アート

京都と乃木坂46、刀剣乱舞がコラボ!『KYOTO NIPPON FESTIVAL 2018』が10月開催

この秋、京都で開催される文化イベント『KYOTO NIPPON FESTIVAL 2018』の記者発表会が池坊東京会館で行われました。門川大作京都市市長をはじめ、乃木坂46、「刀剣乱舞 -ONLINE-」の人気キャラクター・こんのすけも登壇する賑やかな会見となりました。美と伝統と文化に触れられる「KYOTO NIPPON FESTIVAL 2018」は、2018年10月6日(土)~12月2日(日)に、学問の神様・菅原道真公を祀る京都・北野天満宮をメイン会場に開催されます。

「KYOTO NIPPON FESTIVAL」キービジュアルとロゴ

前列右から門川大作(京都市 市長)、橘重十九(北野天満宮 宮司)、徳岡邦夫(京都吉兆)、秋元真夏(乃木坂46)、桜井玲香(乃木坂46)、若月佑美(乃木坂46)、池坊専好(華道家元池坊 次期家元)、小坂崇氣(ニトロプラス)、渡邉貴(めざましテレビ)。後列はIKENOBOYS(華道家元池坊がプロデュースするイケメン男性華道グループ)、おっきいこんのすけ(「刀剣乱舞」キャラクター)※敬称略

新しいことに挑戦するのも京都

第3回目となる今回のテーマは「POPと挑戦」。昨年の「KYOTO NIPPON FESTIVAL 2017」では伊藤万理華(2017年12月乃木坂46卒業)さんが「伊藤万理華の脳内博覧会」を開催しましたが、京都から発信する古典と現代の対比と称し、今年は北野天満宮の神宝と現代美術作家と乃木坂46のコラボレーションによる個展「現代美術家×乃木坂46作品展」を軸に開催されます。そのほか、昨年に引き続き、華道家元池坊、京都吉兆と乃木坂46とのコラボレーションも行われます。

京都に一人旅をして、小道にはいって食べ歩きをした思い出を語った乃木坂46の秋元真夏さん。京都吉兆と料理でコラボレーションします。

いけばなに挑戦する乃木坂46の桜井玲香さん。乃木坂46加入前の学生時代は華道部に所属していたとのこと。

アートでのコラボレーションに挑戦する乃木坂46の若月佑美さん。二科展常連の実力をいかに発揮させるか楽しみ。

門川市長は、「伝統を守るだけが京都ではなく、過去、琳派がそうであったように、新しいことに挑戦するのも京都」と語っており、乃木坂46とのコラボレーションに期待を寄せていました。会場を提供する北野天満宮の橘宮司は、菅原道真公の時代の和魂漢才、明治維新の和魂洋才を引用し、「日本の心を忘れず、新しいものを取り入れていく」ことを強調しました。

乃木坂46のコラボレーションに期待を寄せた京都市市長の門川大作さん。

北野天満宮宮司の橘重十九さん。4回目となる「曲水の宴」に乃木坂46のメンバーが参加することを明かしました。

メイン会場となる北野天満宮の一の鳥居(昨年のKYOTO NIPPON FESTIBALの様子)。

北野天満宮 楼門(昨年のKYOTO NIPPON FESTIBALの様子)。

京都が刀剣乱舞ファンの聖地に!?

初の試みとして、「KYOTO NIPPON FESTIVAL 2018」のもうひとつの目玉となるのが、北野天満宮とも縁深い大人気オンラインゲーム「刀剣乱舞 -ONLINE-」とのコラボレーションです。「髭切」をはじめとした御神宝を所蔵する北野天満宮宝物殿において企画展示が行われます(詳細は後日発表)。

記者発表会に登壇した同ゲームのプロデューサー “でじたろう” ことニトロプラスの小坂崇氣さんによれば「リリースしてわずか3年のゲームですが、多くの方に受け入れられ広まっており、その恩返しをしたいと思っています」とのこと。「刀剣乱舞」のファンなら、京都や北野天満宮と「刀剣乱舞」の関わりが深いのは常識ですが、今年は同じ時期に京都国立博物館では「京のかたな」展も開催されており、刀剣女子で京都の街が溢れかえることになりそうです。

「刀剣乱舞」の人気キャラクターこんのすけがみんなに会える姿になった「おっきいこんのすけ」も参加。

別名「髭切」として知られる北野天満宮御神宝「鬼切丸」とそのキャラクター(「刀剣乱舞 -ONLINE-」より)。©2015-2018 DMM GAMES/Nitroplus

アートとPOPはどう化学反応するか?

