5月病を吹き飛ばして、前向きになれるオススメ映画7選!憂鬱な気分には映画が効果的!

こんにちは。

桜の季節も終わり、だいぶ暖かくなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。

次は梅雨の季節。と、その前にメンタルがダウンしやすい5月がやってきます。

いわゆる「5月病」ですね。5月病は医学的な病名ではありませんが、憂鬱になりやすく体調が悪くなる方が増える時期です。

そこで今回は、そんな5月病にも負けない「前向きになれる映画」をご紹介します。

暇があれば毎日のように映画を見ている筆者のおすすめを厳選しました。憂鬱な気分で前向きになれないと感じている方の背中を押したり、明るい気持ちになれるような作品と出会えるきっかけになれば幸いです。

人生に勇気と愛を与えてくれる『ザ・プロム』

Netflix独占配信の本作は、ブロードウェイミュージカル「プロム」を映画化したもの。

ミュージカル映画の歌とダンスは、見ているだけでも気持ちが明るくなるのでおすすめなのですが、本作のストーリーそのものが、ティーンや大人に勇気を与えてくれます。

〜 あらすじ 〜

ニューヨークの“元”超人気舞台俳優ディーディー(メリル・ストリープ)とバリー(ジェームズ・コーデン)は、新作ブロードウェイミュージカルが大コケしてしまい、役者生命の危機が訪れ大ピンチ。一方、インディアナ州の田舎町では、恋人同士の女子高校生エマ(ジョー・エレン・ペルマン)とアリッサ(アリアナ・デボース)が、女性カップル2人でプロムに参加することが問題になって禁止され、悲嘆に暮れていました。ひょんなことをきっかけにその事実を知ったディーディーとバリーは、この機会に乗じて自らの役者イメージを挽回しようと、同じくキャリアアップを図るアンジー(ニコール・キッドマン)らと共に計画を練ることにしますが、ベテラン俳優たちと、若い女性カップルが交わることで、思いもよらない騒動と、愛と感動のドラマが待ち受けていましたーー。(引用:Filmarks)

〜 見どころ 〜

ジェンダー問題をメインにした映画はNetflix映画に多く、誰もが身近な問題として捉えられるきっかけをくれます。

本作もそのような内容なのですが、自分がそういった問題を抱えていなくても“自分自身がどう生きていくべきか”を、ジェンダー問題を通して教えてくれる作品になっているんです。

中でも私がとても心に刺さったのは「人生はリハーサルじゃない」というセリフ。

勇気がなくて一歩踏み出せずにいる人や、周りの目を気にしてしまっている人などの心の引っかかりを解いてくれる、そんな言葉だと思いました。

今のコロナ禍では、鬱々とした気分がさらに増幅させられているように思います。

やりたいことがあっても諦めなければとならない、と思っている方も多いかもしれません。

そんな時でも「今を全力で楽しもう」「今できることから取り組んでいけば、きっと人生が素晴らしいものになるはず」と教えてくれているように感じました。

諦めずに挑戦する気持ちや、自分を愛して前向きに生きていこうと勇気をくれる作品です。

女性の多様な生き方を肯定してくれる『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』

こちらは、特に女性におすすめしたい作品です。

若草物語はこれまで何度も映像化されていますが、本作は普遍的に人の心に響くストーリーに現代らしい見やすさもプラスされています。

〜 あらすじ 〜

19世紀、アメリカ、マサチューセッツ州ボストン。マーチ家の四姉妹メグ、ジョー、ベス、エイミー。情熱家で、自分を曲げられないため周りとぶつかってばかりの次女ジョー(シアーシャ・ローナン)は、小説家を目指し、執筆に励む日々。自分とは正反対の控えめで美しい姉メグ(エマ・ワトソン)が大好きで、病弱な妹ベス(エリザ・スカレン)を我が子のように溺愛するが、オシャレにしか興味がない美人の妹エイミー(フローレンス・ピュー)とはケンカが絶えない。 この個性豊かな姉妹の中で、ジョーは小説家としての成功を夢見ている。ある日ジョーは、資産家のローレンス家の一人息子であるローリー(ティモシー・シャラメ)にダンス・パーティで出会う。ローリーの飾らない性格に、徐々に心惹かれていくジョー。 しかしローリーからプロポーズされるも、結婚をして家に入ることで小説家になる夢が消えてしまうと信じるジョーは、「私は結婚できない。あなたはいつかきっと、もっと素敵な人と出会う」とローリーに告げる。 自分の選択でありながらも、心に一抹の寂しさを抱えながらジョーは小説家として自立するため、ニューヨークに渡る――。(引用:Filmarks)

〜 見どころ 〜

四姉妹それぞれが“生き方”を模索する様子は、きっとどんな女性も、自分と四姉妹の誰かを重ねてしまうのではないでしょうか。

そして最後には、悩んでいた生き方や価値観のすべてを肯定してくれるような作品です。

女性の地位がまだ低かった時代の話なので、自分を表現して活躍したいと思っている女性や、恋愛もしたいけど、仕事も頑張りたいと葛藤している女性にぜひ観てほしいと思います。

当時の衣装も美しく、キャストも豪華なので「映像美としても心が癒される」とレビューしている方もたくさんいました。

私は信じられないぐらい泣いてしまったので、鬱々とした気分を解消するために泣いてデトックスできる映画としても…いいかもしれません!

