アート

尾崎豊没後30年!『OZAKI30 LAST STAGE 尾崎豊展』で見てほしい5つの注目ポイントとは?

尾崎豊が26才の若さで亡くなってから、はや30年。彼にまつわる様々なものを集め、10年に一度、尾崎豊を偲ぶための企画展示が 「OZAKI 10」、「OZAKI 20」と続いて、今回「OZAKI 30」を迎えました。

会場は鉄パイプを組み合わせて作った展示セットで、こどもの頃の家族の写真から、デビュー後のステージ再現、オンオフのスナップ写真、CDのジャケット写真、ツアーのパンフレット、彼の著書などなど、彼をしのぶには十分の品々が並んでいました。

筆者は、彼が亡くなった時、仕事をさぼって護国寺での葬儀にも参列したほどの熱心な尾崎豊ファン。そんな筆者が選んだ本展『OZAKI30 LAST STAGE 尾崎豊展』での5つの見どころを、ファン目線の感想も絡めて紹介していきます。

注目ポイント1:ファーストアルバムのCDジャケットのテイク集

担当したアートディレクター・田島照久さんの「何かから逃れるために高いところから飛び降りる」というイメージを得て飛び降りること42回。衝撃のファーストアルバムのジャケットが完成。

当時はあまり気にせず、CGかと思っていましたが、すべて実写で撮影。こうした知られざる苦労があったのだといまさら感心しました。ちなみに田島照久さんは、最後のアルバムまで尾崎豊のジャケットのアートディレクションを担当し続けることになります。

注目ポイント2:愛用のギブソンのギターとステージキーボード

最後まで手元に持っていた愛器、ギブソンのギターES-175。

実際にはステージで使われることはなく、自宅での作曲やライブのセットリストを決める時に弾いてたもの。亡くなったあとは、シンガー・尾崎豊の生みの親とも言うべきプロデューサーの須藤晃さんの手に渡り、それ以来、弦は張り替えられていないそうです。

すぐ隣に展示されているのは、ライブ映像にも度々登場するステージキーボードのYAMAHACP-80(同一機種)。いまにも「卒業」のイントロが聴こえてきそうでした。

注目ポイント3:名曲「freeze moon」ビデオクリップで尾崎が使ったスニーカーとシューズ

尾崎がさまざまな色のペンキを被っていき、それを逆回転で回し、最後は白いシャツで終わるという「freeze moon」の印象的なビデオクリップ。その撮影で、尾崎本人が使用していたペンキまみれのスニーカーとサングラスです。

ビデオをご存知の方には、感動もののグッズです。ちなみに、この映像が収録されているブルーレイディスクが販売されてます。

注目ポイント4:ルーズリーフに綴られた手書きの歌詞

直筆というだけで、距離感がぐっと近くなります。レコーディング用の歌詞なのですが、「I love you」 、「15の夜」、「僕が僕であるために」などお馴染みの曲の当時の空気が伝わってきます。

メロディーメーカーというより、メッセージシンガー色が強い尾崎豊だから、なおさら、歌詞が心に迫ってきます。こういうのってなかなか現役で歌ってる時って出てこないんですよね。レアなものを見られるのは嬉しいのですが、彼の新曲をもう2度と聞けないのが残念でならないです。

注目ポイント5:最後となった「BIRTH」ツアーのセットリスト

結果的には最期となってしまったBIRTHツアーの手書きセットリスト。

ニューアルバムのツアーでは、通常、新曲とヒット曲を混在してステージは構成されます。私たちは、好きな好きなアーティストのライブに足を運ぶとき、思いがけなく好きな曲のイントロがかかる瞬間を味わいたくて毎回通っているのかもしれませんね。そういう意味ではこうしたセットリストのようなものは、事前に見たくないものではあるのですが。

番外編)尾崎家の伝統?!「白いTシャツ」

会場内で、前述のプロデューサーの須藤晃さんと息子の裕哉さんを見つけたので、後をついていったら、グッズの白い無地のTシャツのところで、話が盛り上がっていて、須藤さん曰く、「これって究極の尾崎グッズだよね。」、裕哉さん曰く「白いTシャツは尾崎家の伝統なんですよね。」とウケていました。

最後に

会期初日に開催された共同インタビューで、反戦、反核、平和について尾崎はどう思っていたのかという質問に対して、須藤晃さんの回答が印象的でした。「そういうスローガンみたいなことで言ってもしょうがない、人を愛することから始めたい。そういう意味で本当の反戦ソングは『cookie』という楽曲の中にある歌詞の”おいしいミルクを飲みたい”、そういう世界でありたいという思いが込められているんじゃないか」というコメントが心に残りました。

ここまで読んでいただいてありがとうございます。

ここまで読んでいただけたということは、少なからず尾崎豊のことが気になってることだと思いますので、もしご都合がつくようでしたら、足を運んでみて尾崎ワールドに包まれてみてください。

ラストツアーのCD「LAST TOUR AROUND JAPAN YUTAKA OZAKI」
https://www.sonymusic.co.jp/artist/YutakaOzaki/info/539316

会場動画&須藤晃さん、尾崎裕哉さんインタビューの様子

参考:『OZAKI30 LAST STAGE 尾崎豊展』開催概要

会期:2022年3月23日(水)~4月4日(月)
会場:松屋銀座8階イベントスクエア
開場時間:午前10時00分~午後8時00分
 ※3月27日(日)、4月3日(日)は午後7時30分、最終日は午後5時閉場
 ※入場は閉場の30分前まで
公式HP:https://ozaki30.exhibit.jp/

展覧会の全国巡回予定

本展は、東京展の後も全国4会場を巡回予定。
(※3月26日現在で判明している巡回展情報を記載しております。)

静岡会場
会期:2022年4月13日(水)~25日(月)
会場:静岡伊勢丹
福岡会場
会期:2022年4月29日(祝・金)~5月15日(日)
会場:福岡・UNITEDLAB
大阪会場
会期:2022年秋
会場:未定
広島会場
会期:2022年冬
会場:未定

つくだ ゆき

つくだ ゆき

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平日は会社員。週末土日は、どこかの美術館・ギャラリーに出没します。スマホケースは奈良美智。バッグはバンクシー。2020年あたりから展覧会のレビューをnote[東京美術館巡り]で書き留め始めました。よかったらそちらもよろしくお願いします。

note
https://note.com/tokyoartmuseum

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