横浜を拠点にシャドーボックス教室「art cottage」を主宰し、幅広く活動されているアーティスト・福田桜さん。アメリカでシャドーボックスと出会い、その立体的で表情豊かな技法に感銘を受け、本場でマスターコースを修了、日本でも認定講師として活動しています。公益財団法人日本手工芸作家連合会の会員でもあり教授免許も取得しています。
ーご自身のアーティストとしての活動歴・経歴について教えてください。
アメリカでシャドーボックスのテクニックを習得し、アートコテージマスターコースを修了し、日本で教室を運営しています。公益財団法人日本手工芸作家連合会の会員と教授免状取得者として活動しています。
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横浜を拠点にシャドーボックス教室「art cottage」を主宰し、幅広く活動されているアーティスト・福田桜さん。アメリカでシャドーボックスと出会い、その立体的で表情豊かな技法に感銘を受け、本場でマスターコースを修了、日本でも認定講師として活動しています。公益財団法人日本手工芸作家連合会の会員でもあり教授免許も取得しています。![]() |
ー使用した素材や技法について詳しく教えてください。
厚手の紙を使用しコピー用紙等の薄い紙は使いません。カットした後に、丸めたり立てたり立体的な表情や凹凸を出すことができます。絵柄ごとに数枚の紙を用意し、1枚ごとに異なるカットラインを切り抜くことで層を作ります。表現したい凹凸を加えることで作品の雰囲気や質感に違いが出ています。立体の面白さや紙素材の可能性、そしてその場に咲き誇る紫陽花の生き生きとした表現を通じてアートとの新たな出会いを感じていただければ嬉しいです。
ー今後の活動予定や目標についてお聞かせください。
2026年1月22日から国立新美術館で開催される「第14回シャドーボックス展」に出展予定です。この展覧会では約250点ものシャドーボックス作品が集まります。また横浜駅直結の横浜ジョイナス4F「すこんぶ」にて常時、作品販売をしています。こちらは大きな作品と打って変わり、小さなお花の額縁やアクセサリー、ピンバッジなどの身に着けれる作品を揃えています。ぜひシャドーボックス作品に触れていただければ嬉しいです。
シャドーボックス作品は、「紙」に「カット・丸め」という技法の組み合わせによって、平面では表現できない豊かな立体感を創り出しています。立体絵画の奥深いさと、一枚の紙に丁寧なこだわりや情熱が強く感じられました。