群馬県といえば山々に囲まれ、豊かな自然に包まれ風光明媚なエリアとして知られ、数多くの観光スポットがあることでも知られています。今回はそんな群馬県の中でも、首都圏の玄関口「高崎市」のおすすめ観光・おでかけスポットをご案内します。自然・レジャーそしてパワースポットと盛りだくさんの内容でお届けします。

美しい自然の中レジャーが楽しめる「榛名山・榛名湖」

榛名湖とはるな富士の美しい風景

まず、はじめにご案内するのが「榛名山」と「榛名湖」。県立はるな公園内に位置しています。榛名山は上毛三山の一つとして数えられる名峰で、古くから山岳信仰を受けてきました。

西暦495年に、大噴火でできた榛名山は、標高1,449メートルの掃部ヶ岳(かもんだけ)や1,411メートルの相馬山、1,344メートルの二ッ岳などの総称です。

榛名山の中でも3番目の標高を誇る榛名富士(標高1,391メートル)は、まるで富士山のような形をしていることから、こう呼ばれるようになりました。榛名山は、トレッキングコースも豊富。山歩きを楽しむ人にも人気のエリアです。

榛名山トレッキングMAPhttps://newikaho.jp/wp/wp-content/uploads/2019/09/1b22bef33d289a65df16d537d1540685.pdf

また榛名山の麓にある、深いブルーの水を湛える、榛名湖は今から1万5千年ほど前の噴火の際にに水がたまって誕生したカルデラ湖。スワンボートや釣りボートに乗って、湖を周遊できます。

榛名山ロープーウェイで登場を目指そう

榛名富士の頂上まで登ることのできる榛名山ロープーウェイもあり、美しいエメラルドグリーンの榛名湖をはじめ、周辺の絶景を一望できます。所要時間わずか3分弱で別世界へ誘ってくれます。榛名富士の頂上には、榛名富士山神社が鎮座しており、縁結びや安産のご利益があるとされています。榛名山観光では外せない、人気のスポットですよ。

榛名湖では釣りもできます。9月から12月頃まではボートで、1月下旬からは氷上穴釣りでワカサギ釣りを、さらにバス釣りもできるので、釣りファンにも人気のエリアですよ。

住所群馬県高崎市榛名湖町
はるなビhttps://harunavi.jp/%e6%a6%9b%e5%90%8d%e6%b9%96/
榛名山ロープウェイhttps://www.tanigawadake-rw.com/haruna/

 四季折々の花とフルーツ、スイーツも楽しめる「鼻高展望花の丘」

四季折々の花が美しく咲き誇る

四季折々の花が楽しめる群馬屈指の花の名所「鼻高展望花の丘」は、市内を一望できる鼻高丘陵に位置します。春には菜の花やネモフィラ・チューリップ、夏にはひまわりそして、秋にはコスモスなどが咲き誇り、群馬県内外から年間を通じてたくさんの人が足を運ぶ人気のスポットです。

丘には遊歩道があるので、のんびり花の中を散策できます。菜の花やコスモスなどが満開になる頃にお祭りも行われ、農産物の直売や花の迷路などが登場し、小さな子どもからお年寄りまで幅広い世代が足を運びます。

お天気が良ければ、敷地内から上毛三山の一つ「妙義山」に沈む美しい夕日や夜景も眺望できます。

バーベキューやフルーツ狩りが楽しめる希望の丘農園

併設の「希望の丘農園」では、キウイ・さくらんぼ・ブルーベリー狩りや、バーベキューもできるので、フェミリーやグループにも大人気!

さらに近くにある「みるく工房タンポポ」では、牧場で絞ったばかりの新鮮な生乳を使ったヨーグルトやジェラート、ソフトクリームを味わえます。

自然に包まれながら、フルーツ狩りやアウトドアも楽しめるスポットですよ。

住所群馬県高崎市鼻高町1400ほか
鼻高展望花の丘https://www.city.takasaki.gunma.jp/site/sightseeing/5968.html
希望の丘農園https://kibounooka.net/
みるく工房タンポポhttps://www.tan-popo.co.jp/page/1

子どもから大人まで楽しめる「観音山公園・高崎白衣大観音 慈眼院」

市を一望できる高崎観音山丘陵

高崎観音山公園」は、市を一望できる観音山丘陵に位置します。

この公園には、子どもから大人まで楽しめる芝生広場や遊具が設置されているので、子どもたちが、のびのびと遊べます。ドイツのケルナースティック社のアスレチック感ある遊具は、遊びながら平衡感覚も養えます。入場無料なので、子どもと一緒に気軽におでかけできますよ。

高野山真言宗 慈眼院

観音山公園の西側には高崎のシンボル的存在「高野山真言宗 慈眼院」と「高崎白衣大観音」が鎮座しており、参拝ができます。学問の神様として崇められてきた慈眼院、その歴史は定かではありませんが、奈良時代に創建されたといわれています。

本尊に聖観世音菩薩が祀られ、交通安全、開運、縁結びのご利益があるとされています。ご祈祷や御朱印、お守りなども授受できる高崎を誇るパワースポットです。

高崎を見守り続けてくれる白衣大観音

そのすぐそばには、高さ41.8メートルを誇る「高崎白衣大観音」がたたずんでいます。慈悲の眼差しでいつも丘陵地から、見守ってくれる高崎の守護神的存在です。胎内を拝観でき、仏像などを楽しみながら、9階まで登れます。胎内の小窓からは周辺の景色も一望できますよ。

住所群馬県高崎市石原町27
高野山真言宗 慈眼院https://takasakikannon.or.jp/

高崎だるま発祥の地「黄檗宗 少林山達磨寺 達磨寺」

少林山に奉納される高崎だるま

最後にご紹介するのは、高崎市の名産品「高崎だるま」発祥のパワースポット「少林山達磨寺」です。高崎だるまは、群馬県の「ふるさと伝統工芸品」に指定されている高崎市が誇る工芸品の一つです。その特徴は眉毛に「鶴」、鼻と口には「亀」と、だるまの顔に幸福や繁栄が表現されています。

たくさんのだるまがほうのされる少林山達磨寺

「少林山達磨寺」。200年ほど前に起きた浅間山の大噴火で一帯が大飢饉となり、これに心を痛めたこの寺の東嶽(とうがく)和尚が、木型の達磨坐禅像を彫り、周辺の農民を救済しました。そして山懸友五郎という郷士に伝授したことから少林山達磨寺は、高崎だるま発祥の寺となったのです。

少林山達磨寺は黄檗宗(おうばくしゅう)の禅宗のお寺の一つで、鼻高展望花の丘や高崎観音山からも程近い場所に位置します。

駐車場に車を停めると、立派な歴史あふれる立派な総門が姿を表します。石段を登っていくと、右手にだるまやお守りなどを販売する寺務所があります。

さらに上っていくと観音堂、そしてたくさんのだるまが奉納されている本堂(霊符堂)や歴史あるだるまが展示されている達磨堂もあり、だるま一色。

また、ドイツの世界的建築家「ブルーノ・タウト」が2年3ヶ月滞在した風情あふれる洗心亭も見ることができます。

秋には紅葉が美しく色付くことでも有名なので、風情ある風景を楽しむこともできますよ。

住所群馬県高崎市鼻高町296
少林山達磨寺https://www.daruma.or.jp
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