プラントベース(すべて植物性)で卵もバターも使用せず、甘くて美味しいクッキーを提供するオブゴベイカー（ovgo Baker）。
何度かオブゴベイカーを訪れているうちに、ふと、自分がここに足を運ぶ理由について考えるようになりました。食いしん坊で美味しいものが好きだから？それとも、サステナブルな選択ができるから？
その答えは、案外シンプルだったのかもしれません。
今回は、東京・日本橋の交差点にひっそりと佇むovgo Baker edo stに行ってきました。
一口の驚きと心の変化
初めてオブゴベイカーのクッキーを口にしたときの衝撃は、今も忘れられません。
はじめはご近所さんからのギフトでいただいたのですが、ひとくちかじった瞬間に、チャンクな食感と口いっぱいに広がる豊かな風味と甘さ。
「え！このクッキー美味しい！どこのクッキー？」と思わずお店を調べました。これがなんと、プラントベースのスイーツ屋さん。「本当にプラントベースなの？」と驚きました。
後々考えると、この「美味しい！」という感覚は、単なる味覚の満足を超えたものだったのかもしれません。
私たちの身体は、良質なものを自然に求めるようにできていて、オブゴベイカーのクッキーは、そんな私たちの本能に応えるかのように作られているようです。
食べることで始まる「地球への小さな恩返し」
「美味しいから食べちゃった」
「居心地がいいからからまた来ちゃった」
そんな何気ない行動が、実は地球への小さな貢献につながっていることを知ったとき、嬉しいような、少しだけ気が引き締まるような思いがしました。
難しいことは考えず、美味しいからと選んだクッキーが、実は地球に優しい選択肢だったとしたら、皆さんはどう感じるのでしょう。
国連は地球の人口が2050年までに97億人にまで達するという報告書を発表しています。こうしたなか、肉や魚は有限な資源で、動物性たんぱく質の供給不足が心配されています。
オブゴベイカーでは、動物性の原料を一切使用していないビーガンフードで、畜産業がもたらす環境問題への配慮がされているサステナブルな仕様になっています。
また、可能な限りオーガニック食材を使用し、環境への負荷を最小限に抑える努力がなされています。
日常の中で「美味しいから」と選ぶものが、地球や未来に優しい選択肢である文脈が、私にとってはとても嬉しいものでした。オブゴベイカーのクッキーは、その嬉しい選択の例であり、無理なく続けられる行動の一つになっています。
心地よい空間が生み出す、自然と人との繋がり
オブゴベイカーの魅力は、クッキーの味だけにとどまりません。温かみのある内装やヴィンテージ調のインテリアは、過去と現在が交差するような心地良い空間です。
忙しい日常の中でつい立ち寄りたくなるような、そんな居心地の良さがあります。カフェスペースもあり、クッキーを片手に静かな時間を過ごすことができます。
そこにいると、まるで特別な空間でひと息ついているかのような感覚に包まれ、現代社会の喧騒から一時的に解放されたような気持ちになります。
地域と繋がる、サステナブルな選択
写真はショーケースに陳列されたクッキー。どれも美味しそうで、さらにソーシャルグッドな作り手の想いが込められています。
オブゴベイカーは、地域との繋がりを大切にし、地元のイベントやマーケットに積極的に参加しています。こうした活動を通じて、持続可能な食材の供給を実現し、地産地消の考え方を広める役割も果たしています。
美味しいクッキーを手に取ることが、地域社会や地球環境への配慮につながっているのは、消費者の私たちにとっても嬉しいですよね。
オブゴベイカーは、人間が自然と共に生きるための、そして我々自身にとっても嬉しい、ソーシャルグッドな選択肢を提供してくれています。
美味しさが教えてくれる未来
私がオブゴベイカーのクッキーに惹かれるのは、その美味しさが持つ力に他なりません。
食べることで得られる満足感や多幸感が、ただ味覚やお腹を満たすだけでなく、食べるという行為の本来の意味を思い出させてくれるからです。
私は抹茶マーブルラテのクッキーが大のお気に入り。そんなお気に入りのクッキーが、身体を養うだけでなく、心も満たし豊かにしてくれます。
そして、その食べ物が地球に優しい選択肢であるとき、私たちは自然とサステナブルなライフスタイルを実践しているのだと気づきます。
日常の中で無理なく続けられる、サステナブルな選択の発見が嬉しく、またその喜びが未来への一歩と繋がっていくように感じました。
是非、皆さんも一度足を運んで見てください。美味しくて嬉しい体験が待っているかもしれません。
店舗情報
ovgo baker公式サイト▶https://ovgobaker.com/
instagram▶https://www.instagram.com/ovgo_official/
