筆者が現在住むヨーロッパ・ドイツでは、国内外問わず人の行き来が比較的、元に戻っています。
場所によってはレストランが再開したり観光自体が戻ったり、リアルでのイベントも戻ったりなどコロナと共存する生活が継続中です。
今回は、観光が戻っているトルコにひょんなことから旅行することになったので、「楽活」の場を借りて体験談としてシェアしたいと思います。
私がどうしてトルコに行こうと思ったか
ドイツにいるのに何でわざわざトルコ?と思っている方もいるでしょう。私が今回、トルコに行こうと思った理由はコロナで延びに延びていた“あること”がきっかけでした。
遅ればせながらの新婚旅行!
なんと、1年越しの新婚旅行をすることになったのです!
私は2020年9月にドイツ人夫と結婚してドイツに移住しましたが、この時はまさにコロナ禍真っただ中。
結婚式も簡略的にしか挙げておらず、新婚旅行もできませんでした。
夫婦そろってワクチン接種も無事に終わってドイツ版「ワクチンパスポート」を入手したこと、トルコでの観光客受け入れが問題なく進んでいるという現地情報を知ったこともあり、今回の旅行を決めました。
ドイツから国外に出ても大丈夫なの?
出国先の国によりますが、ワクチンパスポートを所持していることで、これまで以上に移動の制限が緩和されたように思います。
知り合いのドイツ人たちもスペインやブルガリアに出国したり、他国の人たちも国外出張でドイツに訪れたりなど、ヨーロッパ国内では移動が活発になりつつあると感じていました。
また、普段からあまり外出しないインドアタイプだったこと、消毒液の持参や手洗いうがいの徹底など基本的なことを実施する生活スタイルを心がけているため、これまで以上にドイツからの国外旅行に対するハードルは低くなりました。
本当にトルコに飛べる!?ベルリン・ブランデンブルク空港編
夫をはじめとするドイツ人たちは「そんなにビビらなくても大丈夫だよ(笑)」と言ってくれたものの、日本人あるあるの心配性が発動。疑念がぬぐえずにいました。
しかし、今振り返れば意外と順調であり、感染症対策バッチリだったこともあり案外問題なかったので2021年9月現在の状況としてシェアします。
意外?!空港は大盛況でした!
今回利用したのはベルリン・ブランデンブルク空港でしたが、想像以上に人の往来が多くてびっくりしました。
私たちは電車でベルリンに到着し、空港へ向かいましたが、ドイツ語や英語以外の言葉があふれていて、活気に満ち溢れていた印象です。
とはいえ、
・空港にいる人の多くは検査済みorワクチン接種済み
・ワクチンパスポートまたは検査証明必須
・ソーシャルディスタンスは保たれている
・空港は医療用マスクまたはFFP2マスク着用必須
・飲食ブースは利用制限あり
・空港内に消毒液
などコロナ以前までとは異なる制約はあったものの、写真もご覧の通り活気が戻っていることがわかります。
飛行機の中はどうだった?
今回、行きと帰りの飛行機会社は異なるものの、共通点としては非大手の飛行機会社を使ってのフライトでした。
飛行機の中の様子についてもシェアしますね。
コロナ対策は便によって異なる
個人的主観ですが、便によってコロナ対策は異なっていました。
トルコ行きの便は、3列3列のシートの場合は1家族で3列シートを使うというように、ある程度のソーシャルディスタンスは保たれていました。
しかし、ドイツへの帰国便についてはソーシャルディスタンスが皆無!
通常通りの座席配置だったのです。
マスク着用についてはレストラン利用時と同じく、往復便共通して席に座ったらみんな外し、お手洗いに行く際に着用するという形でした。
【格安航空会社あるある】着陸時に拍手!
格安航空会社でよく見る光景なのですが、飛行機が着陸するたびに乗客からの拍手喝采があるんです!
拍手するという光景は、筆者が2008年にドイツからハンガリーの国際便を使ったことで知ったのですが、10年以上経った今でも変わりありませんでした。
飛行機に乗って、着陸することって日本では当たり前のことですよね。ですが、当たり前のことだとしても拍手を送ってパイロットたちに感謝するという姿勢は、改めて良いなぁと思いました。
ビックリ!トルコの空港
アンタルヤ国際空港に到着したのは深夜でしたが、なかなかお目にかかることができない貴重な光景をいくつか目にすることになりました。
ドイツ人はパスポート無しでも入国OK!?
