廃盤海図MINIレターセットの魅力に迫る!潮風にエモさをのせて、アナログなやり取りに彩りを

こんにちは。先日、「思い立ったが吉日」ということで弾丸船旅をしてきた本河です。

乗船した客船の売店で、なんと廃盤海図を裁断して作られたレターセットなるものを発見。思いがけない出会いもさることながら、あまりにもグッと来るコンセプトとルックスに、テンションが上がりました。

文房具好きな方はもちろん、海、地図、旅行が好きな人にもかなりグッと来るであろう、とても素敵なアイテム『廃盤海図MINIレターセット』を、今回ぜひご紹介させてください。

リサイクルというにはロマンチックがすぎる。それが廃盤海図MINIレターセット

便箋のモチーフは船に欠かせないアイテム。

そもそも海図とは何なの?」という話なのですが、要は海の地図のこと。陸の地図にはどこに何があるのかが記されているのと同じように、海図には水深、航路、地形、灯台など公開時の目印となるものが記載されています。

海図は、船舶が安全かつ効率よく航海するのに不可欠な存在で、日本では海上保安庁が刊行しています。

実はこの海図、海は常に変化することから海図の内容も毎週補正されているそう。しかし、補正図などを用いても難しいくらい大幅な修正が生じると、内容を全面的に訂正し新しい海図を刊行しているとのことです。そうなると、それまで使われていた同じ番号の海図は航海に使用できなくなることから、廃盤海図として扱われるとのことでした。

ここだけ聞くと「すごくもったいない!」と感じてしまうのですが、部分的な修正でも対応しきれないくらい内容が変わってしまったなら、使用には支障がありますからね。こればかりは仕方ないと納得。

今回ご紹介する廃盤海図MINIレターセットは、本来だったら捨てられる予定だった廃盤海図をリサイクルして作られています。

レターセットの内容物は、

  • 廃盤海図を利用した封筒
  • 宛名シール
  • 便箋
  • 製品名が書かれた用紙

といたってシンプル。

見てよし。調べてよし。色々な楽しみ方ができる廃盤海図MINIレターセット!

今回のレターセットのなかでも特にお気に入りの図柄

廃盤海図を使用した封筒は6枚1セット。どれひとつとして同じ柄がないというのは、コレクター心をくすぐりますね。

タフな現場でのタフな使用を想定しているからなのか、吸い付くようにしっとりしつつ弾力もある質感の紙が使われています。

右側をよくみると「URAGA」(浦賀)の文字が。

他の封筒も隅々までチェックしてみました。

ある封筒には「海上保安庁 刊行」の印刷が。ちょっとレアな部分が出てくると、当たりみたいで嬉しいです。

なかには作り手のセンスが光るこんな柄も。

数字がドット柄のように配置されているのをうまく活用していますね。左側と下側の直線も効いていて、なかなかいい味が出ています。

ここはどこでしょう?

ときには地名がガッツリ記載されているものが入っている柄があるのも、このアイテムの面白さだと思います。

特に上の画像の封筒は地名と地形が特徴的だったことから、せっかくなので海図情報から場所を特定できるか検証してみました。

見つけたときは思わず声が出ました。

Googleマップで調べること約5分で、それらしき場所を発見。画面中央の特徴的な海岸線が決め手になりました。

今回購入したセットは山陽地方〜九州地方が多かったです。

内陸出身者としては、自分の地元が当たる可能性がワンチャンある海街の出身者が羨ましい限りです。

年末年始になると、今でも年賀状を書く方も多いのではないでしょうか。旧交をあたためる絶好の機会ではありますが、年賀状を出せなかったり、出し忘れてしまったりすることもありますよね。

そうしたときに、

「素敵なレターセットを見つけたから手紙を書きたくなったので」
「旅行が好きな〇〇さんを思い出したので」

と一言添えて、気になるあの人に宛てて便りを出すきっかけを作ってくれそうです。

2023年は皆さんにとってどんな年でしたか。

いいことがあった方は、来年はもっといい年になりますように。そこそこだった方は、未来に先送りしたいいことがたくさん待っていると考えて素敵な一年にしましょう。

【ご相談】

今回ご紹介した廃盤海図レターセット、取り扱っている店舗は多数お見かけしたのですが、肝心の製造元がわからずじまいでした……。

楽活読者様のなかで海図を製造・販売している企業様にお心あたりがある方がいらっしゃいましたら、こっそり教えていただけると嬉しいです。

おすすめの記事