html

【埼玉県】天然記念物の藤が美しい東国花の寺・百ケ寺「長泉寺 骨波田の藤」

東国花の寺・百ケ寺 長泉寺

群馬のお隣、埼玉県本庄市の骨波田の藤は室町時代に創建された歴史ある名刹、曹洞宗大用山「長泉寺」にあり、東国花の寺・百ケ寺にも選ばれています。

美しく咲き誇る白藤

樹齢650年のムラサキナガフジは、昭和34年に埼玉県の天然記念物に指定されています。また本堂前の両側には2,500㎡の広さを持つ藤棚には、白やピンク、藤色、濃い藤色をした藤の花が1mから1.5mもの花房を見せてくれます。長泉寺には8種類8つの藤棚があり、いずれも樹齢250年や350年を超える古木が圧巻の光景を放ちます。

この地には大蛇退治にまつわる伝説があります。かつて一体は大きな沼地で、その裏山には大きな蛇が住みつき、住民は困っていました。坂上田村麻呂が蝦夷討伐の途中に、大蛇を退治し、山の麓に祠を建て、兵士の霊を鎮めました。

しかし、天災や疫病がはなくならず、僧侶が祈祷することに。その際に沼には蛇の骨が浮かび上がってきたのだそう。骨を集め、裏山の祠に埋葬したところ、災が消え平和が訪れたといいます。その僧侶が長泉寺を開山した大洞存奝和尚と言い伝えられています。骨波田という名前はこれが由来になったのかもしれませんね。

詳細情報
施設名東国花の寺・百ケ寺 長泉寺
例年の見頃4月下旬から5月上旬
住所埼玉県本庄市児玉町高柳901
電話0495-72-3122
営業時間8:00〜18:00
料金大人500円 小学生以下 無料
アクセス車 関越自動車道本庄児玉ICより約20分
公式ウェブサイトhttps://www.kotuhata.or.jp/
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