みなさん、癒されてますか?休む暇もなく仕事や家事育児などに追われ、気がつけば夜。そんな日常が繰り返され、心も体も疲れ気味なんてことありませんか?お疲れの皆さんにオススメしたい自然の癒し効果を体感できる群馬のオススメスポットをご紹介します。
自然がもたらす癒しの効果
森や林、湿原など木々や植物が茂る場所に行き、風景を眺め、風にあたって、水が流れる音や小鳥のさえずりなどを聞くと心が落ち着き、気分が爽快になりますね。
自然にはストレスや痛みなどを緩和してくれる効果があり、特に森林浴や森林セラピー、リトリートなどが最近注目を浴びています。
森林浴は心や体をリフレッシュさせ、また森林セラピーには医療やリハビリなどにも取り入れられています。さらにリトリートとは、現実から離れ自然に囲まれた環境に身を置くことで自分と向き合い、ストレスを緩和やリラックスできるのだそう。
森林公園などの中にはセラピー基地に認定され、セラピープログラムを取り入れている場所もあり人気を博しています。
ここからは群馬県内で自然の癒しを体感できるスポットをご紹介していきましょう。森林セラピープログラムを楽しめるところもありますよ。
セラピー基地認定癒しのプログラムも充実の「赤城自然園」
群馬を代表する自然スポットの一つ「赤城自然園」は、群馬県渋川市の赤城山南麓、標高600mから700mにある「赤城自然園」は自然と人間の共存がコンセプトの森。
雑木林だった場所を開拓し、育つ標高が異なる植物も植えられ、四季折々の豊かな自然を堪能できます。豊かな森には昆虫や野鳥も生息しています。
広い園内はセゾンガーデン・四季の森・自然生態園と3つのエリアに分かれ、それぞれコンセプトがあります。また森林セラピー基地としても認知され、セラピーロードの遊歩道が整備され、ゆっくり歩くと2時間前後で一周できます。
ここでは森林セラピストやガイドによる園内スポットガイドや医師監修の森林セラピープログラムをはじめ、期間限定のワークショップイベントなども随時開催されています。
赤城自然園では季節によって数々の花や昆虫、野鳥も楽しめます。
春にはカタクリやフクジュソウ、ミズバショウ、レンゲツツジなどが見られます。
夏にはレンゲショウマやヤマユリ、キツネノカミソリ、ユウスゲ、ヤナギランやキキョウなどのほか、カブトムシやマルハダケブキ、カワミドリなどの昆虫、そして野鳥のカワセミも姿を見せます。
秋にはシラヤマギクやツリフネソウ、マツムシソウ、シモバシラ、ヒガンバナなどの花の他、10月下旬からは紅葉も楽しめます。
冬にはアカヤシオの冬芽やマンサク、フクジュソウなどがみられるほか、アオサギやシジュウカラ、ゴジュウカラ、カケス、ホオジロなどの野鳥の姿が見られます。
赤城自然園は自然の美しさと、癒しのプログラムやイベントにも参加できるので本格的に森林セラピーをしたい人にオススメのスポットです。
トレッキングやハイキングも楽しめる「県立伊香保森林公園」
トレッキングやハイキング、登山客にも人気の「県立伊香保森林公園」は群馬県渋川市の榛名山東麓に位置する東西約3km、南北約2kmにも及ぶ広大な森林公園です。
その名の通り木々が茂る深い森で、公園内には子供やお年寄りがのんびりお散歩できる遊歩道やハイキングコース、さらには本格的なトレッキングコースもあり、体力に応じて自然を感じながら森の中を散策できます。管理棟や見晴休憩舎、四阿、トイレなどの施設もあるので安心ですよ。
公園内には風穴などの史跡や岩場などもあり、景勝も美しく、かつて火山だった榛名山の特徴も見られます。自然植生の木々がマイナスイオンをたっぷりと生み出しているので、森林に入るとひんやりとした癒しの空気が流れます。
季節によって咲く色々な植物が見られるのも醍醐味です。春から初夏にはレンゲツツジやヤマツツジ、トウゴクミツバツツジなど。夏にはノリウツギやホツツジ、ヤマアジサイなど。秋にはハギやリンドウ、ショウブやマユミの実、さらにナナカマドなどが色づき、美しい紅葉も楽しめますよ。
