最近、横須賀での取材活動が続いている楽活ですが、またまた行ってまいりました!
今回も、横須賀で今一番元気のある商業施設「コースカベイサイドストアーズ」を訪問。12月12日(土)から2週間の期間限定で投影が始まった、プロジェクションマッピングを活用したクリスマス向けのイルミネーションを取材させて頂きました!
展示場所は、コースカベイサイドストアーズで一番人が集まる、2Fセンターステージに特設された壁面。ショッピングモールの最上階まで吹き抜けになっている、円形の巨大な催事スペースです。
今回、クリスマス向けのプロジェクションマッピングのための映像コンテンツを制作したのは、女優のかでなれおんさんです。
女優やモデル、インフルエンサーとしての活動がTVやSNSで多くのファンに支持されているかでなさんですが、彼女にはもう一つの大事な活動分野があるんです。
それが、プロジェクションマッピングやCGなどを活用したデジタルコンテンツを制作するWebデザイナーとしての活動です。まさに才色兼備。天は二物を与えず・・・なんていう昔からの格言は、かでなさんには全くあてはまらないといっていいでしょう。
そこで、今回はこのプロジェクシンマッピングを詳しくご紹介しつつ、かでなさんから作品制作についてのお話を詳しくお伺いしていきます!
12月12日(土)15時から投影開始!
今回、クリスマス用のプロジェクションマッピングのために用意されたのは、3種類の動画コンテンツ。12月12日(土)15時から上映が始まり、25日まで楽しむことができます。スクリーンへの上映は、毎日15時から20時の間、毎時00分、30分の2回ずつ。3種類の動画作品が連続で投影されます。
その第1回目の放映が行われた12日の15時には、点灯イベントとして現地からライブ中継を実施。本作を手掛けたかでなれおんさんが、コースカベイサイドストアーズの開発担当のアジア・パシフィックランドリミテッドアセットマネジメントのヴァイスプレジデント・山本敦士さんと一緒に現地から案内してくれました。生中継の様子は、アーカイブ化されてYoutubeにアップされています。ぜひチェックしてみてくださいね。
また、こちらは本番点灯の数日前に、かでなさんをモデルとして制作された「美人空撮」と名付けられたプロモーション動画です。ショッピングモールの2F~5Fまでが吹き抜けとなった、高さ20メートル以上の広々とした空間がドローンで空撮されています。迫力の映像を、是非味わってみてくださいね。
また、センターステージ前には、記念撮影用のいすと一緒にクリスマスツリーも設置。ぜひ気軽に写真や動画を撮って、SNSにアップしてみてください。
「楽活」の記事がきっかけの一つ?!今回プロジェクションマッピングが設置された理由とは?
じつは、かでなさんが「コースカベイサイドストアーズ」内でプロジェクションマッピングを手掛けたのは、今回が初めてではありません。
クリスマスに先立つ約3ヶ月前、スカジャンの名店「MCハウス」の新しい店内ディスプレイとして、真っ白のスカジャンをスクリーンに見立てたプロジェクションマッピングを手掛けているんです。
その斬新な取り組みは、地元密着のwebマガジン「横須賀経済新聞」でも取り上げられるなど、ちょっとした話題を呼ぶことになります。楽活でもお店のスタッフの方々へのインタビューを交えながら記事にさせて頂きました。
こうした一連の取り組みが、ショッピングモール側から高く評価され、今回のプロジェクションマッピング設置のための提案活動へとつながっているのですね。
しかも、本プロジェクトは大手企業と競合するコンペ提案で選ばれての快挙。選出された理由は、かでなさんのデザイン力と、女優・インフルエンサーとしてのパーソナリティが評価されたからでした。凄いですよね。
かでなさんが今回手掛けたしたのは、商業施設を飾るデジタル装飾分野でも屈指のサイズとなる縦7m、横7mと超巨大な作品。かでなさんにとっても、非常に刺激的な挑戦となったようです。
そこで、今回、現地でのライブ放送のためにイベント会場にいらしたかでなさんに制作意図やエピソードなどをインタビューすることができました。ここからは、かでなさんへのインタビューでお楽しみください!
かでなれおんさんにインタビュー!プロジェクションマッピングの見どころを教えて頂きました!
―今回のプロジェクションマッピング作品は、いつ頃から制作をスタートさせたのですか?
れおん:2~3ヶ月前からコンテや構成を考え始めました。
―今回は、これまで手がけられた作品よりも遥かにサイズが大きいですよね。やってみていかがでしたか?