メインとなる現代美術家と乃木坂46メンバーによるコラボギャラリー展「現代美術家×乃木坂46作品展」は北野天満宮の分道会館において開催されます。現代美術家の川人綾さん、北林加奈子さん、島田清夏さんの三名が、京都から世界に発信する“日本の美”を展示します。

川人さんは「制御とズレ」をテーマに、日本の伝統的な染織や最新の神経科学を背景とした、抽象的なグリッド状のペインティングを中心に制作しています。北林さんは陶芸に糸や木という素材を組み合わせ、どこにもない新しい素材感を生み出している作家です。火や水といった現象アートに興味を持つ島田さんは大学在学中に花火と出会い、卒業後、花火ショーデザイナーとして活動し、国内外の花火大会に参加している異色の作家です。

川人綾さんの作品。

北林加奈子さんの作品。

島田清夏さんの作品。

華道を盛り上げる7人のイケメン

華道家元池坊もさまざまな形でKYOTO NIPPON FESTIVAL 2018に参加します。昨年同様、開幕日となる10月6日(土)に乃木坂46、刀剣乱舞などによるオープンニングセレモニーが北野天満宮紅梅殿で開催されますが、こちらにおいて、生花のライブパフォーマンスが行われます。

今回、記者発表会にも華(?)を添えた着物姿のイケメン7人は、伝統文化華道の素晴らしさや奥深さを伝えることを目的に、華道家元池坊がプロデュースした男子華道グループ「IKENOBOYS」です。KYOTO NIPPON FESTIVAL 2018では彼らの初の個展となる『IKENOBOYS 花会(はなかい)ー花と光の幻想空間ー』を北野天満宮の茶室「松向軒」と「明月舎」で行います。

コラボ企画としては、乃木坂46メンバーが華道を学び同展で作品を発表。「刀剣乱舞」の人気キャラクター「髭切」「膝丸」をイメージしたいけばな作品をIKENOBOYSが制作します。江戸時代から続く日本最古の花展「旧七夕会」の会場でも期間限定で展示を予定しています。

華道家元池坊の次期家元、池坊専好さん。

おっきいこんのすけとIKENOBOYSのみなさん

昨年のオープンニングセレモニーにおける生花パフォーマンス。

IKENOBOYSの作品(写真はイメージです)

IKENOBOYSの作品(写真はイメージです)

食でも新しい価値の創造を

第1回からKYOTO NIPPON FESTIVALに参加している「京都吉兆」が今回も参加。京都嵐山吉兆の徳岡邦夫総料理長がプロデュースする、日本料理が堪能できます。本イベントならではの特別メニューを北野天満宮の絵馬所で提供します。

徳岡さんは「乃木坂46のみなさんのような、次の世代、もっと若い世代に伝わりやすいように、乃木坂のみなさんと一緒に料理を考えたいと思います。ゲームの世界は疎いのですが、学ばせていただき、刀剣乱舞とのなにかできるのではないかと考えています。いままでやってきたことをわかりやすく、新しい価値の創造ができたらと思います」と語っていました。

京都吉兆の徳岡邦夫総料理長。

「世界の名物 日本料理」を信条に、料理一筋に心を尽くしてきた京都吉兆の伝統とPOPがどうコラボするか?(写真はイメージです)

味覚だけでなく五感すべてで感じる逸品に期待(写真はイメージです)

秋の嵐山の京都吉兆にも訪れてみたいですね(写真はイメージです)

会期中、音楽イベントも開催されます。今年は放送25年目を迎えた「めざましテレビ」による「めざましライブ 日本お元気キャラバン in 京都」として、山崎育三郎さんらが10月21日(日)にライブを行います。(写真は昨年の様子)

【イベント情報】
KYOTO NIPPON FESTIVAL 2018
会期:2018年10月6日(土)~2018年12月2日(日) ※期間中無休
会場:北野天満宮 文道会館(京都市) 京都府京都市上京区馬喰町
主催:KYOTO NIPPON FESTIVAL 実行委員会 (京都市 / 京都市観光協会 / 京都文化交流コンベンションビューロー / 北野天満宮 / 華道家元池坊 / 京都吉兆 / ソニー・ミュージックエンタテインメント)
協賛:ジェイアール京都伊勢丹
後援:特別後援 エフエム京都
協力:MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社
※開催時間、チケット料金など詳細は公式サイトを参照ください。
公式サイト http://www.kyotonippon.com

チバ ヒデトシ

チバ ヒデトシ

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アート、デザイン、エンタテイメントとテクノロジーに関連したクリエイティビティについて横断的に取材、執筆活動を行っているフリーランス・ジャーナリスト。メディアやアプリの企画を手がけ、ファシリテーションなども行う。また、さまざまな美術館に足を運び、今後の美術館のあるべき姿を考える美術館研究家としても活動。週4日の美術館、ギャラリー通いは当たり前。デジタルハリウッド大学大学院客員教授(2011〜2016)。元書店員(西武百貨店、リブロ)。仙台出身。

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