アート

金沢といえば兼六園とレトロ建築!おすすめの観光・お散歩コースを紹介

皆さんこんにちは、美術ブロガーの明菜です。めっきり寒くなってきましたね、ストーブやこたつは出しましたか?お布団から出るのがしんどい季節がやってきましたが、今回は秋に訪れた金沢の話をします(キリッ)。

国立工芸館 旧陸軍第九師団司令部庁舎

金沢の人気ナンバーワン観光スポット『兼六園』と、周辺の建築めぐりを紹介したいと思います!兼六園が素晴らしいのはもちろんですが、近くには明治・大正の面影が残るレトロな建築がたくさんあって、お散歩にちょうど良いエリアになってるんですよー!

金沢を訪れる予定がある方は予習として、予定が無い方はオンライン散歩としてお楽しみくださいませ。ご紹介する順番で効率よく一周できるようになっています!

人気ナンバーワン観光スポット『兼六園』

兼六園

金沢に行ったらとりあえず兼六園ですよね。兼六園は日本三名園の一つで、江戸時代から加賀藩の歴代の藩主によって作られてきました。花や紅葉など日本の四季を感じられることに加え、大きな池、滝、小さめの山などがあって「ミニチュアの自然」が1つの庭園を形作っていることも、兼六園の魅力だと思います。

兼六園の雪吊

秋・冬の時期は『雪吊(ゆきつり)』が兼六園の名物です!雪が降って枝が折れるのを防ぐため、傘を作るように樹木に縄が張られます。

お菓子の「アポロ」を思い出してしまう可愛さです。兼六園では11月に雪吊が施され、3月に外されるのが例年のスケジュール。11月に訪れた際は、縄を取り付ける作業を見ることもできました。

時雨亭

兼六園の中にある『時雨亭(しぐれてい)』では、庭園を眺めながら上生菓子とお抹茶をいただくことができます。お散歩に疲れたら休憩に立ち寄ってみましょう!

2020年ついにオープン!『国立工芸館』

国立工芸館

さて、ここからはレトロな建築を紹介していきます。まずは、2020年にオープンしたばかりの『国立工芸館』です。

向かって左側はルネサンス風の「旧陸軍第九師団司令部庁舎」、右側はバロック風の「旧陸軍金沢偕行社」で、いずれも国の登録有形文化財です。明治期に立てられた旧陸軍施設が移築され、現在は美術館として活用されています。

旧陸軍第九師団司令部庁舎の階段

左側の「旧陸軍第九師団司令部庁舎」で展覧会が行われているので、一般のお客さんは展示とともに建築の内部も楽しむことができます。明治時代にタイムスリップしたような気分に浸れました。

旧陸軍第九師団司令部庁舎の階段

1階と2階を結ぶケヤキ造りの階段は実際に使われていたものです。特に手すりの使用感には、歴史の重みや人々の思いを感じずにはいられないでしょう…。

国立工芸館や開館記念展Ⅰについては、こちらの記事で紹介しました。ぜひ予習に活用してくださいね。
https://rakukatsu.jp/kokuritsu-kogeikan-20201113/

レトロ内装が素敵な『石川県立美術館広坂別館』

石川県立美術館広坂別館

『石川県立美術館広坂別館』は、旧陸軍第九師団長官舎として建てられた洋風の建築です。英国のハーフティンバースタイルな建物ですが、瓦屋根のためかどこか日本的でもあって不思議な印象です。こちらも国の登録有形文化財です。

大正時代の建築で、内部にも当時の意匠が残っています。暖炉やランプが可愛すぎます!

建物の中では、美術品の修復作業が行われています。修復作業の公開はとっっっってもレアなので、ぜひ見学してみましょう!作業される方々は仕事中ですので、静かに見学するようお願いします。

大きな木が目印!『しいのき迎賓館』

『石川県政記念 しいのき迎賓館』は石川県庁舎として使われていた建物で、現存する県庁舎の中で最も古い鉄筋コンクリート建造物です。大正時代に建てられましたが、現役でレストランや会議室として使われています。

石川県政記念 しいのき迎賓館

建物を覆い隠してしまいそうなほど大きな「シイノキ」が、しいのき迎賓館の目印です。左右対称の2つのシイノキは国指定天然記念物で、なんと樹齢約300年なのですって!江戸時代生まれの大木が、金沢の中心地に存在するとは驚きです…!

赤レンガが可愛い『石川四高記念文化交流館』

石川四高記念文化交流館

『石川四高記念文化交流館』は、明治時代に第四高等中学校の本館として建てられた建物で、重要文化財に指定されています。現在は四高の歴史を紹介する「石川四高記念館」と、石川県ゆかりの文学者を紹介する「石川近代文学館」として使われています。

金沢の「四高」といえば名門で、例えば内閣総理大臣を2人輩出しています。名が知られている著名人だと、小説家の井上靖、建築家の谷口吉郎などがいます。(なお移転を挟んでいるため、四高卒業生全員が赤レンガの本館に通ったとは言えません。

窓の上側にまつげのような装飾があるのが可愛いです。明治期の建築当初の外観がそのまま残っている貴重な建物なので、お散歩しながらじっくり鑑賞したいところです。

お散歩にピッタリの『金沢城公園』

金沢城公園

『金沢城公園』もお散歩コースにぜひ組み込みたい素敵な場所でした!1583年に前田利家が金沢に入り、本格的に城づくりが始められた、歴史のある公園です。現在もお城の面影を偲ぶ建造物が残っています。

旧第六旅団司令部

明治期に建てられた旧陸軍の歩兵第六旅団司令部の庁舎として建てられた木造の建物も、公園の中に残っています。フランス風を取り入れた建物で、とても可愛らしい印象です。

ちょっとマニアックですが、金沢城の見どころは「石垣」です!石の削り方や組み合わせ方に工夫を凝らしたデザイン性あふれる石垣など、場所によって多様な石垣が使われています。石自体にも不思議な模様が残っており、よく見てみると意外と面白いです。さすが石垣の博物館。

玉泉院丸庭園

玉泉院丸庭園も、金沢城公園の見どころの一つ。兼六園が広大な庭なら、玉泉院丸庭園はプライベートな箱庭です。こじんまりとして上品な庭園も良いですよね。

玉泉庵の上生菓子とお抹茶(上生菓子は2ヶ月ごとに変わります)

玉泉庵では、庭園を眺めながら上生菓子とお抹茶をいただくことができます。兼六園の時雨亭に続き、こちらでも休憩されてみてはいかがでしょうか?

まとめ

金沢の人気ナンバーワン観光スポット兼六園と、周辺のレトロ建築などの見どころを解説してきました。金沢、見どころが多すぎますよね~。

国立工芸館 旧陸軍金沢偕行社

レトロな建築が多いのは意外と知られていないのでは…と思うので、兼六園とあわせて足を運んでみて、明治や大正のロマンを味わってみてはいかがでしょうか?

なお新型コロナウイルスの感染拡大が心配され、自由に行動しにくくなってきているので、オンラインお散歩だけでも楽しんでいただけたら嬉しいです!

明菜

明菜

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「芸術鑑賞はエンタメ!」
を伝えるため、勢いと慣性に任せた自由ブログ「アートの定理」を運営中。展覧会の感想、作品の考察、ミュージアム私小説など、1人井戸端会議を綴る普通のブロガーです。[楽活]では美術館へのハードルを下げ、テンションの上がる記事を書いています。アートのある楽しい生活へのお手伝いを、させてください。

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