国立音楽大学卒業後、英国国立ロンドン大学ゴールドスミスカレッジICC(音楽)を修了、さらに武蔵野美術大学短期大学部美術科も卒業したキャリアを持つアーティストです。
ー今回「Flower展」に出展された作品のコンセプトや制作意図を教えてください。
作品コンセプトは、春という季節が持つ“新たな始まり”と“生命の躍動”をファイバーアートで描くことです。入学や新社会人としてのスタート、人生の節目に感じる希望や高揚感が、一斉に咲き誇る花々のように力強く優美に表現しました。
![]() |
国立音楽大学卒業後、英国国立ロンドン大学ゴールドスミスカレッジICC(音楽)を修了、さらに武蔵野美術大学短期大学部美術科も卒業したキャリアを持つアーティストです。![]() |
ー作品制作のインスピレーション源やきっかけは何ですか?
「真綿を使った小物作り」の募集を、新聞で偶然見つけたことがきっかけです。真綿という素材に興味を持ち、その面白さに惹かれました。チュールと組み合わせて小物を制作し受賞したことが、ファイバーアート作品に力を入れるきっかけとなりました。
ー使用した素材や技法について詳しく教えてください。
使用素材は「真綿」「チュール布」「オーガンジーリボン」の3種類です。真綿は手で伸びると光沢や強度が生じ、白く見える部分は糸状に加工して使用しています。チュールはネット状の布で、何層にも重ねことや素材同士が集まることで新たな味やひかり方が変化し、角度や照明によっても表情が豊かに変わるが特徴です。
観る視点の光によって多様な表情が現れるので、角度を変えてに鑑賞したいと思いました。 創造力と技法が溶け合った作品は、生命の躍動と希望を感じさせる作品です。