都心の一人旅にオススメなレンタサイクルBike Share Serviceでマイペース散策~東京駅から皇居半周~

新型コロナウイルスの流行により180度変わってしまった私たちの生活。気軽な外出もはばかられ、運動もおろそかになっていませんか?

そこで、今回はNTTドコモが展開するレンタサイクル「Bike Share Service」で、運動不足を解消しつつ、ちょっとした旅行気分も味わいたいと思います!

利用できる地域は限られてしまいますが、ぜひ最後までご覧ください。

NTTドコモのレンタサイクル「Bike Share Service」とは

思い立ったらいつでもサイクリング!

レンタサイクル「Bike Share Service」とは、NTTドコモが展開する自転車の共有サービスです。一度登録を済ませてしまえば、東京広域連携11区、練馬、川崎、横浜、仙台、大阪、奈良、広島、別府、嬬恋、甲州、金沢、敦賀と多くの対象地域で利用することができます。

特徴は5つ!

1. 事前に登録すれば手続きなし!キャッシュレスで自転車が借りられる
2. 24時間利用可能地域もあり、いつでも気軽にレンタサイクルできる
3. 都心部は駐輪場が多いため、乗る場所と乗り捨てる場所を自由に選べる
4. 電動アシスト付き自転車なので、坂道も楽々!
5. 通勤・通学など仕事での利用にも最適

東京23区ではこのBike Share Serviceを利用し、Uber Eatsなどの宅配サービスの配達員を行う方々も多く見かけます。レンタサイクルと聞くといかにも観光のイメ-ジですが、現在は様々な用途に使用されているのですね。

そこで、今回、Bike Share Serviceを使って、皇居周辺をサイクリングで巡ってみたいと思います!

本日のコースと所要時間

こちらが本日のコースです。

駐輪場のそばにある東京駅・丸の内駅舎からスタートし、江戸城のお堀に沿って時計回りにサイクリングしていきます。途中には日本の政治の中枢を担う霞が関官庁街や、かの有名な「桜田門外の変」が起こった桜田門などがあり、走っていて飽きることはありません。

最高裁判所に着いたら来た道を戻り、同じ駐輪場に自転車を返してサイクリング終了です。片道4.3㎞、往復約8.6㎞。ゆっくりのんびり散策して約3時間の所要時間でした。

早朝であったため、行き交う人も少なく、密を避けながら気分転換できました。

2021年大河ドラマゆかりの東京駅丸の内駅舎からサイクリングスタート!

駅舎の中には2012年にグランドオープンした東京ステーションホテルもあります 

サイクリングで立ち寄った1か所目は、東京の玄関口・東京駅です。赤レンガ造りの重厚な佇まいが、駅舎の歴史を感じさせます。

東京駅は1914年の冬に開業しましたが、太平洋戦争により建物の一部が焼失してしまいました。2007年に再建され、開業当時の様子を偲ぶことができます。

ちなみに、2024年をめどに刷新される新1万円札の表の肖像画には、今年の大河ドラマ「青天を衝け」で主役を務める渋沢栄一が描かれます。その裏面には、東京駅丸の内駅舎も描かれます!

渋沢栄一の生まれ故郷・埼玉県深谷市には、自身が設立したレンガ製造会社があり、そこで作ったレンガを東京まで運んだと言われています。

建物自体が国の重要文化財に指定されていますので、これを機に改めて訪れるのも良いかもしれませんね。

霞が関での見どころは「法務省旧本館」、「警視庁

手前が法務省旧本館(重要文化財指定)、奥の白い建物が警視庁本部です

東京駅とお別れをして、旧江戸城のお堀に沿って時計回りに進んでいきます。風を切って自転車を進める気持ちよさは格別!いつも通っている道も違って見えます。

しばらく走ると左手に立派な建物が見えてきました。法務省旧本館と警視庁本部です。このあたり一帯が日本の政治の中枢機関、霞が関官庁街と呼ばれるエリアです。

東京駅にそっくりな法務省旧本館は、江戸時代に米沢藩上杉家の上屋敷が置かれていた場所としても知られます。新型コロナウイルス流行前は館内見学もできる観光スポットとしても有名でしたが、4月27日から一旦館内見学を休止中。

おとなりの警視庁本部は言わずと知れた日本最大、世界的に見ても最大規模の警察組織。こちらも新型コロナウイルス流行前は学生向けの見学コースなどが利用できましたが、感染拡大を防ぐため、現在は利用できません。

建物のみ鑑賞し、今度は向かいにある桜田門へ行ってみましょう!

