札幌市在住。イラストやデザインの制作を中心に活動し、鮮やかな色彩や幻想的な要素を織り交ぜながら、モチーフの奥に潜む意味や感情を表現するスタイルが特徴。見る人の心に問いかけ、想像をふくらませるような作品作りを目指している。 
―今回「Flower展」に出展された作品のコンセプトや制作意図を教えてください。
今回の作品は、羽を大きく広げた三羽の雄の孔雀をモチーフにしています。特徴は、孔雀の羽がすべて「花」になっているところです。「Charm」には「魅力」という意味があり、人を惹きつけたり、ときに矛盾を抱えたりするニュアンスもあります。孔雀が羽を広げる姿とその言葉がつながり、この作品が生まれました。込めたメッセージは「同じ体を持っていても、それぞれの魅力が違って咲いている」ということ。多様性や個性の光を描き出しました。
![]() |
札幌市在住。イラストやデザインの制作を中心に活動し、鮮やかな色彩や幻想的な要素を織り交ぜながら、モチーフの奥に潜む意味や感情を表現するスタイルが特徴。見る人の心に問いかけ、想像をふくらませるような作品作りを目指している。![]() |
―作品制作において特に意識した点、工夫した点はありますか?
単に美しく仕上げるのではなく「物語性」や「伝えたい思い」を盛り込むようにしています。今回も孔雀の羽を、花に変えることで現実と幻想の境目を揺らし、鑑賞者に考える余白を残しました。自分が受け取ったインスピレーションを作品を通じて、見る人にとって新しい想像や気づきにつながればと思っています。
―今後の活動予定や目標についてお聞かせください。
これまでは北海道内が中心でしたが、今後は活動の場を広げていきたいと考えています。今回、本州での展示は初めてで緊張もありますがそれ以上に楽しみです。多くの方に作品を見ていただけることが何より嬉しいです。これをきっかけに、さらに活動の幅を広げていきたいです。
制作への想いや人柄の温かさにも触れることができました。孔雀の羽を花に見立てた独自の発想と、「同じ体でも魅力は違って咲く」というメッセージが印象に残りました。







