アート

ハスよ咲け!滋賀県「草津市立水生植物公園みずの森」の映える・楽しむ・学べる花の宴を体験してきました

1999年、私は初めて滋賀県草津市にある、琵琶湖のほとりの「草津市立水生植物公園みずの森」にやって来ました。

園のゲートを出て、琵琶湖のほとりに出ると、目の前に、一面にハスが咲いていました。広さ約13haと後で知りました。大きな緑の葉の間から、ピンクの花がいくつもいくつもゆらゆらと、まるで極楽のような風景でした。私は長い間、ハスの花々に見とれていました。その光景は、今でも脳裏に焼きついています。

残念なことに、この群生ハスは2016年、一斉に消失してしまいました。それから再び発生することもなく、今ではゲートも閉じられています。

素晴らしいハスを見る!

群生ハスはもう見られませんが、この園では、今でも立派なハスをたくさん見ることができます。

園内には鉢でハスを栽培していたり、ハスの教材園があったりします。

また、園では「ハスいっぱいプロジェクト」として、市民ボランティアも加わって、大きな容器でハスを植え付ける泥をよく練り、蓮根の植え付けをして、園内のハス池で育てています。2021年は草津市長も泥練りに参加したそうです。

園内のハス池ではそうして大事に育てられたハスがたくさん咲いていました。

色とりどりのスイレンを堪能する!

この園で素晴らしいのはハスだけではありません。特に多く見られるのはスイレンです。

ついでながら、ハスとスイレンは一般の人は普段あまり区別していないようです。英語でも「ロータス」と一括りにされる同じ水生植物ですが、ハスには花の中心に果托(かたく)があるがスイレンにはない、などの特徴があるそうです。

これは、花びらが落ちた後の果托です。実をつけています。あと、パラグアイオニバスはスイレンの仲間だそうです。ちょっとややこしいですね。

スイレンは、モネの「睡蓮」などでも親しまれる花です。エントランスホールの廊下にはモネの絵の複製が展示されていました。咲いているスイレンも、まるで絵画のようです。

温室や池に赤、白、黄、赤、青、紫など色とりどりのスイレンが咲いていました。取材した日には、一つの花の中で色が2色に変わる、「キメラ咲き」と呼ばれる珍しいスイレンが咲いていました。

左側の花がキメラ咲きになっています。

映える水生植物公園

この水生植物公園みずの森は「映える」場所でいっぱいです。カメラやスマホを持った人々が、熱心に花などを撮影していました。プロかと思うような機材を持った方もちらほらいました。

夏以外も、四季折々の植物で楽しめます。

中に入れる木です。入ると不思議と癒されます。

 一瞬、草間彌生の手になるものかと思いました。温室の、木立生ベゴニアの一種です。

これは屋外。アオバナは草津市の花ですが、ツユクサの園芸品種だそうです。大ぶりの立派な花になって綺麗です。この花を使ったグルメが草津市内でいただけるそうです。いつか味わってみたいです。

ハスグルメのいろいろを味わう!

グルメといえば、ロータス館内に併設されているレストラン「みずの森レストラン」には、ハスのグルメがあります。ぜひ味わってみましょう。

まず、「ハスソフト」。抹茶ソフトクリームに、ハスの実が練り込まれています。

さっぱりしているけれど、まったり感もあります。

蓮うどん。

蓮うどんの麺には蓮の葉が練り込まれていました。特にハスの風味は感じませんでしたが、緑色でした。強いコシのある細麺で美味しかったです。

「はすの実羊羹とはす茶セット」。お茶は口当たりのいい、柔らかい味わいで、体の中から清まるような味がしました。ハスの葉を使っているようでした。

羊羹は、甘さ控えめで、ハスの実も入っています。柔らかい中に歯ごたえもあってメリハリがあります。

水生植物公園みずの森に行ってみよう!

水生植物公園みずの森は、ぐるっと歩けば1時間ぐらいで回れるぐらいの、ちょっと散策するにはぴったりの大きさです。水生植物などに囲まれた、とても癒される水生植物公園です。

小さい子供から年配の方まで、それぞれに楽しめます。

なお、夏は午前中がお勧めです。ハスやスイレンは午後になると花を閉じてしまいます。ハスのシーズンには、朝7時からオープンしています。(JR草津駅からのバスは8時始発です)日程は年毎に違うようなので、サイトでご確認ください。

午後からは近くの琵琶湖博物館に行く、というのもおすすめコースです。(共通券あり)隠れ家レストランならぬ隠れ家的な水生植物公園を、ぜひ堪能してみてください。

基本情報

草津市立水生植物公園みずの森
所在地:滋賀県草津市下物町1091番地
TEL:077-568-2332
公式HP:https://www.seibu-la.co.jp/mizunomori/
公式Facebook:https://www.facebook.com/mizunomoriyg/
公式Instagram:https://www.instagram.com/mizunomori_botanical_garden/
駐車場:あり(無料)、バス3台/普通車84台(内、障がい者用4台)

堀 博美

堀 博美

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神戸出身、京都在住のフリーライター。専門はきのこ。きのこライターとしての主な仕事に、書籍「きのこる キノコLOVE 111」(山と渓谷社)「ときめくきのこ図鑑」(山と渓谷社)「ベニテングタケの話」(山と渓谷社)「珍菌」(光文社)「毒きのこに生まれてきたあたしのこと。」(天夢人)などがある。WEBや雑誌、新聞などにも執筆経験あり。

一方で、長年現代アートに携わり、現在も制作活動を続けている。
きのことアートはライフワーク。その他、珍しいお菓子、京都街歩き、同人誌イベント、音楽鑑賞(米良美一さん推し)などに興味がある。

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