筆者は日本人・日本国籍保持者なのでパスポート必須での入国ですが、なんとドイツ人がトルコに入国する際は、個人IDのみでの入国が可能のようです!
実は、空港で夫のパスポート名義変更を忘れていたことが発覚!
空港の窓口で相談したところ、個人IDとパスポートで入国できると説明してくれたことで、ドイツとトルコの関係性を初めて知ることになりました。
話によると、ドイツとトルコは元来人の往来が活発であることから、ドイツ人の場合、個人IDという担保のおかげでトルコの入国も容易なようです。
実際にトルコの入国審査時、夫は問題なく個人IDと名義変更前のパスポート提示だけで往復入国していました。
コロナ対策はあるものの……
もちろんトルコ・アンタルヤ国際空港でも、きちんとしたコロナ対策を実施していました。
しかし、利用者にとってソーシャルディスタンスは無意味なものになってしまっているという点は残念ポイントだと感じています。コロナ対策って、呼びかけることももちろんですが、規定を守るひとりひとりの心がけが大切なんだなと改めて実感しました。
夫と共に早々に退避し、一路バスでホテルに向かいました。
トルコ・アランヤのリゾートホテルのイマ
リゾートホテルと聞くと、観光客がいないと成り立たないイメージがあるのではないでしょうか。
少なくとも、筆者はそうでした。
滞在したのは「ホテル・アニタス」。(https://www.anitasbeach.com/)。周辺にはいくつかのリゾートホテルがあったので、滞在当時のことを振り返ってみたいと思います。
【結論】コロナだけど観光は戻っている
ホテルの従業員やガイドさんの話によれば、まだコロナが完全に収まったわけではないものの、ホテル滞在客は戻ってきているとのことでした。
残念ながら、筆者たちは観光地に出向くことなくホテル滞在を楽しんでいたため外の様子はご紹介できませんが、ホテルでは私たち以外にも多くの宿泊客がおり、毎日のようにイベントがあるなどにぎわっていたので、納得です。
また、ホテル宿泊にあたってワクチンパスポートを原本での提出が必須であること、食堂など公共スペースでのマスク必須、消毒液の設置など独自のコロナ対策を講じて営業していました。
意外と多かったロシア人
ドイツ人曰く、トルコはドイツ人が休暇で訪れる場所のひとつ。ホテルの従業員は英語よりもドイツ語ネイティブというくらいドイツ語が浸透していました!
一方で、ロシア人も良く訪れるそうで、滞在中もロシア語が聞こえるという風景に遭遇。もちろん、ホテルの従業員もロシア語話者がいて、英語不要での対応!!
観光地のトルコ人たちの語学力に脱帽したと同時に、見習わないと改めて感じました。
他のホテルも煌々と輝く!バブリー!?
「コロナが完全に収まったわけではないから静かなのかな?」と思いきや、そんなことはありませんでした!
筆者たちが宿泊したホテルでは午前10時から23時まで催し物が開催され、ディスコミュージックが流れていただけでなく、周囲のホテルでは、まるでディスコ会場のようにネオンが光り輝き音楽も鳴り響いていました。
今がコロナ禍であることを忘れさせられるような盛り上がりっぷりに驚いたことは今でも忘れられません。同時に、トルコでは少なからず観光や活気が戻りつつあることを体感しました。
まとめ
今回は、観光が戻っているトルコの様子やドイツの空港の様子をご紹介しました。
筆者は定期的に日本のニュースを見たり、日本に住むクライアントさん・家族・友人から話を聞いたりして日本のコロナ禍の状況を知っていますが、日本では考えられないような状況に目を疑う人もいるでしょう。
それと同時に、活気の戻りつつある旅行の様子を知ることで、海外旅行に対する光も見えつつあるのではないでしょうか。
今は日本から外国に行けても、日本への帰国が難しくなかなか海外旅行しづらいかもしれません。
往来のハードルが低くなったら、この記事を参考にぜひトルコ・アンタルヤ方面へ遊びに行ってみてください!