群馬で梅林巡りはいかが?見頃を迎えた東日本最大級の梅産地【ぐんま三大梅林】を一挙ご紹介!

山々に囲まれた自然の宝庫群馬県には東日本最大級の梅林があります。ぐんま三大梅林とも呼ばれる3つの有名な梅林があり、毎年、2月中旬頃から三大梅林は美しく色づき、見頃を迎えます。

例年、シーズンになると三大梅林には多くの見物客が足を運びます。そこで、今回はまもなく見頃を迎える群馬の梅と、ぐんま三大梅林の魅力をお伝えしたいと思います。

意外?!群馬県は全国第2位の梅の名産地

美しく濃いピンク色に色づく紅梅

梅といえば、「紀州南高梅」ブランドで知られる和歌山県が日本一の収穫量を誇ります。

ですが、和歌山県に続く第2位は群馬県であることをご存知でしょうか?群馬三名山の一つ榛名山の麓に位置する高崎市・安中市を中心に、たくさんの梅が栽培・収穫されています。

全国に出回る梅の7割が群馬県産。群馬県は、知る人ぞ知る梅の産地なのですよ。

肉厚でジューシーな群馬の「白加賀梅」

西上州を中心に群馬県内では主に白加賀梅という品種が栽培され、5月の下旬から6月の中旬に収穫されます。大粒で肉厚、しっかりした実の白加賀梅は主に梅干や梅酒にピッタリ。またジャムやジュースドレッシングもあり、美味しさを存分に堪能できるものばかり。

梅や加工品は群馬県内のスーパーや高崎市内のJA直売所などで購入できます。

梅とともに楽しめるスタンプラリーも開催

梅林巡りを楽しく!スタンプラリーもあります

群馬の西側に位置する西毛地区には、ぐんま三大梅林と呼ばれる3つの有名な梅林があり、2月から3月にかけて梅の花が楽しめます。

梅の花と各梅林の風景を一度に楽しめるので3箇所巡っても飽きません。梅林によってはイベントも開催されます。

また3つの梅林を巡るスタンプラリーも開催されています。梅林や周辺のオススメスポットを巡り、スマホアプリやハガキでスタンプを集めると素敵な賞品が抽選で当たります。

ぜひ梅林をめぐってスタンプを集めてみてくださいね。

開催期間:2022年3月1日(火)〜2022年3月31日(木)
公式サイト:https://www.pref.gunma.jp/07/k00100015.html
アプリダウンロード:https://worldheritage.pref.gunma.jp/kinuisan/app-ja.html

※梅林によって開催期間が異なるので、公式サイトをご覧ください。

ぐんま三大梅林を一挙ご紹介!

春を代表する花のスポット、群馬三大梅林をご紹介しましょう。

1.秋間梅林

安中市から高崎市へ注ぐ秋間川の上流の山間の地に位置する秋間梅林。50haの広大な敷地に紅梅や白梅がおよそ35,000本植えられています。

満開になると絶景を織りなす広大な敷地の梅林

梅の美しい花とともに周辺の山々も眺望できる絶景スポット。

山の風景とともに楽しめる梅の花

園内には遊歩道があり、のんびりと散策できます。道祖神として梅地蔵も安置され、家内安全や厄除けの御利益があると言われています。

梅林に佇む梅地蔵

2022年は梅林内にフォトスポットやライトアップも施され楽しみ方も色々。

かわいらしいフォトスポット

梅農家直営の食事処やお土産屋さんもあり、食事や休憩そして自慢の梅も購入できますよ。

梅を味わえる売店の一つ

中にはテレビ番組にも登場する人気店もあり、梅を使ったメニューも楽しめます。

見頃は2月下旬から3月下旬で、例年秋間梅林祭りが開催されます。また秋間梅林ならではの体験プログラムもあり、梅もぎ体験や梅ジャム、酵素、梅ピクルスづくりなども楽しめますよ。

芋煮会やウォーキングなど様々な催し物も行われます。詳しくは下記に記した秋間梅林の公式サイトをチェックしてみてくださいね。

所在地:群馬県安中市西上秋間
秋間梅林祭開催期間:2022年2月19日(土)〜3月下旬
開花祭:2022年3月5日(土)10:00〜
ライトアップ開催日:
2022年2月25日(金)・26日(土)、3月4日(金)・5日(土)、11日(金)・12日(土)
問い合わせ:027−382−1111(安中市観光課)
料金:無料
駐車場:土日、祝祭日有料
公式サイト:http://akimabairin.com