本作を観た女性は、きっと強くなれます。

平凡な毎日が愛おしい『パターソン』

これまでのラインナップとは違い、終始静かな時が流れる作品。独特な世界観なのですが、平凡である毎日の尊さや愛おしさをじっくりと味わえる素晴らしい作品です。

〜 あらすじ 〜

ニュージャージー州パターソンに住むバス運転手のパターソン。彼の1日は朝、隣に眠る妻ローラにキスをして始まる。いつものように仕事に向かい、乗務をこなす中で、心に浮かぶ詩を秘密のノートに書きとめていく。帰宅して妻と夕食を取り、愛犬マーヴィンと夜の散歩。バーへ立ち寄り、1杯だけ飲んで帰宅しローラの隣で眠りにつく。そんな一見代わり映えのしない毎日。パターソンの日々を、ユニークな人々との交流と、思いがけない出会いと共に描く、ユーモアと優しさに溢れた7日間の物語。(引用:Filmarks)

〜 見どころ 〜

何気ない日々こそ宝物、といった言葉はよく聞きますが、実際に自分の生活を振り返ってそう思えるかというと、ちょっと難しい。忙しく働いたり交流する現代人にとっては、なかなか実感できないのではと思います。

そんなときに、コーヒーブレイク的な感覚で鑑賞してみてほしいのが本作品。

お互いを想い合い信じているからこそ、毎日が平和だからこそ感じられる幸せや、穏やかであたたかい気持ちを本作から受け取れるはず。

前向きになれる映画といっても、明るい映画ばかりでもないですし、主人公に感情移入して「私も頑張ろう!」となれる映画ばかりではないと思います。

人によっては、自分の日常と地続きで、特に起伏のない平凡な生活を見た時に“今の自分を認める”ことができて心が軽くなる方もいるでしょう。

そんな方にぜひ観ていただきたい作品です。

自分を解放したくなる『私ときどきレッサーパンダ』

ディズニー&ピクサー映画の本作は「“じぶん解放”エンターテイメント!」のキャッチコピーにもあるように、何かを我慢して自分を偽って過ごしていることにモヤモヤしたことがある方におすすめの作品。

アメリカとカナダで作られた作品ですが、アジアの国が舞台なので馴染みもあり、普段アニメ映画を観ない方でも観やすいと思います。ライトな内容なので、気軽に見始められますよ。

〜 あらすじ 〜

ディズニー&ピクサーが贈る『私ときどきレッサーパンダ』は、13歳の少女メイが過保護の母親ミンからの期待と思春期の混乱の間で悩む姿を描く。ある日メイは、興奮するとレッサーパンダに変身する体になってしまう!(引用:Disney+)

〜 見どころ 〜

主人公のように青春真っ盛りな学生も、ある程度自由に生きられる大人でも、同じように自分を解放できずにいる人はたくさんいると思います。

そんな人たちがスッキリとした気持ちになれて、なにかに縛られていた窮屈な気持ちを軽くしてくれる作品です。

主人公が大好きなアイドルに心をときめかせて生きがいとしているシーンが可愛くて、今の韓国アイドルブームと重なり、共感できる方も多いかもしれません。

主人公を大切にしてくれるユニークな友達たちも魅力的なので、友達と一緒に観てみるのもおすすめですよ。

個人的な感想としては“推しの存在”は多くの人の生きる理由にもなっているのだと、その尊さにも気付かされました…。

ポジティブは作るもの『きっと、うまくいく』

インド映画ブームで話題になった本作は、一度は耳にしたことがあるかもしれません。本作は、タイトルの通り、何が起こっても「きっと、うまくいく」と前向きになれるパワーをもらえます。

長尺の作品なのですが、インド映画特有の華やかさやコミカルな場面があったりと、飽きずに楽しめます。

〜 あらすじ 〜

あなたの人生が光り輝くヒントがきっとある!大学時代の親友3人が織りなす、至高の人生感動エンターテインメント。 舞台は日の出の勢いで躍進するインドの未来を担うエリート軍団を輩出する、超難関理系大学ICE。未来のエンジニアを目指す若き天才が競い合うキャンパスで、型破りな自由人のランチョー、機械よりも動物が大好きなファラン、なんでも神頼みの苦学生ラージューの“三バカトリオ”が、鬼学長を激怒させるハチャメチャ珍騒動を巻き起こす。 彼らの合言葉は「きっと、うまくいく!!」 抱腹絶倒の学園コメディに見せかけつつ、行方不明になったランチョーを探すミステリー仕立ての“10年後”が同時進行。その根底に流れているのは、学歴競争が過熱するインドの教育問題に一石を投じて、真に“今を生きる”ことの素晴らしさを問いかける万国普遍のテーマなのだ。(引用:Filmarks)