自分のペースでのんびり自然を体感できるオススメのスポットです。
ハイキングで湿原の大自然を満喫できる「尾瀬国立公園」
群馬、新潟、福島、栃木の4県にまたがる尾瀬国立公園は東西約6km、南北約2kmの湿地帯で「国の天然記念物」や「ラムサールム条約湿地」にも指定されています。日本で一番高い場所にある湿原で、今から7000年ほど前に誕生したと言われています。冬場は深い雪に覆われ、雪解け後の5月中旬から雪が降る前の10月中旬までがオススメのシーズンです。
尾瀬沼や尾瀬ヶ原はハイキングの定番スポットですが、周辺の2,000m級の燧ヶ岳や至仏山はトレッキングや登山者に人気があります。
尾瀬へのルートはいくつかあるので、最寄りの場所から、もしくは体力と相談して決めるといいでしょう。また自然保護のためマイカー規制があるため、乗合バスなどで尾瀬の入り口へ向かいます。
(ここでは群馬県片品村の鳩待峠からのアクセスの様子をご紹介します。)
乗合バスを降り、鳩待峠からビジターセンターまで木道を歩くこと約1時間。
木々の合間から左手に至仏山が見られます。途中、清流のせせらぎや鳥のさえずりが癒しの音を奏でます。木漏れ日も美しく、尾瀬ヶ原に近づくにつれ高山植物が姿を表します。
道中の山の鼻ポイントにはビジターセンターがあり、トイレや休憩、食事ができます。至仏山を背に湿原の木道を進んでいくと、池や沼などの景色や尾瀬特有の植物が姿を見せてくれます。
尾瀬ヶ原の牛首分岐ポイントからは燧ヶ岳が正面に見え、美しい湿原と雄大な山の絶景を楽しめます。
尾瀬には沼や池の風景など様々な魅力がありますが、湿原で見られる植物も魅力的。
5月から6月にかけてはミズバショウ、7月にはニッコウキスゲ、6月下旬から7月にかけてはワタスゲ、7月から8月にかけてはキンコウカなど様々な植物が楽しめます。
日帰りハイキングだけでなく、山小屋への宿泊もオススメです。天気がよければ尾瀬に煌めく満天の星空が堪能できますよ。
非日常的な尾瀬の湿原が感動の絶景を織りなし、至極の癒しを与えてくれるオススメのスポットです。
おわりに
群馬県内で自然の癒しを体感できるスポットをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
何かと疲れがちだったり、ストレスを感じたりすることの多い私たち現代人には癒しが必要な時もあります。
豊かな自然に身を委ねてストレス解消、活力を充電しに群馬へ足を運んでみてください。日常では感じられない癒しの空間が待っていますよ!
【今回ご紹介したスポット情報】
施設名:赤城自然園
所在地:〒379−1113 群馬県渋川市赤城町南赤城山892
開館時間:9:00〜16:30(最終入園 15:30)
休館日:4月〜11月 火曜日(火曜日が祝日の場合は開園、4月・5月は無休)12月〜3月 火曜日〜金曜日、年末年始
入館料金:大人1,000円 中学生以下 無料
電話:0279−56−5211
公式HP:https://akagishizenen.jp
施設名:県立伊香保森林公園 管理棟
所在地:〒群馬県渋川市伊香保町伊香保999−9
開館時間:24時間
休館日:なし
入園料金:無料
電話:080−7454−2345
公式HP:http://www.ikaho-forestpark.info/公園概要/
施設名:尾瀬国立公園
所在地:〒378-0411 群馬県利根郡片品村
開園期間:4月下旬〜11月上旬
入園料金:無料
電話:048-600-0516
公式HP:https://www.env.go.jp/park/oze/
※参考サイト
https://akagishizenen.jp
https://www.fo-society.jp
http://www.ikaho-forestpark.info/公園概要/
https://oze-fnd.or.jp/ozb/learning/d41/
http://www.oze-info.jp/oze/