幕末の歴史事件で有名な「桜田門

まだ皇居ランナーも少なめです

白塗りの壁が美しい桜田門は、名前の通り「桜田門外の変」が起こった場所です。

1860年3月3日の早朝、大老・井伊直弼(いいなおすけ)は、ここ桜田門の前で水戸の浪士ら18名に暗殺されました。その日の江戸は雪が降っていたといいます。

日本の近代化を加速させる一大事件がここで起こったのだと考えると、感慨深いものがありますね。

ちなみに桜田門は「枡形虎口」(ますがたこぐち)と呼ばれる構造で、計2つの出入り口からなる特殊な門です。この造りは城の防衛に役立つそうで、桜田門がいかに重要な場所であったかが良く分かります。

写真の両端に見える2つの入り口を総称して桜田門と言います

さて、ここから先は今回のサイクリングの目玉である国会議事堂へ向かいます!途中の坂道はなかなかの急こう配ですが、自転車にアシスト機能がついているので問題なしです。自分のペースでゆっくり向かいましょう。

早朝に見学する「国会議事堂」は格別!

まるでパンフレットのような写真が撮れました!早起きしてよかった。

坂道を登り切った先には、お待ちかねの国会議事堂です。当日は絶好のサイクリング日和!青い空、白い雲をバックに堂々とした姿を写真に収めることが出来ました。

早朝ということもあり、敷地の中を見渡しても歩く人はいません。日中は見学する方々の写真撮影の場なので、こんなに静かな国会議事堂は初めて見ました。早起きして良かったと思える1枚でした。

国会議事堂は1936年に建てられ、建物のいちばん高いところで約65mあります。完成当時は日本で1番の高さを誇っていたそうで、東京湾や富士山が見えたそうです。現在は周辺に高層ビルが立ち並んでいるため高さは劣ってしまいますが、数字以上に大きく立派に感じられます。

現在見学は衆議院・参議院ともに規模を縮小して行っているようです。新型コロナウイルスの流行が落ち着くまで待つか、各議院のホームページをご覧の上手続きを行うことをオススメします。

皇居半周の終着点は「最高裁判所

全貌を写真に収めるのは至難の業….

本日のサイクリングのラストを締めくくるのは、日本における司法の最高機関・最高裁判所です。青々とした緑、建物の複雑な構造から、なかなかベストショットが取れませんでした。

写真に写る銅像は通称「平和の群像」。広島平和記念公園内にある「原爆の子の像」を制作した菊池一雄が作ったものです。

建物を背にすると、目の前には皇居が広がります。いつも通りの東京、いつも通りの朝が今日もやってきました。そろそろ皇居ランナーの方々も増えてきた頃でしょうか。

更に自転車を進め、半蔵門・国立劇場・イギリス大使館など見学したいところですが、今日はここでUターンし東京駅に戻ることにしましょう。

自転車の契約時間や料金を気にしなくて良いこともBike Share Serviceのいい所です。

おわりに

いかがでしたでしょうか。日時や時間、道路状況を加味したうえで利用すれば、観光だけでなく運動不足解消にもなるレンタサイクル「Bike Share Service」をご紹介しました。

利用にあたって注意点を一つ挙げるとするならば、都心は駐輪場が少ないことです。

今回のコースでいうと、法務省旧本館・警視庁周辺は駐輪場が無いうえに道幅も狭く、自転車を停める場所探しに苦労しました。車や歩行者に迷惑をかけない自転車ユーザーであるためにも、気を付けたいところです。

ルールを守って楽しいサイクリングを!
あなたも早速始めてみませんか?

関連情報

NTTドコモ・バイクシェアサービス
https://docomo-cycle.jp/

見学情報
法務省 : http://www.moj.go.jp/housei/tosho-tenji/housei06_00009.html
警視庁 : https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/about_mpd/welcome/honbu.html
衆議院 : https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_annai.nsf/html/statics/tetuzuki/sankan.htm
参議院 : https://www.sangiin.go.jp/japanese/taiken/bochou/kengaku.html
最高裁判所 : https://www.courts.go.jp/saikosai/kengaku/r3chousyakenngaku/index.html

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