〜 見どころ 〜

インド映画らしい歌とダンスシーンは、洋画のミュージカル映画ともまた違った新鮮さがあります。

そして、劇中に何度も出てくるポジティブな呪文「うまくいく(Aal Izz Well)」が観ている自分も、どんどんポジティブになっていくような気持ちになるんです。

ストーリーの構成そのものが秀逸で面白いので、さっきまで悩んでいたことも忘れて見入ってしまうのでは。

何事も捉え方次第、きっとうまくいくと考えれば本当にうまくいくと、自分を信じてみようと思わせてくれる作品です。

ハラハラドキドキで気分も爽快!『トムとジェリー』

元々のトムとジェリーの作品よりもさらに面白く、そして次々展開していくストーリーにワクワクしながら楽しめる実写版トムとジェリー。

楽しい映画を観て鬱々とした気持ちを吹き飛ばしたい!という方に最もおすすめしたい作品の一つです。

〜 あらすじ 〜

大嫌いだけど、好き ―― ケンカばかりのトムジェリが〈まさかの友情〉で奇跡を起こす! とあるニューヨークの一流ホテルで、世界中が注目するセレブカップルの「世紀のウェディングパーティー」が行われることに。 ホテル中が準備に追われる中で、ある事件が起こる――あのいたずら好きネズミのジェリーがホテルに引っ越してきて大騒ぎ! 新人スタッフのケイラは急遽“ネズミ対策”で猫のトムをボーイとして雇うが、 トムとジェリーはニューヨーク中を巻き込んだ壮絶なおいかけっこを繰り広げ、 ついには“ある陰謀”に巻き込まれてウェディングパーティーを台無しにしてしまい―――。 クビになってしまったケイラのため、そして新郎新婦のため、ふたりはタッグを組むことに。 はたしてトムとジェリーは、最高のウェディングパーティーを開くことができるのか!?(引用:Filmarks)

〜 見どころ 〜

何度も挫けそうになる主人公たちが一生懸命問題を解決しようとする姿に、観終わった後に清々しい気持ちと、幸せな気持ちがほんのりと残るような作品です。

ここ数年では、アニメ作品の実写化が増えてきましたよね。ピカチュウやくまのプーさん、ピーターラビットなど…。

どれも素敵な作品に仕上がっていますが、本作のトムとジェリーは平面のままで実写化(立体的なキャラクターにはなっておらず、二次元のまま)されているので、本来のアニメの面白さがそのまま人間世界と融合されているところが新鮮です。

もちろん大人も楽しめます!仕事を頑張っているけれど、どうにもうまくいかない…なんて方にもおすすめです。

孤独を感じているあなたに『幸せなひとりぼっち』

最愛の妻を亡くして、仕事もクビになってしまった59歳の男性が自殺を決意するところから始まる話。

周りの優しさや、自分の中にある本来の優しさにも気づける作品です。カリカリした気持ちを主人公と一緒に和らげていけるはず。

〜 あらすじ 〜

愛する妻を失い、哀しみにくれるオーヴェ。1人で生きていく人生に希望が持てず墓参りの度に失意を募らせていた。 ある日、そんなオーヴェの隣にパルヴァネ一家が引っ越してくる。 浴びせられる罵声をモノともせず、何かと問題を持ち込むパルヴァネにオーヴェは次第に心を開いてゆく。 悪態はいつしか愛嬌になり、彼は愛する妻との思い出をゆっくりと語りだした――――――。(引用:Filmarks)

〜 見どころ 〜

多くの人が“孤独”を感じるときに、卑屈になったり憂鬱になったりします。孤独な自分だけを見て悲観的になったり、焦燥感を他人にぶつけたくなってしまう人もいるでしょう。

しかしそんなときこそ、周りを見てそばにいる人に感謝したり、過去の大切な人を想って心を穏やかに過ごすことも大切だと、この作品は教えてくれます。

内にこもっていると視野が狭くなること、誰しも孤独だが、なんとかみんなと協力して生きてること、さまざまなことが学べる作品です。

コロナ禍で孤独を感じやすい今こそ、多くの方に観てほしいと思い選びました。

スウェーデン映画特有の雰囲気も素敵ですよ。

まとめ:映画の世界に入り込んで、憂鬱な気分を吹き飛ばしましょう!

今回は5月病に負けないように前向きになれる映画をご紹介しました。

映画のすごいところって、誰かの日常を体験できることでもあると思うんです。

自分と重ねることもできるし、新しい感覚をくれたりする。そういう何かの気づきがあると、気分も変わってくるのではないでしょうか。

ですので、鬱々とした日こそ、私は映画をおすすめします。

今回ご紹介した映画で気になるものがありましたら、ぜひ観てみてくださいね。

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