【パパと一緒に】今年はまだまだ間に合う!河津桜まつりで一足早く春の香りを満喫!

[楽活]で映画や美術館とあちこち取材に行かせて頂いている、私、かるび(@karub_imalive)が、子どもと一緒にプライスレスな思い出づくりのヒントをお伝えしたい!と考えていたところ、このたび、不定期連載【パパと一緒に】が実現しました!
これから、子どもと一緒に遊びたい、子どもを連れていきたいという方々のために、さまざまな場所に行き、子どもと楽しい時間を過ごす情報をお伝えしていきます。

第一弾は「河津桜まつり」編

満開になった河津川の土手から撮影。菜の花とのコントラストも美しい

まもなく3月になろうというのに、この冬は特に厳しい寒さが続いていますよね。東京都心でも氷点下となる朝を何度も迎えるなど、今年の冬は一段寒さの質が違うような気もします。日本全域でまだ厳しい冬が続く中、一足早く春を満喫できる桜のお祭りがあることをご存知でしょうか? 伊豆半島の最南端に近い、河津町で毎年2月上旬~3月上旬に行われている「河津桜まつり」です。

実は、この「河津桜まつり」は、私の子どもの誕生日が2月ということもあり、何か良い記念になる家族行事があれば良いなと考えていたところ、ちょうどいい具合に見つけたイベントでした。首都圏から手軽に行けて、温かいので小さい子どもでも風邪をひく心配もありません。子どもが1歳の誕生日を迎えてから参加し始め、気が付けば今年で8年連続での参加となりました。

すっかり全国区の知名度となった「河津桜」(かわずざくら)ですが、その一番の特徴は、「早咲き」であることです。早咲き系のサクラであるオオシマザクラとカンヒザクラが自然交配して誕生した新種のサクラであると言われています。毎年、厳冬期である1月下旬に開花し始め、ソメイヨシノより若干濃い目の鮮やかなピンク色の花びらをつけます。本格的な春が来る3月上旬にはほぼ散ってしまうのですが、葉桜になるまでかなり長持ちなのも嬉しいところです。

ソメイヨシノよりやや濃い目の鮮やかなピンク色

そして、「河津桜まつり」の魅力は、なんといっても街の中心部を流れる「河津川」の沿道数キロに渡って咲き乱れる河津桜の桜並木です。70年代~80年代に集中して植樹されて以来数十年間大切に育てられ、今では満開になると、沿道はまるで桜の木のトンネルのようにピンク色で埋め尽くされます。

※2016年の様子(8分咲きの時期に撮影)

河津桜まつりの期間中、桜並木の沿道には、数多くのお土産屋や即席の模擬店が軒を連ねます。干物・お茶・サクラ饅頭など地域の物産店や、焼きそば、焼き芋などの出店で食べ歩きながら桜を味わい、ちょっと疲れたら川の堤防で一休み。春を満喫できるピクニックですね。

沿道には、無数のお土産屋さん、模擬店などが並んでいます。食べ歩きが楽しい!
8歳になった我が子も、桜の沿道で楽しそうにはしゃいでいました。

足湯に自噴泉、ゆで卵作り体験も子どもと一緒に

日本有数の火山帯に位置する伊豆半島にある河津町では、温泉も楽しめるのです。桜並木の沿道を中心に「足湯」が楽しめるスポットが数カ所用意されていますし、少し足を伸ばせば日帰り温泉も何ヶ所かあります。

足湯はすべて「無料」で公開されているから大人気。湯上がり用にタオルをお忘れなく。

その中でぜひ立ち寄ってみたいのは、有名な「峰温泉大噴湯公園」です。大正15年に掘り当てられて以来、今でも毎分600リットルもの大湯量を自噴する、大噴湯が楽しめる公園です。1時間に1回温泉の元栓を開放する「噴き上げ」タイミングでは、今でも100度のお湯が地上約30mまで噴き上がります。噴き上がるお湯は、風の流れに乗って観衆の方にサバーッと落ちてくる時もありますが、成分は体に良いので浴びても大丈夫です(!)

