おすすめ京都本3選!京都に住んで1年半の筆者が紹介!

京都の本屋さんには、必ずといっていいくらい「京都本のコーナー」があります。

京都を特集した書籍や雑誌を集めたコーナーですね。観光地特集の雑誌や、グルメ情報の書籍はもちろん、京都の歴史や風俗を扱った本まで、あらゆるジャンルの「京都」です。

京都を中心に展開する「大垣書店」の京都本店。もちろん京都本のコーナーあり!

私は千葉の田舎から出てきたので、カルチャーショックを受けました。本屋さんで地元特集コーナーなんて見たことないよ。

京都に住んで1年半が経ちますが、本屋さんと京都本にたくさん助けられてきました。この記事では、京都初心者の東人である筆者が、これはおすすめ! と感じた本を3つ紹介します。

①『京都手帖』

光村推古書院が毎年出版している『京都手帖』は、週間スケジュール帳に歴史的な行事の日程が書き込まれた、ガイドブックとスケジュール帳のハイブリッドな本です。地元目線のマニアックな記事も嬉しいです。

京都で暮らす京都初心者はもちろんですが、ときどき旅行に訪れる他都道府県の方にもおすすめ。スケジュール帳にあらかじめ行事が印刷されているので、どんな日程で有休を取ればどの行事を見にいくことができるのか、一目瞭然です。旅行プランを立てるのに便利だと思いますよ!

2023年は4年ぶりに葵祭が開催されましたし、コロナ禍で見送りとなっていた行事が復活しつつあります。目玉の行事やイベントを見逃さないためにも、京都手帖をぜひご活用ください!

毎年、複数のデザインが展開されているので、お気に入りを探してみてくださいね。

②『京都おいしい店カタログ』

朝日新聞出版のグルメ情報本です。'23−'24年版では最新のお店を中心に、約300軒のおいしいお店が紹介されています。256ページと大ボリュームなのと、紙とインクの匂いというのでしょうか、本の本らしい味わいに一目惚れして購入しました。

本当に新しいお店から、名店のDNAを受け継ぐお店まで、いろいろな飲食店が見つかります。ざっと確認したところ、一見さんお断りのようなお店は無く、気軽に入れそうなお店ばかりなのも嬉しいです。

アフタヌーンティーやパフェなど、もしかしたら京都らしくないかもしれない最新スイーツのお店まで載っています。京都は和食や和菓子だけでなく、美味しい食べ物がいっぱいあるんです! おしゃれな誌面を見ながら、旅の計画を立てるのも楽しいのではないでしょうか?

③『本当は怖い京ことば』

京都に住んで思うのは、街中で京ことばを耳にする機会は実はそんなに無い、ということ。関西ですし関西らしいイントネーションを聞くことは多いのですが、京ことばかと言われると……? 大学が多いのもあってか、全国各地から人が集まっているようで、いろいろな言葉が聞こえてきます。

それでも、たまに老舗に取材にうかがうと、京都生まれ京都育ち、先代も京都人、先先代も京都人、その先代も……と、根っからの京都人の方に出会うことがあります。まさに「はんなり」の印象を与える京ことば。本当に美しいです。

しかし、ネットやSNSなどでは「めちゃくちゃ回りくどいイヤミを言う」としてネタにされがちな所も。私が出会った京都の方は皆さんお優しい方ばかりですが、一度、私が失礼をしてしまったことがあり、そのときは……チクッといただきました。(私が悪い)

優しいのに、物腰柔らかいのに、どうして「チクッ」とやらざるを得ないのか? いわゆる「京都ジン」の思考プロセスがわかりやすく解説されるのが、『本当は怖い京ことば』です。

筆者の方も独特の言い回しや考え方に辛酸を舐めてきたそうで、エピソードが非常に生々しいです。思わず笑ってしまうお話を通し、楽しく京都ジンを学ぶことができます!

まとめ

おすすめの京都本を3つご紹介しました。『京都手帖』と『京都おいしい店カタログ』は、観光や生活で使える本で、『本当は怖い京ことば』は歴史に根ざした京都人の精神に触れられる本だと思います。

京都観光や趣味の読書に、記事を役立てていただけたら幸いです!

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