約2年前からアーティスト活動を本格的にスタートし、特に油彩を用いた絵画と造花を組み合わせた独自の技法を追求し、「日々の終わり」や「儚さ」といったテーマを大切にした作品を制作しています。
ー使用した素材や技法について詳しく教えてください。
主にキャンバスに油彩を用いてベースとなる色彩をかき、その上に20年以上続けている造花アレンジの技術をあわせてブーケを制作しています。作品ごとに油彩の色使いを工夫し、造花の配置や種類も細かく調整することで、ひとつひとつ表現に個性とストーリーを大切にしています。
ー作品に込めたメッセージや、鑑賞者に伝えたいことは何ですか?
「最後の晩餐」というタイトルには、レオナルド・ダビンチへのオマージュで、現代を生きる私たちへの挑戦を込めています。震災や自然災害、社会状況の不安定さなど、いつ起こるかわからない日常の中で、「悔いのない今日を過ごしたい」です。誰にとっても「最後の晩餐」であるかもしれない瞬間を大切に、前に向かってほしいという思いを託しました。
ー今後の活動予定や目標についてお聞かせください。
今後は、東京だけでなく地方の公募展や企画展への参加を積極的に進め、活動の幅を全国に広げていく予定です。コロナ以降、明日何が起こってもおかしくない日々を送る私達へ、いつも’今が最後の晩餐‘と思って前向きに頑張って行きましょう!という気持ちを込めて制作しました。
日常と向き合う強い覚悟と多くの想いが込められていました。「悔いなく生きる」という前向きなメッセージを作品として表現する姿は、鑑賞者の心にもそっと寄り添ってくれるはずです。