くらし

エシカルとは?身近なモノから始めるエシカル生活「はじめの半歩」!

最近よく耳にする、「エシカル」という言葉。あるいは、「エシカル消費」「エシカル生活」といったキーワードで見聞きした人も多いかもしれません。

なんとなく言葉の意味は知っていても、具体的にどのようなアクションを指すのか分からないといった方も多いと思います。そこで今回は、食べ物や日用品など日常に根ざしたモノからエシカルとは何かを解説します!

エシカルとは?

まずエシカルの言葉の意味をご説明します。

日本エシカル協会では、エシカルを【目の前にあるものを通して、それを作ってくれる人たちや運んでくれている人たち、そしてその仕組みを想像し、遠くの人や環境に配慮する社会になっていくこと】と定義しています。

例えば今着ているシャツは、劣悪な環境で働かされている人たちによって作られているかもしれませんし、有害な農薬まみれのコットンで作られているかもしれません。

つまり、自分が手にしているモノの背景を想像し、そのモノを買うことで世界にどのような影響をもたらすかを考え行動することが、私たちにできるエシカルなのです。

認証マークで見分けると簡単!スーパーで見つけられるエシカルな食べ物

しかし、自分でモノの背景を想像することには限界があります。

そのため企業は通常、商品がエシカルであることを消費者にアピールするため、わかりやすくマークで案内しています。それが【認証マーク】です。そこで今回はスーパーの「イオン」で、認証マークがついた食べ物を探してきました。たくさん見つけたエシカルなマークを一つ一つをご紹介したいと思います。

海のエコラベルマークのお魚

まず見つけたのがこちらのお魚。

このお魚には【海のエコラベル】マークがついています。

このマークは海洋管理協議会(MSC)が管理する、持続可能な漁業で獲られた水産物につけられる認証制度です。普通の魚として売られている魚の中でも、マグロやマアジ、マサバなどは乱獲により絶滅危惧種に指定されています。このマークのついた魚を買うことで、貴重な資源が守られ豊かな海を守ることに繋がります。

有機JAS認定マークのお野菜

次はエシカルな野菜をご紹介。

エシカルな野菜を見極めるマークとなるのが、【有機JAS認定マーク】です。

これは、JAS法で定められた有機農法で栽培された食べ物に付けられるマークで、野菜だけでなく、納豆などの加工商品や次にご紹介するチョコレートなどにも付けられています。

有機JAS認定を受けたあずま食品の納豆

有機栽培はオーガニック栽培と同じ意味。科学的に合成された農薬や化学肥料などを3年以上使用していない土地で、有機肥料による土作りを行って栽培する方法です。

一般的に使われている農薬を使用していないため、価格は高め。ただそれだけ農家さんが苦労して環境と身体に優しい食べ物を作ってくださっているので、応援の意味をこめて購入したいマークです。

フェアトレードのチョコレート

チョコレートの原料であるカカオの多くは、安い人件費で雇われた子供達によって栽培されています。

その児童搾取を解決する糸口となるのが、こちらの写真でピックアップしたフェアトレードのチョコレートです。

フェアトレードとは、現地の生産者の生活を改善しながら、自立を支援する仕組みのこと。このマークのついた商品は、生産者の賃金だけでなく、彼らの人権を守るために必要不可欠なインフラや教育のための資金が含まれているため、購入することで生産者の生活を支援することができます。

イオンの純輝鶏とナチュラルポーク、大豆ミンチ

スーパーで見つけた最後のエシカルな食べ物が、こちらのお肉。

エシカルなお肉の基準になるのが、家畜の飼育方法を開示しているかどうか。動物の命をいただく以上、できるだけ動物にとって幸せな環境で飼育していくのが人間の務めです。

特にマークはつけられていませんが、ソイミートもエシカル。家畜の飼育は環境に負担がかかるため、お肉の代わりにソイミートを食べる日を作るだけでも十分エシカルになります。家畜が環境に負担を与える理由は、一つは家畜が排出する温室効果ガス。なんと全世界の温室効果ガスの14%を家畜が排出しているのです。

ソイミートはタンパク質やアミノ酸が豊富で食べ応えがあるので、ぜひお肉の代わりとして召し上がってみてはいかがでしょうか。

日用品はプラスチックフリーを選んで環境と身体を守る

ここまで読んでくださった皆様の中には、「やっぱり世界に目を向けるのはハードルが高い」と感じられた方もいらっしゃると思います。そのような方はエシカルが自分にとってどのような影響を与えるかを考えてみましょう。