れおん:投影面が大きいので、大きなものを描けるのではないかとワクワクしていました。今回クリスマスをテーマに作ったのですが、町並みや海など、スケールの大きなモチ―フを中心に制作したのが良かったかなと考えています。完成したものをあらためて見てみると、やっぱりスクリーンのサイズが大きいので迫力が出ていますよね。
―今回は、3本の独立した動画が連続して流れる形の作品になっていますが、それぞれのテーマなどを教えていただけますか?
れおん:今回は、横須賀にちなんだ「海」をテーマに、また、「青」をイメージカラーとして制作して欲しい、というお店側からのリクエストがありました。まずこれらの要望を踏まえて、そこからイメージを膨らませながら物語性を持った作品に仕上げていきました。
全部で3本あるうち、まず1本目では『マッチ売りの少女』をイメージして制作しています。少女を俯瞰して見せるのではなく、少女の視点で見えている景色を投影しています。よく見ていただくと、冒頭で雪が降るシーンが、途中から下から見上げたような描写に変わります。少女が空を見上げた時、上空から降り続く雪を表現しているんです。
―登場人物の主観視点を表現したシーンは今回が初めての挑戦なのですね?
れおん:そうなんです。途中から視点を切り替えるような作画に今回初めてチャレンジしてみました。ぜひ、少女の目線を感じながら作品に没入していただければ嬉しいです。
―2本目と3本目についても教えていただけますか?
れおん:2本目は、横須賀の海をテーマに作成しています。これは、『人魚姫』をイメージして作りました。もし、横須賀の海岸近くの海辺に人魚姫がいたとしたら・・・と考えて、イメージを膨らませてみました。3本目は、サンタクロースにとってのクリスマスがテーマです。画面を見ていただけたらわかりますが、世界各国のサンタさんが出てきて、いろんな国の言葉が出てきます!
―今回の作品は、お客さんにどのように楽しんでもらいたいですか?
れおん:どの作品も童話をベースに作っているので、ぜひストーリーを想像しながら見ていただければと思います。それに、作品中には「映え」ポイントがとってもたくさんあるので、写真や動画をたくさん撮って、SNSなどにアップして楽しんでいただければ嬉しいです。例えば、作品中に出てくる「Christmas」という字が入った部分などは、写真に撮ってグリーティングメールにして頂いたりするのも楽しいと思います!
―最期に、れおんさんがプロジェクションマッピングを手掛ける際に、挑戦していきたいことなどがあれば教えていただけますか?
れおん:今回、初めて女の子の目線の主観という技法を使ってみたりとかしてみたので、これからはもっと色々な技法を勉強して、より多彩で、より面白い表現の仕方を追求していきたいですね。プロジェクションマッピングは、いわゆる2次元の「面」だけを使って見せていく技法ですが、もっともっと色々なアイデアが実現できると思うので、その可能性を広げていきたいと思いますね。
―ぜひ、今後の新作にも期待しています!
まとめ:コースカベイサイドストアーズの今後のプロジェクションマッピングにも注目!
かでなれおんさんが手掛けたクリスマス期間限定のプロジェクションマッピングは、25日までの2週間限定の上映となります。そして、26日からは引き続いて正月バージョンの放映を予定。かでなさんが手掛ける2021年のお正月向けの作品も気になりますよね!
また、コースカベイサイドストアーズのセンターステージに設置された巨大スクリーンは、その後も撤去されること無く、年間を通じて活用されます。地元のクリエイターの作品を投影展示したり、地元企業の広告宣伝に使われたり、横須賀の市民や地元企業と連携しながら様々な用途が検討されています。
そして、年中行事はクリスマスだけではありません。バレンタインデーや七夕、ハロウィンなど様々な行事の中で、かでなさんの新作とまたここで楽しめる機会があるかもしれませんね。その際には、また楽活で詳しくご報告させていただきたいと思います!
コースカベイサイドストアーズ・プロジェクションマッピングについて
【投影期間】2020年12月12日(土)~12月25日(金)
【投影時間】15:00~20:00 ※日によって異なります。
【場所】2F センターステージ シースルーエレベーター壁面
コースカベイサイドストアーズについて
Coaska Bayside Stores (コースカベイサイドストアーズ)
住所:〒238-0041 神奈川県横須賀市本町2-1-12
TEL: 046-822-2244
公式HP:https://coaska.jp/
地図:https://goo.gl/maps/9GEG2f6xfwdDLF4A7