2.箕郷梅林

梅林の美しい梅

榛名山の麓、高崎市箕郷地区の丘陵地に位置する箕郷梅林(みさとばいりん)。300haもの広大な敷地におよそ10万本の紅梅や白梅が植えられています。

中世の武将をも魅了した箕郷梅林

その歴史は古く、中世からこの地で梅が楽しまれていました。箕郷梅林は善地梅林広場(善地会場)とみさと梅公園(蟹沢会場)の2つに分かれています。

善地会場の案内図
展望台

善地会場には展望台があり、見ごろを迎えるとまるで雲海のような梅の花が眼下に広がり圧巻。また暖かくなってくると河津桜も楽しめます。

展望台からの風景

こちらは善地会場より車で数分の蟹沢会場の梅公園。

梅公園へようこそ!
蟹沢会場・梅公園の案内図

子供たちがのびのび遊べる公園や四阿(あずまや)があります。

園内の様子

奥にはこの地で梅が栽培されるきっかけになったと言われる伝説の「子育ての白梅」もあります。

「子育ての白梅」の由来を解説したパネルもあります
鳥居と鈴の付いた子育ての白梅

周辺には売店やJAの直売所があるので、食べ歩きや梅製品、梅の購入もできるんですよ。どちらの会場も散策道が整備されているので、のんびり散策しながら梅の花を楽しめます。

見頃は2月下旬から3月下旬にかけて天空の梅祭りとも呼ばれる「みさと梅祭り」も開催されます。

箕郷梅林開園期間:2022年2月20日(日)〜2022年3月下旬
住所:群馬県高崎市箕郷町善地・富岡
問い合わせ:027−371−5111(高崎市役所箕郷支所産業課)
料金:無料
駐車場:300円、バイク100円、大型1,000円
みさと梅まつり公式サイト
https://www.city.takasaki.gunma.jp/kankou/nature/misatobairin.html

3.榛名梅林

高崎市榛名文化会館エコール近くに咲く梅

箕郷梅林と同じく、榛名山の麓、高崎市榛名地区の丘陵地に位置する榛名梅林

400haもの広大な敷地に紅梅や白梅がおよそ12万本も植えられています。こちらは前者2つの梅林とは少し異なり、町の丘陵地一体に梅が咲き誇るため、榛名梅林と呼ばれています。

榛名梅林の立派な紅梅

榛名梅林を鑑賞するためには、高崎市榛名文化会館エコールを拠点にすると便利。駐車場に車を停めてのんびり梅林を散策できます。

街の中心部にある文化会館に車を停めて、徒歩で周辺の梅も散策できますよ。

鮮やかな色を放つ紅梅

町内にはJAの直売所もあり、青梅や梅干しなどの梅製品も購入できます。見頃は2月下旬から3月下旬で例年榛名の梅まつりが開催、多くの観光客で賑わいます。(2022年は新型コロナ感染拡大予防のため中止)

住所:群馬県高崎市上里見町1072−1 他(榛名文化会館エコール)
問い合わせ:027−374−6712(榛名観光協会)
料金:無料
駐車場:あり、無料
公式サイト(高崎市役所)
https://www.city.takasaki.gunma.jp/kankou/nature/harunabairin.html

おわりに

梅を見に来てみませんか?

群馬県は、全国第2位を誇る梅の名産地。今回ご紹介した、特に有名な3つの梅林はご存知でしたか?

公園もあり、ライトアップ開催もあり、スポット毎に違う趣で梅の花を楽しめます。園内や梅林周辺では青梅や梅を使った加工品も販売され、目と舌で梅を堪能できます。

桜よりも一足早く春を感じさせてくれる梅を楽しみに群馬へ足を運んでみませんか?

参考サイト
https://www.pref.gunma.jp/07/k033_00024.html
https://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2017121900025/
https://www.city.takasaki.gunma.jp/kankou/nature/harunabairin.html
http://akimabairin.com
http://www.ja-hagukumi.or.jp

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