カラリ爽やかな秋風に、ガス灯の馬車道フラグが気持ちよさそうにはためく。その風に乗り、通りを蹄鉄の音とともにかぐわしい薫りがサッと駆け抜けていった。文明開化の薫りだ。今日は11月3日。文化の日に因み、この街に開港当初の華やかな薫香が放たれる馬車道まつりの日だ。
毎年恒例、文化の日をメインに開催される馬車道まつり。年に一度、馬車道のまち全体が明治の開港時代当初にタイムスリップする日が今年もやってきた。当記事では既に世の中に出回っている基本情報的な部分は割愛し、催事の発端と、「あまり世の中に知られていないおもしろい」をとくにクローズアップし、お伝えします。
開催前からの熱量!
毎年多くの参加者で賑わう馬車道まつり。開催初日が雨天だったこともあってだろう、つづく翌日、その活気は盛大であった。開始30分前から早くも伝わってくる来場者の熱気と参加意欲。「年に一度のタイムスリップの日がやってきましたね。開催前から凄い熱量です!」馬車道もののはじめスタンプラリースタート地点で準備にあわただしくしていた実行関係者にそう話すと、「そうですね。毎年いつも開催30分前からこんな感じで賑わいます。」今年も開催されることに嬉々とした様子だ。
スタンプラリーシートの配布は11時からスタートした。街中に点在する「発祥の地」をスタンプポイント地点として設置し、それらを一巡してスタンプが全部貯まると名物「横濱馬車道あいすもなか」がもらえる人気企画だ。アイスをゲットすべく、今年もこのスタンプラリー参加者は多かったようである。せっせとこの「発祥の地」を回り、急げば5分ほどでアイスを獲得できるとも聞く。
主役はやっぱり馬でしょう!
文字通り馬車の走った馬車道。馬車道まつり開催中、明治当初の装いをした貴婦人なども優雅に華を添えるが、いちだんと目立つのはやはり乗合馬車!何といってもこの日は馬の日。主な活躍馬たちは乗合馬車の大きな2頭の馬たちをはじめ、在来馬のポニーたちも出張参加する。また、本物さながらのサラブレッドロボットも登場し、それぞれに持ち場を盛り上げた。
開催中一番人気といっていい目玉イベントは、馬車試乗会だ。開始30分以上も前からもう長蛇の列ができていたこと。毎年天候にも恵まれることが多い文化の日だが、この日も麗らかな秋晴れ。馬車試乗会は今年も大人気だ。
馬車の発着地点は2か所に設けられた。一か所は馬車道十番館からほど近い全国共済ビル付近、そしてもう一か所はイギリス製乗合馬車が普段格納されているホテルルートイン横 信濃屋前。これら2地点をむすぶ形で2台の馬車が行き来した。2台のうちどちらの馬車に乗れるかはそのときのお楽しみだ。
さてどちらの馬車に乗れるか!?わたしも楽しみに並んで待っていたところ、今回はお祭りの他の参加者とご一緒に、白い馬がけん引する方の馬車に乗ることができました。(私が一番楽しんでいたかもしれない)。
「動くときにガタンといきますから気をつけてください。」御者の方の注意喚起を最後に、スッと動き出した馬車。いざ、走る・・・!
