業界初の冷凍もんじゃとは!?月島の名店「もんじゃ宝島」の「お家で即席もんじゃセット」を試してみた!

コロナ再拡大が懸念される現在。万全の対策をしているお店が多いとわかっていても、外食を控えている方も多いでしょう。中でも一部の地域に店舗が集中しているローカルな料理の場合、さらに食べに行くハードルが上がります。

例えばもんじゃ。ソース出汁にキャベツのうま味がたっぷりのB級グルメとして、全国的に知られています。しかし、自宅にて自分で作って食べるとなると、食材の鮮度や、調理技術、家庭とお店の火力の差などで、どうしても味に差がついてしまいます。

そんな、お店もんじゃがついに自宅で味わえるようになりました! 今回は、業界で初めて冷凍もんじゃ「お家で即席もんじゃセット」を開発したお店、「もんじゃ宝島」(※以下宝島と表記)をご紹介します。

「宝島」の店舗・メニュー紹介

宝島は2003年に創業以来、月島もんじゃの伝統を守りながらも、その新たな可能性に挑戦し続けているお店です。今回紹介する冷凍もんじゃのみならず、アレルギーがあっても安心して食べられる米粉もんじゃを月島で唯一提供しているお店でもあります。

奈良県に自生する柑橘「ジャバラ」を使用した「にごり ジャバラ」(左)と、月島もんじゃ振興会もおすすめの「月島割り くわ青汁」(右)

店内は清潔感のある、居心地のいい内装。家族連れや女子会にもおすすめです!

それでは、まずいくつかお店でのおすすめメニューをご紹介します。

「ベビースターもんじゃ」

宝島に来たらまずこちらを。

現在定番とされる「明太子もちチーズもんじゃ」より以前から存在する、同店でのスタンダード中のスタンダードです。ベビースターのジャンクで力強いうま味と、新鮮な食材で丁寧に調理された出汁とのハーモニーがたまりません。

「やみつき大根サラダ」

千切りにされたみずみずしい大根とキャベツ。ボリュームたっぷりですが、1人1皿頼んでも完食できるほどやみつきになる味です。

「五目焼きそば」

富士宮製麺の麺を使っています。

焼きそばを美味しく焼くコツは、具の豚肉を焼くときにテーブルにある塩胡椒で下味をつけることだそうです。

「あんこ巻き」

隠れた名物。地元ではこのあんこ巻きで〆るのが定番です。もんじゃでお腹いっぱいになっても甘いものは別腹! 月島に来たらぜひ味わってもらいたい逸品です!

宝島は、Go To Eatキャンペーン参加店舗。感染症対策も遵守されています。

また1名での来店も歓迎しています!

業界初!自宅でお店の味を楽しめる冷凍もんじゃ「お家で即席もんじゃセット」とは?

お家で即席もんじゃセット「月セット」

「お家で即席もんじゃセット」は、もんじゃを冷凍することによって、フライパンやホットプレートを使って焼くだけで、家庭でもお店の味が楽しめる画期的なもんじゃです。もんじゃ業界では、宝島が初めて開発しました。

現在、STORESなどの各ECサイトで通信販売中。注文から数日ほどで到着します。宝島の特製もんじゃを冷凍し、家庭でも温めるだけでお店の味が味わえます。 

冷凍もんじゃの種類は、「月セット」、「島セット」、「宝セット」の3種類。それぞれ、明太子もちチーズ、塩海鮮、特製カレー、ベビースターなど、定番&人気のもんじゃ2種ずつを楽しめます。

また各セットともに、1〜2人前の「レギュラー」、2〜4人前の「ラージ」の2種類が用意されているので、1人暮らしからファミリーまで気軽に購入できます。

冷凍庫であれば約1ヶ月保存することが可能です。

晩酌のお供や、疲れて夕食を作る気力がおきない日に備えて常備するのもおすすめ。また、購入する際にコメントでその旨を伝えれば、遠方の家族や友達へ贈ることもできます。

※商品詳細・販売リンクは記事の最後に記載しています。

業界初!家で食べられるもんじゃ「お家で即席もんじゃセット」の開発秘話とは?!

