山之内すずさんが公式アンバサダー!大阪で「Immersive Museum OSAKA」が開幕!
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大阪で「Immersive Museum OSAKA」が開幕しました。堂島リバーフォーラムにて、9月6日(水)まで開催されています。報道向け内覧会には、公式アンバサダーの山之内すずさんが登壇されました。

本展は「絵画×映像」をコンセプトとする没入体験型のミュージアムで、一般的な美術館での鑑賞とはまったく異なり、絵画の世界を「体験」できるミュージアム。広い会場の壁と床の全てを使った360°のプロジェクションで、モネやドガ、ルノワールなど印象派の巨匠たちが見た世界を表現します。

「体感」する印象派の世界

本展のプロジェクションは絵画の映像化にとどまらず、色彩や筆致を解体していきます。分解された色彩が空間を舞い、鑑賞者を取り囲みます。鑑賞者である自分が小さくなり、絵画の世界に入り込んだように感じました。

モネの《睡蓮》などは、もとはと言えば三次元の風景を平らなキャンバスに描いたもの。本展で名画が三次元に広がることで、画家が表現しようとした世界により近づくことができると思います。

公式アンバサダーは山之内すずさん

Immersive Museum OSAKAの公式アンバサダーを務めるのは、女優の山之内すずさん。開幕前の報道向け内覧会に登壇した山之内さんは、一足早く本展を体験されました。

興味はあったものの、絵画やアートに詳しくないため、美術館などをどのように楽しんだらいいのかわからなかったという山之内さん。このたびアンバサダーに就任し、本展について、「アートに詳しい方も、私のような初心者の方でも、みんなが作品の中に入ったように楽しめる」「私自身が誰よりもまっさらな気持ちで楽しめたら」と目を輝かせていました。

お気に入りの瞬間は? という質問に対しては、「絵が変わるときの、一気に迫ってくるような、ぶわーっ! と何かが走り去るような瞬間があるんですけど、あそこがやっぱり圧巻でしたね!」と腕を大きく広げるジェスチャーでダイナミックな流れを表現しながら力説。筆者も同感で、映像が大きく動くときに自分が絵画に攫われるような感覚を、未体験の方にもぜひ味わっていただきたいです。

ちなみに、そんな山之内さんが最近没入したのが、梅のヘタを取ることだそうです。梅酒や梅干し、梅みそ、梅ポン酢など、今年は梅を漬けることにチャレンジしたそうで、ヘタを取るのに没入し、時間があっという間に過ぎたのだとか。なんてかっこいい時間の使い方……!

絵画鑑賞を刷新するImmersive Museum OSAKA

止まっている絵画を動きのある映像化したり、プロジェクションマッピングを用いてフォトジェニックな付加価値を追求したり、昨今は絵画鑑賞とデジタル技術を組み合わせたさまざまなコンテンツが生まれています。

しかし、本展が目指したのは単なる映像化を超えた新たな鑑賞体験。キャンバスに残された色彩や筆致といったヒントを紐解き、印象派の画家たちが見た世界を捉え直そうという試みではないでしょうか。

美術に詳しい人もそうでない人も、「こんな絵画の見方があるんだ!」と発見がある展覧会だと思います。ぜひ、足を運んでみていただきたいです。

開催情報

会期:2023年6月17日(土)~9月6日(水)
【平日】10:00~20:00(19:00最終入場)
【土日祝】10:00~20:00(19:00最終入場)
会場:堂島リバーフォーラム(〒553-0003 大阪市福島区福島1-1-17)
チケット:一般¥2,500/中・高校生¥1,700/小学生¥700
公式ウェブサイト:https://immersive-museum-osaka.jp/

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