地域・ローカル特集

逃げ恥にも登場した「瓦そば」を都内の名店「瓦.Tokyo」で味わう!獺祭の飲み比べも楽しい!

2021年1月2日(土)夜9時から「逃げ恥」こと『逃げるは恥だが役に立つ』の続編、『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!』の放送が決定。放送時間は2時間25分と大ボリューム。ファン待望、4年ぶりの新作です。

新垣結衣と星野源の共演や、契約結婚というテーマを軸にさまざまな社会問題を取り上げたストーリー展開、主題歌に合わせて登場人物が踊る「恋ダンス」などで話題を呼んだ本作。

その第5話に登場した山口の郷土料理が「瓦そば」。作中でも主人公みくりと平匡の距離が縮まるきっかけにもなったキーアイテムです。

そんな瓦そばを東京でいただける名店があります。

まずは瓦そばの歴史を振り返る

お店を紹介する前に、そもそも瓦そばとはどんな料理なのでしょうか? 

瓦そばは、平匡(ひらまさ/※星野源演じる主人公)の出身地でもある山口県の郷土料理です。明治時代、薩摩藩の兵士が、野戦の合間に瓦を使って肉や野草を焼いて食べていたという逸話にインスパイアされ、1961年、山口で川棚旅館を営む高瀬慎一が開発したとされています。茶そば、豚肉、卵、レモンをベーシックな具として、これを瓦に乗せて焼き、つけダレでいただきます。

誕生して100年未満の比較的新しい郷土料理です。回想シーンの中でも、他県出身の平匡の母親は瓦そばをよく知らず、茶そばではなく、普通のそばを使って作ってしまったという場面がありました。しかし、ここ数年はB級グルメとして注目され少しずつ知名度が上昇中。大人気ドラマ『逃げ恥』にも登場したことも後押しして、今や全国的に知られる存在となりました。

山口県宇部市のオーナーが営む名店「瓦.Tokyo」を体験!

今回紹介するお店は「瓦.Tokyo」(カワラトーキョー)。山口県宇部市出身のオーナーが、瓦そばを中心とした山口の郷土料理と地酒を提供する人気店。東京メトロ日比谷線の茅場町駅から徒歩1分とアクセスも抜群です。

ちなみに、同第5話で2人が初めてハグした「品川シーズンテラス」には近隣の日本橋駅から浅草線直通で行けます。

食べ比べたい!2種類の瓦そば

先にタレの中に上に乗った卵や肉、レモンを入れるのが本来の食べ方だそうです。香ばしい茶そばをタレに絡めて口に運べば肉汁とタレがじゅわりと口の中に広がります。

瓦.Tokyoでは「山口STYLE」「瓦.Tokyo ORIGINAL」の2種類から選べます。

山口STYLE

「山口STYLE」は「逃げ恥」にも登場した、太麺と甘めのタレのトラディショナルな瓦そばです。

瓦.Tokyo ORIGINAL

「瓦.Tokyo ORIGINAL」は、瓦.Tokyoが独自に開発したオリジナルの瓦そば。細めの麺と辛めのタレが特徴です。どちらも、1人前から注文できるので食べ比べて好みの味を見つけてみましょう。

実際に瓦そばを味わうと、第5話のラスト、平匡が家族に対するわだかまりを乗り越え、みくりと2人で、瓦そばを食べているシーンがより幸せそうに感じられるかもしれません。

「獺祭」など山口の地酒も豊富に用意されています!

『逃げ恥』では、たびたび印象的なお酒のシーンが登場します。沼田と百合ちゃんがバーで将来への不安を語り合う場面や、第8話の居酒屋で平匡が風見にコンプレックスをぶつけ、みくりへの想いの強さを再確認する場面など、重要シーンでは「お酒」が登場するのですね。

瓦.Tokyoは、地酒のメニューが充実していることでも知られています。そば好きな方にとって、そばを食べながら飲むお酒(日本酒)は格別かと思います。

さて、瓦.Tokyoではどんなお酒が楽しめるのでしょうか?

山口県のお酒と言えば、そう「獺祭(だっさい)」です。この店では「獺祭」を含む、常時10種類以上の地酒を取り扱っています。

山口の地酒

やはり、ここに来たら獺祭を飲んでみたいと思うのは酒好きの性ですね。では飲んでみようと思うと、獺祭は1種類だけでなく、「獺祭50」、「獺祭39」、「獺祭23」、「獺祭スパークリング」など、多数あります。

どれを飲もうか迷っていると、なんとリーズナブルな「飲み比べセット(1000円~)」がメニューに!

