約400点もの作品が展示されているパークホテル東京。25階から34階まで、階ごとに異なるギャラリーが展示作品をキュレーションを担当しており、各階を回りながら多様な作品を楽しむことができます。
私のお気に入りの場所は、日本文化をテーマとした展示が展開されている28階。
美術作品の展示だけではなく、制作用具や工程なども知ることができました。
また、東京にはたくさんの伝統工芸があることを知りました。
25Fのロビー階では、11月19日(日)まで、ART colours Vol. 40 夏-秋展示「あめつちのうた」展が開催中でした。さまざまな作品が、開放的なアトリウム空間のなかに見事に調和しています。
ポストカードには、一部の作品が切り抜かれた状態で掲載されています。ポストカードを手に取りながら、アトリウムのどこに作品が展示されているのか、”宝探し”に挑戦していただきたいです。
芸術家の美意識を体感!アーティストルームに宿泊してみた
さて、今回は「日本の美意識が体感できる空間」というコンセプトのもとにアーティストが制作した、アーティストルームに宿泊しました!
私が宿泊したのは沼野伸子さんが作成した「草花」というお部屋。
何気ないものにふと足を止め、ゆっくりとした時間を、そんな思いから草花をモチーフとしているそうです。
道端に咲く草花は、ともすれば見過ごしてしまいがちです。
ですが、日本の歴史を振り返ってみると、昔の人々は名もなき草花に価値を見つけ、実用的なものとしてだけでなく、美的なものとして日々の生活の中で楽しんでいました。その感性を愛おしく思うとともに、未来へと伝えていきたいものと感じています。
草花に着想を得た文化のひとつに「紋様」があり、家紋や着物の柄の中などに見つけることができます。同じ草をモチーフにしていても、形や色を少しずつ変化させることで様々な紋様が生み出され、その多様さが魅力や楽しさになっているのではないかと思いました。
部屋のあちこちにあしらわれた草花は、そういった紋様のあり方からヒントを得たそうです。
かわいいポップなデザインが、日本の伝統文化に繋がっているなんて!お部屋にはあらゆるところに草花があり、発見すると嬉しい気持ちに。
また、窓も可愛くてフォトスポットに。窓枠にも注目してみてください!
大巻伸嗣さんのアート作品にインスパイアされた「シャイニーサマーアフタヌーンティー」もおすすめ
今回、大巻伸嗣氏の作品《Echoes–Infinity》をテーマにしたアフタヌーンティー「シャイニーサマーアフタヌーンティー」も楽しみました。綺麗な青が印象的な、夏を感じるアフタヌーンティーでした。
作品のイメージのような、植物の息吹を感じる作品のように、夏の実りをふんだんに散りばめた品々を味わいながら過ごす素敵な時間でした。
アート鑑賞、アーティストルームでのアート没入体験、アートをイメージしたアフタヌーンティーなど、五感を使ってアートを満喫することができました。
梅雨が続くこの時期に、多くの方にオススメしたいアートホテルです。
パークホテル東京・基本情報
所在地:〒105-7227 東京都港区東新橋1丁目7番1号
汐留メディアタワー(フロント25F)
電話番号:03-6252-1111
公式HP:https://parkhoteltokyo.com/ja/
ART colours Vol. 40 夏-秋展示「あめつちのうた」展
展示期間:2023年5月22日(月)~11月19日(日)
展示会場:パークホテル東京 アトリウム (25F)
※無休 11:00~20:00
※プロジェクションマッピングの投影は日没~22時を予定
※夏期と秋期で展示替え(一部)あり
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000041134.html