力強く走る馬。御者は、静岡県御殿場市のヴィルタスライディングクラブ 乙津 英昭(おとつ ひであき)さん。馬車の御者歴はもう40年になるという。アメリカ、セントルイスにて8頭立ての馬車の御者技術訓練をうけ、日本で初のクライスディールワゴンパレード(バドワイザーワゴンパレード)の御者をつとめるなど多岐にわたる活躍をされてきた。乗馬指導のほか、自然の中で乗馬を楽しむホーストレッキングの達人でもあるという乙津さん。その独特の世界観に惹かれ、同クラブには馬に乗りに来るだけでなく、乙津さんとの会話をたのしみに訪れる人も多いという。
乙津さんの合図をうけ、馬が走り出したそのとき、明治当初の時がスッと動きはじめた。一気に鹿鳴館時代へ招かれる。ふわりとやさしい座り心地の座席に、ぱっかぽっこ軽快な馬の足どり。年に一度のタイムスリップ馬車に心地よく揺られるのも束の間。元々の走行距離も短いが、スタート地点の共済ビル前を走り出して早々もう信濃屋前に到着している。そしてこちらの発着地点でも長蛇の列。共済ビル前同様、こちらでも乗りたい人たちが今か今かとワクワクしながら順番待ちに並んでいた。
どちらの馬車の馬も、ターニング地点に着くとコンパクトな道幅をそれぞれ上手に折り返した。路上には以前馬車道の記事でもお伝えした、BSマーク入りマンホール。馬車道シンボルマークの入ったこのマンホールに沿うように馬が走るというのも、またいいのかもしれない。いずれにしても年に一度しかお目にかかれない、貴重な光景だ。
重なり合う熱量
馬車道商店街理事長の文化保存への熱量と、馬車を走らせることの大切さを思うヴィルタスライディングクラブさんの熱量。馬車道まつりの背景には双方の出逢いと思いの一致、はたらきがあった。催事は両者の奇跡的出逢いがあったからこそ実現し、こうして今年もつづいている。開催にいたるまで、いったいどんないきさつがあったのだろうか。
「馬車道まつりのイベントとのおつきあいは、30年前から始まりました」。
このたびの取材にご快諾いただき、こう回答するのは同クラブの小山理佳さん。「街の名前の由来通り、実際の馬で馬車を走らせようという想いが通じ合い、長いおつきあいをさせていただいています」
「今から30年ほど前に当時乗馬クラブの代表を務めていた故加藤氏と六川勝仁氏(現馬車道商店街理事長)の熱い想いがきっかけです。かつて私たちの生活にとって大切な交通手段であった馬と馬車、文明開化を語るのに『馬車道』という名前の通り、馬車を走らせることの大切さをお伝えし、意気投合したことから始まりました。日本では馬車を走らせることに対し、警察や保健所の許可、安全面での懸念が先立ち、馬車や馬でのパレードに対し、理解がなかなか得られず、せっかく馬車と馬車を引くために調教された馬がいても、活躍する機会が少ない状況は、今でも変わりません。馬という動物が古く昔から私たちを支えてきた存在であり、素晴らしさ、魅力を多くの方々に知っていただきたい。また弊社では馬車と馬車馬を保有しており、日本での馬車馬の存在は、少ないのが現状。活躍の場を広めていきたい、私たちの想いと文明開化のころの街並みを大切にされる想いが今の馬車道まつりでの馬車運行にいたったいきさつです」
簡単にはいかない、馬車を走らせるということ。そして今回、わたしを力強くけん引してくれた馬についても話を伺った。
きみはどこから?