さまざまなオリジナルメニューが貼られた店内。

お店では、コロナ禍以前から、自宅で食べられるもんじゃに関する構想がありました。遠方に住んでいたり、入院していたり、といった諸事情で来店することが難しいお客さんにも、もんじゃを食べていただく選択肢を増やしたかったそうです。

そんな中、2020年3月には緊急事態宣言が発令。これを受け、2ヶ月後の5月頃から「お好み焼き」や「焼きそば」のテイクアウトをスタート。しかし、焼いてそのまま持ち帰ることが難しいもんじゃをテイクアウト用に作るのは険しい道のりだったそうです。

少しでもおいしいもんじゃを提供するために、冷凍用に製法を微調整。たとえば、刻んだキャベツを、さらに叩いてうまみを出しておき、もんじゃを作ったことがない人でも温めるだけでお店の味になるように工夫しました。また、冷凍する時に余計な水分が出てしまうという問題をクリアする必要もありました。

試行錯誤を繰り返した結果、2020年10月に「お家で即席もんじゃセット」がとうとう完成。その妥協のないメニュー開発には、店主の月島もんじゃへの確かな愛情と誇りを感じます。

また、名物の「米粉もんじゃ」も、最初からうまくいったわけではありませんでした。さまざまなタイプの米粉を研究したり、天かすの代わりにあられを使うなど、こちらも何度も試作にトライ。ようやく今の形にたどり着いたのだそうです。

店主が語る。月島もんじゃへの想い

熟練の手さばきでもんじゃを焼く店主。

宝島の店主は生まれも育ちも月島。月島もんじゃの歴史についてもお聞きしました。

現在、50店舗以上が軒を連ねる月島もんじゃストリート。しかし、昭和の月島はごく普通の商店街でした。当時、もんじゃ屋はわずか数店舗しかなかったそうです。

変化があったのは平成に改元される前年、1988年に営団地下鉄有楽町線(現・東京メトロ)が新富町駅から新木場駅まで延伸し、月島駅が開業した頃から。町おこしの一環として、別業種からもんじゃ店としてリニューアルするお店が増え、発展していきました。宝島も、以前は宝石商を営んでいました。「宝島」という店名もそこから来ているそうです。

その後も、NHKの連続テレビ小説「瞳」(2008年度上半期)で月島もんじゃが頻繁に登場したことや、都営大江戸線が月島駅に開通したことなどにも後押しされるなど、いくつもの偶然が重なり、月島もんじゃの知名度は全国区になっていきました。

また、月島もんじゃの中にも焼き方や、出汁が醤油ベースかソースベースか……などの「流派」があります。月島もんじゃストリートが現在の形になる過渡期にもんじゃを作り始めたお店は、以前からあるお店の流派を受け継いでいるそうです。

もんじゃというソウルフードと、いくつもの偶然が重なり、類をみない発展を遂げた月島。これからも宝島は、新たなもんじゃの可能性に挑戦しながらも、地元だからこそのやりかたでオンリーワンのもんじゃ店を目指していきたいと語っていました。

冷凍もんじゃを実食レポート!

へらは付属のもの。もんじゃ初心者にもやさしいセットです。

興味深いお話を多数うかがった取材後、実際に冷凍もんじゃを購入して、家で食べてみました! 今回お取り寄せしたのは、現在人気&定番メニューの「明太子もちチーズもんじゃ」の1〜2人用。もんじゃのおいしい作り方を解説したプリント、家庭用のホットプレートを傷つけないプラスチック製のへらが同梱されています。

また、宝島のYouTubeチャンネルでは、家庭でのおいしい焼き方を楽しく、わかりやすく解説した動画も公開されています。こちらも必見ですよ!

動画内で解説されている通り、電子レンジで解凍してからフライパンで加熱すると、10分ほどで食べられます。

個人的には”おこげ”ができるまで、もう少し焼くのが好きです。ぜひお好みの焼き加減を見つけてください。

部屋中にいい匂いが漂ってきました。もう待ちきれません!

付属のへらで口に運ぶと、お店のもんじゃの味を見事に再現しています。パンチがありながら、奥深いうま味で満足感も抜群。

1人で、大切な人と一緒に。ぜひお家でも宝島のもんじゃを楽しんでみてください!

「もんじゃ宝島」店舗情報

営業時間:火〜金 17:00~21:30(ラストオーダー)
     土   12:00~21:30(ラストオーダー)
     日、祝 12:00~21:00(ラストオーダー)
定休日: 月
Webサイト:https://www.facebook.com/Monjatakarajima/
参考:月島もんじゃ振興会
https://monja.gr.jp/

「お家で即席もんじゃセット」詳細情報

商品内容:
月セット(明太子もちチーズ、塩海鮮ミックス)
島セット(特製カレー、ベビースター)
宝セット(米粉/明太子もちチーズ、米粉/塩海鮮ミックス)
※各セットのサイズは、レギュラーとラージの2種類

販売ページ:
STORES(https://takaramonja.stores.jp/
BASE(https://takara57mono.thebase.in
ラクマ(https://fril.jp/shop/fe46ddb6dec4213ee2521e1dbc54eb68

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