例えば、私たちが日常生活の中で何気なく使っているペットボトルは使い捨てであることが問題視されがちですが、使う人にも大きな影響を与えることが分かっています。実はプラスチック製品の代表格であるペットボトルは、発ガン性のある化学物質が添加されており、温度が高くなるとそれらの化学物質が溶け出ていくというデータがあります。

また、プラスチックは繰り返し使うことで少しずつ摩耗し、目に見えないプラスチックの粒子(マイクロプラスチック)となり知らず知らずのうちに体内に取り込まれてしまうのです。このように環境に悪いものは少なからず自分の体にも影響があるという認識を持つと、エシカルに対する考え方も変わっていくのではないでしょうか。

そこでこの章では、日々使う日用品の中からプラスチックに配慮した商品をご紹介します。

BIO-RALで見つけた歯ブラシと歯磨き粉

こちらはスーパー【ライフ】のオリジナルブランド【BIO-RAL】で見つけた商品。BIO-RALは、オーガニック食品など健康にこだわった体にやさしい商品をセレクトしたブランドで、普通のスーパーでは見かけないナチュラルな商品が豊富に取り揃えられています。

メイドオブオーガニクス歯磨き粉

こちらの【メイドオブオーガニクス】の歯磨き粉は、【ACO認証】を受けた商品。

この認証を受けた商品は、100%天然由来成分かつ、水と塩を抜いた原料の95%以上がオーガニック認定を受けた農作物から作られていることを示しています。さっぱりしすぎないペーストで、優しい磨き心地が魅力的な商品です。

ジョーダンの歯ブラシ

またこちらの【ジョーダン】の歯ブラシは、100%再生プラスチックの柄、100%植物由来プラスチックの毛、そしてパッケージまで100%再生紙と、環境への配慮が徹底された歯ブラシ。直接口に入るオーラル商品だからこそ、ナチュラルな商品を積極的に選びたいですね。

とうもろこし由来の水切りネット

続いてご紹介したいのが、こちらの水切りネット。

とうもろこしから生まれたこちらの商品は、燃却処分しても有害物質が発生しないのがメリット。また廃棄後に焼却することで発生する二酸化炭素の量と、原料のとうもろこしが光合成で取り込む二酸化炭素の量がほぼ同量のため、余分な二酸化炭素が生まれないのも大きな特徴です。

ヘチマ素材とセルロースで作られたエコスポンジ

ここからはネットで見つけた商品をご紹介。

こちらのキッチンスポンジは、ヘチマ素材と食物繊維のセルロースで作られた100%生分解可能のエコなスポンジ。140度までの熱に耐えられるため、煮沸消毒で繰り返し使用することができます。

お店で売られているスポンジは大多数がプラスチック製。脱プラスチックの盲点となりやすいキッチンスポンジですが、このような植物由来の商品を使うことで、マイクロプラスチックの流出を抑えることができます。

SUPERBEEの蜜蝋ラップ

最後にご紹介するのが、蜜蝋ラップ。

蜜蝋ラップとは、コットンリネンの布に蜜蝋や木の樹液、ホホバオイルなどを染み込ませて作られた100%生分解可能なラップのこと。耐水性や通気性、指の熱で器の形にフィットする従来のプラスチックラップの機能はそのままに、水や洗剤で洗うことで繰り返し使用できるのが魅力です。ただ熱に弱いので電子レンジは不可。食べ物の保存や持ち歩きに適したラップです。

またこちらの【SUPERBEE】の蜜蝋ラップは、タイの認定マークである【OTOP】付きの商品。タイでは「一村一品運動」という、農村で働く人々の自立と地域の活性化を促そうとするプロジェクトがあり、OTOP商品はタイ政府がそのプロジェクトであると公認した商品です。手作りの温もりが感じられ、使うほどに愛着が沸いていきます。

エシカル消費への「はじめの半歩」を踏み出してみませんか?

ここまでご紹介した商品は、環境に配慮している分、他の商品に比べて割高な印象があります。ただ、その値段以上に長く使えたり、環境や身体の面を考えたりすると、決して高くはない金額だと感じています。

また今回、エシカルな商品と出会えたことにより、以前よりも自分のことが好きになれたという思わぬ変化がありました。商品を吟味して購入することで、一つひとつのモノがどれも私を構成する大切なモノであるという意識が生まれたのです。モノを大切にすることは、自分を大切にすることに繋がります。

皆さんも、環境と自分を大切にできるエシカルを生活に取り入れてみませんか?

rum

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ときめきのある生活を大事にしています。
好きな画家は、マリーローランサン・竹久夢二
好きな作家は、森茉莉・三島由紀夫
アンティークを含めたインテリアが好き。そして健康オタクです。

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