お湯が上空から落ちてくる時は水に変わっているのでやけどすることはありません・・・

そして、「峰温泉大噴湯公園」に来たら一度は試してみたいのが、自分で作る「温泉卵」です。まずは、売店で2個150円でカゴに入った生卵を買います。次に、自噴する100度のお湯の中に自分で卵をつけこんで、12分~15分経過したところを見計らって、お湯から引き上げるのです。すると、見事にゆで卵のできあがり!自分で好きなタイミングを調節できるので、バリカタから半熟まで、慣れてくるとわりと自在に作れるようになってきますよ。これが妙にクセになって面白いんです!是非、噴き上げを見た後は、公園内のサクラを見ながら、自作のゆで卵を楽しんでみてくださいね。

売店で、2個150円で生卵を買って自分で作ります。(面倒な方のために、作り置き販売も有)

この日、ちょうど小学校低学年の我が子に最初から最後まで全部「温泉卵」づくりを任せたのですが、楽しそうに温泉の熱湯に浸かったゆで卵を「あと何分でできるかな~」とずっと見ていました。子ども連れで来たら、良い思い出づくりになる観光スポットです。

子どもも大喜び!ゆで卵自作体験、面白いので是非!
噴出したばかりの新鮮な100度のお湯でゆで卵を作ります。
熱湯から引き上げた後は、仕上げに「冷やし水」に30秒つけるのが、温泉卵のカラをムキやすくするコツ!

気になる2018年の河津桜の開花状況は?

2018年2月24日撮影。今年は開花が遅く、全体的にまだ3分~4分咲きといったところ。

平年なら2月中旬ごろには満開になる事が多い河津桜ですが、2018年度は厳冬の影響もあって、開花が非常に遅れています。筆者は、2月23日~24日に行ってきましたが、全体的にまだ3分~4分咲きといったところでした。例年なら3月上旬にはほぼ葉桜となってしまいますが、今年に限っては3月下旬まで楽しめるかもしれません。

その開花状況については、河津町観光協会のHPで毎日更新しています。26日現在、「6分咲き」となっていますので、満開となるのは3月に入ってからになりそうですね。

★河津桜開花状況はこちらをチェック
http://www.kawazu-onsen.com/sakura/

交通渋滞・鉄道の運行状況には気をつけて!

毎年、約100万人弱が詰めかける河津桜まつり。当然、最盛期の土日・祝日は想像以上に大混雑します。特に、東京方面からの車でのアクセスは要注意。ナビでセットすると大抵示されるルートですが、小田原厚木道路(もしくは西湘バイパス)から東海岸づたいを走るR135を南下するルートは、想像を絶する大渋滞となります。(2月24日、河津→小田原までR135経由で夕方に試走したところ、210分かかりました。最盛期の土日なら、河津⇔小田原間で300分~360分程度の覚悟が必要です)R414~伊豆中央道ルートを使うか、伊豆高原から箱根山頂まで伊豆スカイラインを使って渋滞をうまく迂回しましょう。

土曜日・14時頃の河津駅構内。大混雑しています。

また、鉄道も非常に大混雑します。時間帯をずらして早朝到着・夜間出発にしたり、早めに特急指定券を押さえるなどして、できるだけ快適な旅行を心がけると疲れないですよ。

河津桜まつり情報はこちら

開催期間:2018年2月10日(土)~3月10日(土)
主催:河津桜まつり実行委員会
開花情報:
<TEL>0558-34-1560
<Web>http://www.kawazu-onsen.com/sakura/
問合せ:
静岡県賀茂郡河津町笹原72-12
河津町観光協会
TEL:0558-32-0290
FAX:0558-34-0864
Web:http://www.kawazu-onsen.com/

各種リンク:
・河津桜まつり公式サイト
https://www.kawazu-onsen.com/sakura/index.html
・伊豆河津桜まつり情報局
http://www.kawazuzakura.net/event.html
・河津桜まつりパンフレット
https://www.kawazu-onsen.com/sakura/panfu.html
・河津桜まつりお花見マップ
http://www.kawazu-onsen.com/sakura/images/28ohanami.pdf
・JR東日本・河津桜まつり特集
http://www.jrizu.jp/season/kawazu.html

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