今回乗ることができた馬車を凛々しく引っぱるのは、同クラブのテンバー君。ハンガリー出身の騙馬(せんば:去勢された牡馬)で10歳になるという。種類はハンガリー生まれの混血種 ウォームブラッド。朝早くから馬車道に来るための準備がされ、富士の雄大な裾野からはるばるやって来た。片道1時間半~2時間ほど。往復で約4時間近くになるという大移動だ。
時刻にして午後1時ごろのこと。神奈川県立歴史博物館の横にあたる弁天通りに、休憩中のテンバー君をキャッチできた。付近で開催されていた県立横浜氷取沢(ひとりざわ)高校 JAZZ部による演奏が静かに響く通りで、テンバー君は飼い葉をもりもり食んでいた。つい先ほどこの子の姿を馬車からも拝見したが、至近距離にしていちだんと大きい馬体だ。一頭およそ500キロ前後のサラブレッドより大きいと見る体つきからすると、ゆうにそれ以上はありそうである。一体何キロあるのか、乙津さんにうかがうと、「テンバーは、いま600キロぐらいある」との回答。小山さんからは「650キロくらいはあると思います」という回答があった。それぐらい大きな馬体で馬車と数人の重さをけん引する力持ちだ。
テンバー君がはるばる日本にやってきたのは3年前のこと。テンバー君との信頼関係づくりについて伺うと、まだ6歳だったという当時、「当初は小さな子どものように『僕、できたよー』『ほめてー』というような表情をしてご褒美のニンジンを欲しがったり、ちょっとだけ忍耐力というかもう少し我慢したり、場をわきまえたり、しつけが必要かと思われました。馬車馬はとくに、集中して同じことを、同じペースで、安定したメンタルで行うことが必要とされるので、日々一緒に歩みながら、成長を促しました」
素直な性格で甘えん坊だというテンバー君。だが馬にかぎらず、生きものたちは待ったなしだ。お世話で大変だったことがあったかと思いきや、「大変だった思いは、ありません。ひとつ、しいていえば、あの大きな体で甘えてこられるとちょっと重いです」。確かに、600キロを超える体となると納得だ。
この3年間で見違えるほどに成長を見せてくれたというテンバー君。「あ、これね!次はこうでしょ」というように落ち着いてルーティンワークをこなし、真摯にひたすらがんばってくれる良い子だという。
馬車のけん引にあたり、安全管理面でも事前準備がされた。手綱操作に支障のないように、たてがみやしっぽに編み込みがされたり、足回りがケガをしないよう、バンテージを巻いて移動がされたという。輸送も大型の馬輸送車が手配され、テンバー君は馬車と一緒に運ばれてきた。
稼働数は少ないということだが、催事があるたびに大活躍の馬車。同クラブが独自の馬車を2台保有しているということで話をうかがうと、「馬車道でも馬車を購入していただきましたが乗車できる人数が限られているため、弊社より毎年馬車をもっていくようにしています。馬車に乗りたい人たちが1時間から2時間くらい並んで待っているので」とのご回答をいただいた。日本ではなかなか販売しているところは少ないため、馬車道商店街が馬車を購入する際、同クラブが業者を紹介したようだ。
今年も乗りたいお客さんが後を絶たなかった乗合馬車。もう一台の馬車ともども、この秋も馬車道を大いに盛り上げてくれた。スタッフさんの見守りの中、木立の陰で飼い葉を食べ終わったテンバー君は午後も大活躍。引きつづき力強く馬車をけん引し、通りをふたたびかっこよく走り抜けた。
同クラブに今回もう一台の馬車をけん引した黒い馬についてうかがうと、あの子はまた別の乗馬クラブから来ているという。「もう一頭の黒い馬は、弊社が他乗馬クラブに依頼し、テンバーとほかの馬で2頭ご用意した次第です」と小山さん。「ほかのイベントがたくさん増えれば、馬車を引く馬たちもニーズが増え、数も増えるのではないかと・・期待します」とつづけた。
催事への思いをうかがうと、「年に1回のイベントだけでなく、テンバー君と馬車に乗れる機会が増えてほしいです」。
