「タロットカードをしてみたいけれど、どのカードを選べばいい?」
「タロットカードって面白そうだけど、なんとなく怖い」
「タロットカードに興味はあるけど、カードの意味を覚えるのができなさそう」
このように「タロットは面白そうだけど、なんだか怖い雰囲気もあるし、覚えるのも大変そう」と思っている方が大勢いるのではないでしょうか?
怖くもなく、覚えるというよりは直感でメッセージが受け取れるようなカードがあればいいのにと思いませんか?
私はボイジャータロットというタロットの国際認定ティーチャーです。このボイジャータロットは、面倒なルールは何もなく、「潜在意識の中にある答え」がするすると導き出されるカードなのです。
タロットカードに興味はあるけれど、そこから半歩進めないという方のために
- ボイジャータロットの特徴
- ボイジャータロットの楽しみ方
をお伝えします。
タロットカードのリーディングができるようになると、迷っている時にカードに聞けます。そのカードを見た時の自分の反応を参考にすることで、迷う時間がかなり減らせますよ!日々の生活に役に立つので、ぜひボイジャータロットと親しくなってみてはいかがでしょうか。
ボイジャータロットの特徴
ボイジャータロットは1985年にJames Wanless博士と、彼の友人で芸術家であるKen Knutson氏の共同作業により誕生した、まだ新しいカードです。さまざまな情報がコラージュという形で1枚のカードに配置されています。カードの構成は、基本的には従来のタロットカードと同じです。
それではボイジャータロットならではの特徴を紹介します。
1. ルールがないのがルール
私はタロットカードに興味があったので、習いたいと思って本を何冊か購入したことがあります。
ある本にはタロットカードのルールとして「カードを収納する際にシルクで包む」「カードを収納する際には、カードを順番に並べる」「カードは人に触らせないように」から始まり、シャッフルの回数などにもルールがありました。
「あ。これは私、できない」と思って本を閉じたのを覚えています。
ボイジャータロットには、ルールがありません。自由に使えます。使った後カードを並べ直さなくてもOKですし、クライアントさんにシャッフルしてもらったり、カードを選んでもらったりもできます。
私にとってこの「ルールがない」というのが自由な感じがして、ボイジャーがとても好きな理由の一つです。
2. タロットなのに占いではない?!
「タロットカード=占い」という認識をみなさん持っているかと思います。しかしボイジャータロットは占いではないのです。
みなさん、答えが知りたくて問いかけをすると思うのですが、答えは自分自身が持っています。ボイジャータロットはあなたの潜在意識に働きかけて、潜在意識の中にあるあなたの答えを引き出します。
何かカードに問いかけをしてカードをひくというのは、他のタロットと同じです。しかし、そのひいたカードの意味だけを重視するのではなく、そのカードを見て「あなたが」何を感じるかというのに注目します。
あなたが感じたことが、出たカードの意味合いと真逆のことだとしたら?そんな時は、あなたの感じたことを採用します。そのため、答えを押し付けられるのではなく、あなた自身も心から納得できるようなリーディングになります。
3. 直感を受け取りやすい
ボイジャータロットはさまざまな情報が一枚のカードにギュッと詰め込まれています。同じカードをひいたとしてもその時のあなたの状況により、カードのどこに目がいくかが違ってくるでしょう。
つまり同じカードをひいたとしても、そのカードから受け取るメッセージが毎回違います。
例えば、この「Magician」のカード。ある時はこの画像の左上にある逆さまになったグラスが気になるかもしれません。ある時は右下の開かれた手が気になるかもしれません。あなたが気になったシンボルが、今あなたに語りかけているとしたら、なんと語りかけていると思いますか?
このようにさまざまなシンボルがコラージュされているからこそ、カードの中のいろいろな箇所からインスピレーションを受け取れるのです。
ボイジャータロットの楽しみ方
ボイジャータロットは他のタロットと同じように他者へのリーディングができます。ただし今回は、初めてボイジャータロットを手にして、まず自分一人で楽しみたいという方への楽しみ方を紹介します。
1:毎朝ひいてメッセージを受け取る
毎朝カードをひいて「今日のメッセージ」をもらいましょう。ひいたカードのどのシンボルが気になるのか、そのシンボルはあなたに何を語りかけているのかを感じてください。できれば、そのメッセージに基づいて、今日する行動(簡単な行動で大丈夫)を決めて、それを実行しましょう。
具体的に言うと、「Compassion(慈愛)」というカードをひいたとします。あなたが受け取ったメッセージが、「自分を大切に」だとしたら、どんな行動をすればいいでしょうか?自分のことを大切にできていると感じる行動で簡単なこと。私なら、今日の夕食は自分が今一番食べたいと思っているものにする、という行動をするかもしれません。
2:具体的な質問を投げかけてカードをひく
何か答えが知りたいことがあれば、カードに質問を投げかけつつシャッフルし、あなたがこれだと思ったカードをひいてください。ただし、質問はできるだけ具体的にすること。
例えば、「私、幸せになれますか?」などの質問は抽象的すぎます。何をもって幸せと感じるかは人それぞれだからです。抽象度を下げて、できるだけ具体的なことを質問するのが、ポイントです。
もしもあなたが、時間がない生活をしているとします。毎日30分でも自分の時間が確保できれば、それが「幸せ」だと感じるかもしれません。もしそうなら、「どのようにすれば毎日30分、自分時間を確保できますか?」とボイジャーに尋ねてみてください。
質問をして、カードをひいて、そのカードを見た瞬間「なるほどね!」「やっぱり!」と思うことも、意外なカードが出ることもあります。カードがあなたの気持ちをはっきりさせるための鏡として作用することもあります。
3:迷った時にひいてみる
気に入った洋服があったとして、その服のベージュがいいか黒がいいかなどと迷った経験ってありますよね。他にも外食するのに中華がいいか、イタリアンがいいかなど。
そんな時にもボイジャータロットがおすすめです。カードをシャッフルして「ベージュを選んだらどうなる?」と思いながら1枚、「黒を選んだらどうなる?」と思いながら1枚ひきましょう。
両方のカードを開けてみて、比べてみてください。どちらのカードの印象がいいですか?もしくはどちらのカードの方がワクワクしますか?
深くて面白いボイジャータロット
この記事では、ボイジャータロットの特徴と楽しみ方をお伝えしました。ボイジャータロットを手に入れても、最初何をどうしたらいいのか悩んでしまいますよね。
誰かに教えてもらったり講座を受けに行くのもいいのですが、まずは毎朝1枚カードをひいてみてください。そのカードの気になるところに注目して、そこからメッセージを受け取りましょう。このようにしてカードと慣れ親しんでいくことが大切です。
ボイジャータロットにはルールがありませんし、そのカードを見てあなたがどう感じるかを重要視するため、自由にカードからメッセージを受け取っていただけます。もし意味を知りたければ、ネットで検索可能です。
私は、「どちらでもいいんだけど、どちらにしよう」という時によくボイジャータロットをひきます。カードを参考にできるので、いつまでも悩むということがなくなりました。また、他者リーディングもしますが、自分に対しても節目にはリーディングをしたり今後の流れを見たりしています。
ボイジャータロットは自分自身が実際に使い、人生に役立つツールだと実感しています。深くて面白いボイジャータロット、あなたも手に取ってみませんか?