飲み比べセットでは、獺祭を含めた地酒の中から好きな3種を選ぶことができます。今回は、「獺祭50」、「獺祭30」、「獺祭23」の3種類を選び、飲み比べてみることにしました。

「飲み比べセット」。3種とも獺祭にすることが可能です。

ところで、この「獺祭●●」の●●部分の数字は、精米歩合を表しています。精米歩合とは、玄米を削った割合のことです。たとえば、「獺祭50」は、50%削って、残りの50%の部分でお酒を造っているという意味ですね。同様に「獺祭39」は、61%を削って39%を残したお米で、「獺祭23」に至っては、なんと77%を削って、残りの23%だけを使ってお酒にしたものになります。

ところで、お酒のラベルにはよく「吟醸酒」「大吟醸酒」と書かれていますよね。この文言をチェックするだけで、精米歩合についてはある程度予測することができます。なぜなら、「吟醸酒」は精米歩合60%以下、「大吟醸酒」は同50%以下でなければそのように名乗れない、という決まりがあるからです。

したがって、こちらのお店で飲める獺祭は、すべて「大吟醸酒」ということになります。

大吟醸酒は、一般的に飲み口が甘く感じられる傾向にあります。ですから、辛口の日本酒を好む方は飲んでいるうちに飽きてしまうこともあるかと思います。

でも、「獺祭23」「獺祭39」は違いました。「獺祭50」に比べると確かに甘口ではありますが、スッキリした味わいなので、飽きずに飲めました。でも、人それぞれ好みがありますので、ぜひこちらの飲み比べセットで色々試してみて、お好きな獺祭を探してみてはいかがでしょうか。

獺祭と一緒に味わいたいユニークなおつまみとは?

瓦.Tokyoでは、山口の食材を使ったおつまみも絶品です。

削り蒲鉾on冷奴

まずは、紅白のかまぼこが目にも楽しい料理を紹介します。こちらは、山口産のかまぼこを削って冷奴にかけたユニークな小鉢。魚の豊かな旨味が口の中にいっぱいに広がります。

タコと水菜とワカメの夏みかんサラダ

新鮮なタコに、水菜のシャキシャキとした食感とみずみずしい風味、夏みかんの爽やかな甘酸っぱさのハーモニーが魅力的な1皿です。

中でも食べごたえ抜群なのが焼き野菜。そば同様、瓦を使用して山口の野菜を調理しています。新鮮で味の濃い焼き野菜のほくほくとした食感と、バターの香ばしい香りがたまりません。

「野菜の瓦焼き」

また冬季は下関名物「ふぐ鍋」も取り扱っています。おいしいお酒とおつまみを楽しみながら、同好の志と逃げ恥トークはいかがでしょうか?

食後は山口のさっぱりういろう

『逃げ恥』特別編の第2話放送後、SNSでみくりの手作りスイーツ(パン粉パンケーキ)が話題になりましたが、本店は甘味も美味。中でも「抹茶外郎」は絶品です。

ういろうといえば名古屋のイメージが強いですが、実は山口の名産品でもあります。その違いは、名古屋のういろうは米粉ですが、山口ではわらび粉を使っていること。もちもちとした食感と深い抹茶の風味が楽しめる1品です。

抹茶外郎

他にも絶品の「きな粉アイス」など山口にルーツを持つデザートを取り揃えているので、瓦そばと獺祭を堪能したあとはぜひ。

子供を抱いたみくり&平匡夫婦、百合と風見の関係性の変化など、現在公開されている情報だけでも波乱の展開が予想される『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!』。放送に備えて、2人の仲を取り持ったキーアイテム「瓦そば」を味わってみるのはいかがでしょうか?

店舗情報「瓦.Tokyo 茅場町本店」

営業時間:月~金 Lunch 11:00~14:00
     月〜土 Dinner 17:00~23:30
定休日:日・祝日(※宴会コースの予約は相談可能)
席数:20席
Webサイト:http://kawara.tokyo.jp

日比生梨香子

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フリーライター。イギリスの大学を卒業後、独立しました。関心はアート、サブカルチャー、グルメ。山口百恵ファンです。
https://note.com/rikacoh

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