いつでもどこでもアートと一緒!憧れの絵画を指先に描く「絵画ネイル」を体験してみた!

皆さんは「絵画ネイル」と呼ばれるネイルをご存じでしょうか?
お家でも美術館に行った時のようなときめきを感じられる絵画ネイルは、コロナ渦のいま特におすすめしたいネイルです。

そこで今回は、絵画ネイルが得意なネイルサロン【Neolive Nico 大井町nail&eyelash】さんへ取材!絵画ネイルの体験レポートをお届けします!

アートを身近に感じる絵画ネイル

マリー・ローランサン「女たちと犬」ネイル

絵画ネイルとはその名の通り、憧れの絵画を指先に閉じ込めるネイルです。
他のネイルと一線を画す存在感から、今ではネイルチップやネイルシールとして販売されるほど注目が集まっています。

美術館に展示されている有名な絵画を爪のうえで再現するなんて素敵!と、アート好きの私もこのネイルをチェックしていた1人。そんな多くの人を魅了する絵画ネイルを取材するべく、かねてから気になっていたネイリストさんにお会いしてきました!

ネイルサロン【Neolive Nico大井町 nail&eyelash】さんへ!

ネイルサロン【Neolive Nico大井町 nail&eyelash】とネイリストの佐藤里奈さん

今回私がお会いしたのは、ネイリストの佐藤里奈さん。
今年7月に大井町にオープンしたネイルサロン【Neolive Nico 大井町nail&eyelash】のトップネイリストさんです。

佐藤さんが手掛けた絵画ネイル。先ほどのローランサンネイルも佐藤さん作です。

絵画ネイルの存在がネイリストになるきっかけだったという佐藤さん。彼女のInstagram には、モネやゴッホなどの有名絵画をモチーフにしたネイルが投稿されています……!小さな爪の中に緻密に詰め込まれたデザインは、本物の世界観そのまま。高い技術力とセンスに溢れたネイリストさんです。

ミュシャ「椿姫」部分(引用:Wikipedia)

さてその佐藤さんに今回お願いした絵は、ミュシャの「椿姫」という作品です。アート好きの方なら、一度はどこかで見たことがある作品ではないでしょうか?

デザインはほぼお任せの状態!この絵がどのように10本の爪に描かれていくのでしょうか?

いよいよミュシャネイル施術スタート!

まずは下準備。やすりで爪の先端を丸く整え、甘皮を処理していきます。通常のジェルネイルは、爪の表面を削って爪とジェルを密着させますが、こちらのサロンでは、パラジェルという密着性の高いネイルを使用しているため、爪を削らずに施術可能です。また持ちも良く、長い人で2カ月ほど持つそうです。

佐藤さんの華麗なやすりさばき。頭の中で「情熱大陸」が流れることもあるそう!笑

その後絵を観察しながら、色とりどりのマニキュアをチョイス。アルミホイルの上に載せ、ミュシャの色彩を再現していきます。この色からミュシャが出来るなんて不思議ですね。

選ばれた数色。色を混ぜていきミュシャカラーを作ります。

そしていよいよ爪に色を乗せます。筆や爪楊枝を使い分け少しずつ色が足されていく様子を観察。まだ序盤ですが、どうしても気になり手元を見つめてしまいます……!

佐藤さん:「お客様の日々に勇気や元気を与えるような作品を作ることを心がけています!」

ベースカラーは、ピンク味のあるラベンダー。さらにホログラムのようなきらめきを纏っているのがわかるでしょうか?セロハンテープでペタペタと跡をつけていくと、このようなきらめきが生まれるんです……!これだけで椿姫のファンシーな世界観が伝わってきます。

この時点でかわいい!チラチラと幻想的に光ります。

次々に色が足され、おおまかな下絵が完成!左手には、モデルのサラ・ベルナールの横顔やドレスの断片、右手の白い丸が椿に進化していきます。また椿姫の背景の青い星が両手に散りばめられました。