つづいて、「毎年、長時間並んで待って、馬車に乗るのを楽しみに待ってくれるお客様に感謝の想いでいっぱいです。白い馬の馬車馬は、日本では少なく、また馬車を引くことができる馬、馬車も少ない現状のなか多くの方々に知っていただき、活躍の場が増えたらと願っています」。
一言一句に、小山さんは馬の素晴らしさを知ってほしい想いをにじませる。
古来より、人と親しい関係にあった馬たち。人間の何倍もある、こんなに大きい生き物が人と心を通い合わせ、忠実に指示をきいて走っている。ほかの動物にはあまりない姿だ。開催が難しい現状だからこそ、馬と人の結びつきが強められるような馬事がもっと日本社会で実現されることを願ってやまない。
ポニーたちもがんばりました
開催中、小さいポニーたちもひと仕事。根岸競馬記念公苑でおなじみの方もいるであろうミカンとサンゴのコンビが今年も馬車道まつりにやって来てくれた。
ミカンは在来馬では一番小さな品種の馬である野間馬(のまうま)で、サンゴは与那国馬(よなぐにうま)。先のテンバー君同様、両方とも騙馬だという。小さな体で今年も馬車道でひと仕事だ。
イベント開催中、ポニーたちとも写真撮影やふれあいの機会が設けられた。この子たちと一枚撮ろうと終日こちらも行列ができ、2頭は注目をあつめた。ふれあいイベントの途中、サンゴは体を上下に動かしはじめ、気持ちが昂ったように落ち着かない様子を見せると、ミカンと立ち位置を入れ替える動きもあった。
かわいらしい2頭のポニーたちに、参加者たちはみな一様に笑顔だ。馬車馬ともども、馬車道まつりは馬たちにとっても一大イベント。催事のたびに馬たちにとっても何度か来たことがある場所とはいえ、いつもいる場所とは環境がガラッと一変する。いつもとは違う環境とたくさんの知らない人間たちを前に、生きものとして各々何か感ずるところがあるのだろう。比較的誰にでも人懐っこいタイプの馬、はたまた自分の世界を持ち、特定の人間にだけ心をゆるす馬という具合に性格や質も馬の数だけあるなか、ときに人間よりも賢いのではないかと思わせるような部分も多々見せることがある馬であればなおさらではないだろうか。
本物さながら、白馬のサラブレッドロボ!
はたまた白馬のサラブレッドも登場。ゆったりとした瞬きに、時折動く尻尾や耳、とてもおとなしくその場にたたずむ姿。それもそのはず、こちらは何とロボットである。JRAの参画により登場した、本物そっくりの馬ロボット。普通の人が通常乗る機会のないサラブレッドに乗馬体験ができる。
その仕様は誰もがおどろきを隠せないほどよくできており、こちらも注目をあつめていた。いななく声も出る上、尻尾や目、口元や耳までもが本物さながらに動き、じつに精巧だ。ロボットとはいえその迫力と存在感は十分で、絶妙なタイミングで耳は前後にピクピクッ、尻尾はしなやかにパサッ、目はパチクリという具合に各パーツが本物のように動く。見る人びとは驚きを隠せず、「本当にロボットなのか・・・?」「本物かと思った」「近くで見ると迫力あるなぁ」といった声も多発だ。
技術もここまで来たのかと、圧巻のクオリティでできた馬ロボット。製作者などについては非公開だが、リアルさは十分だ。こちらも今後さまざまな場所に出張するたび、人びとを驚かせるだろう。
乗馬クラブに日本中央競馬会、馬事文化財団。それぞれのはたらきにより、開港都市横浜と切っても切り離せない文化が今年も実現、保存されつづけている。
そのほかの見どころあらかると
馬たち以外にも見どころだらけの馬車道まつり。そのひとつに、明治当初の装いを纏った華やかな貴婦人や警察官などがいる。
腰に長い剣をさげているのは明治の警察官だ。階級ごとに袖や帽子などに入った線の数が違っており、二本線入りの警察官を再現する男性は「わたしより彼の方が偉いよ(笑)」と笑いながら四本線入りの制服の警察官を指さした。このほか明治の近衛下士官や横浜スカーフ親善大使の方々なども出演し、ハイカラピープルとして今年もイベントに華を添えた。
加えて、毎年のマルシェも見逃せない。馬車道と切っても切り離せない十番館はもとより、10月31日から馬車道商店街の約80店にも及ぶワゴンが歩道に並んだ。
そして、文化の日にこそじっくり見たい神奈川県立歴史博物館。馬車道まつり開催期間中もやっていた特別展「仮面絢爛」も含め、11月3日においては常備展ともに無料で観覧ができた。馬車道のシンボル的な存在でもある同博物館だが、無料観覧ということでここぞとばかりに入る人が多く、こちらも賑わいを見せた。
いずれにしても内容盛りだくさん。無料で体験できるおもしろ企画満載である。
おわりに 蹄鉄の音が響くまち
まちに人に、やさしくほほえみかけるようであったうららかな日和。注がれるあたたかい日差しもこの貴重な催しを祝福してくれているようだったこの日、軌跡と奇跡をひと目見届けるべく、現場に赴いた。馬車道商店街の人びとをはじめ、横浜開港当初の姿を保存する高い熱量はこの日も健在であり、このような催しが時をこえて保存され、今に生きていることをとても嬉しく思う。この営みをなんとしても次世代に、後世に遺したい。ひとつの奇跡としてこの世に伝えたい。その強い一心でこの催事を見つめたとき、馬車にわたしをのせ、滑らかに走り出したテンバー君のように、私の筆もスッと走り出していた。
このような文化保存に熱心な馬車道商店街や運営本部の方々はもちろんのこと、小さくも勇ましいポニー君たち、馬車を凛々しくけん引し一日を盛り上げてくれた2頭の馬たち、そして乗馬クラブ関係者をはじめ、馬たちを管理されるすべての方々。それぞれにこの場をお借りして感謝をこめ、本当にお疲れさまでしたとお伝えしたい。
文字通り馬車道。通りを乗合馬車最終便が行くとき、この日最後の蹄鉄の音を聞きながら年に一度のタイムスリップデーがもう終わるのかと思うと心なしか切なさを覚えた。同時に、この素晴らしい営みが街に保存されていく瞬間を見届けることができた大きなよろこびが私を覆った。なんというかけがえのない光景なのだろう。本当にあの軌跡はそのまま奇跡だ。あの軌跡はわたしにも今後への希望の道筋を示してくれているかのようにも思えた。
轍と蹄鉄の音は、この街に、ひいてはこの国に文明がもたらされ、文化が行き来した貴重な音だ。今年も本当に多くの人びとの協力のおかげでこの素晴らしいヨコハマ文化が保存され、来年もまた受け継がれてゆく。そしてその文化保存者のなかには、馬車道まつりを愛するすべての人が含まれていると、私は思っている。
乗合馬車最終便が通りを行き、年に一度の催事の終わりを告げる。軽快に去っていく蹄鉄と轍の音。わたしもまた鹿鳴館時代へ招かれ、轍と蹄鉄の音が響くまちを愛する一人として催事の最後を見届けながら、馬車道と横浜、そして馬と人のこれからにつづく道を馬たちは走っていったように思えた。歴史の轍から未来の轍へ。こうして今日までその歴史を大切に繋いできたこのまちの記憶は保存され、この営みを愛する人びとによって未来へ受け継がれてゆく。何より、馬車道商店街理事長さんとヴィルタスライディングクラブさん双方の熱い想いが出逢い一致したからこそ、この奇跡的営みはつづいている。
今回このような営みを捉え、貴重な瞬間にかかわることができ、記事を手がけることができたことは記者として人として本当に幸せに思う。本記事を通しても目には見えない馬と人との間にある絆が確実に強められ、時間がかかってもその結びつきが固められてきたら、書き手としてこれ以上のよろこびはない。
おしまいに、このたびの取材に絶大なご協力をいただいたヴィルタスライディングクラブ関係者の方々、ご快諾の上とても丁寧で貴重なご回答やお写真を提供いただきました同クラブ小山様、そして馬車道と馬車道まつりを愛するすべての方々に、この場を借りまして心からのお礼を申しあげます。
掲載情報
馬車道商店街協同組合
住所 | 神奈川県横浜市中区常盤町4-42 |
電話 | 045-641-4068 |
HP | https://www.bashamichi.or.jp/index.html |
ヴィルタスライディングクラブ
住所 | 静岡県御殿場柴怒田961 |
電話 | 0550-70-6522 |
HP | http://virtus-im111.jp/ |