まだ輪郭がなくぼやぼやしていますが、かわいくなる予感しかしません。

ネイル中のおしゃべり~絵を描く人の美術鑑賞~

ここで完成形をお見せする前に、佐藤さんとのお話をちょこっと。

実は佐藤さんは美大卒のネイリストさんでいらっしゃいます。今回は絵画ネイルの取材ということもあり、会話は自然と美術鑑賞のお話に。鑑賞方法は人それぞれあると思いますが、佐藤さんは絵を描く人ならではの観察眼をお持ちでした。

佐藤さん:「私は色が好きなので、いつも色に注目して絵を観ます。一人の画家の絵を順に鑑賞していくと、特定の色にハマっている時代とか、練習段階の時代から、不安定な時代、遊んでいる時代まで、画家の一生に様々な時代があるのがわかるんです。それで若い時は青い絵が多かった画家が、反対色の赤を使っていたりすると、試行錯誤しているんだなって思ったり。その中でも評価が高く画家の集大成と呼べるような作品に昔使ってた色が使われたりすると、すごくグッときますね。結局好きが勝つんだって」。

佐藤さんの作品たち。瑞々しい色使いが素敵ですね。

そんな色フェチの佐藤さんの好きな画家は、モネ。好きな画家としてよく名前が挙がるモネですが、佐藤さんにはモネの絵がどのように映っているのでしょうか?

佐藤さん:「絵が思い通りに描けなくてすごく悩んでいた時期にモネの企画展が上野の美術館でやっていて、そこで観たモネの土手の絵にすごく衝撃を受けたんです。画家ってモチーフや色、配置を変えたりしてすごくカッコつける時があって、そういう絵を観ると『やってるよこいつ』って茶化しちゃうんですが、そのモネの絵は、絶対にここはこの色じゃないと!っていう色の使い方をしていて感動しました。モネは『絵は見たたままのものを描くもの』と言っていた人なんですが、本当にその通りだなって。」

モネの素直さが見え隠れする筆使いに感動したという佐藤さん。その後私は佐藤さんの描く「素直なミュシャ」に心を打たれることになります。

ミュシャネイル完成!ただただかわいい……。

そして施術を開始してから150分。下絵を黒い線で縁取り、アンティークゴールドのマニキュアで額縁のモチーフを散りばめたら、遂にミュシャネイルが完成!上品で儚いミュシャに言葉がでません……。

ミュシャの「椿姫」ネイル。直接お見せしたいかわいさです。

絵画ネイルは爪がきれいになるだけじゃない!

佐藤さんによれば、絵画ネイルを一回体験した人は、その後も憑りつかれたように絵画ネイルをオーダーしにいらっしゃるそう。その魅力はやはり、好きな絵が自分の一部になるといるというところにあると思います。どこか遠い存在であった絵画も自分の爪に描かれることで、特別な繋がりを持つ絵と変わっていくのです。

そして嬉しかったのは、周りに自分の好きな絵を知ってもらえるということ。爪がきれいだと周りに話しかけてもらう機会が増え、そこで「この絵は……」とアートと自分の趣味をアピールするきっかけが生まれました。

ネイルチップならさらに完成度の高いネイルが楽しめます。

そのため、自然と絵画に触れる機会が多くなるというのも絵画ネイルの魅力の一つ。どこにいてもお気に入りのアートを楽しめる絵画ネイルは、美術館に行けないさみしさを埋めてくれる存在です。さて次はどの絵を描いてもらおうかな?

参考情報:ネイルサロン【Neolive Nico 大井町 nail&eyelash】について

佐藤さん:「ネイルアートは指先を自分好みのギャラリーに月一で変身することができる、とても素敵なツールです!皆様のご来店お待ちしております♪」

【Neolive Nico 大井町nail&eyelash】
住所:東京都品川区大井1-11-4 大井ガスビル2F
アクセス:JR京浜東北線 大井町駅西口より徒歩3分
営業時間:平日9:30~19:00/土9:00~19:00/日祝10:00~18:00(年中無休)
電話番号:03-5746-6226
予約サイト:https://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000500990/
お店のInstagram:https://www.instagram.com/neolive_nico_nail/
佐藤里奈さんのInstagram:https://www.instagram.com/rinananail/

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