高崎マーチングフェスティバル開催!高崎の街が音楽と笑顔に包まれる2日間

群馬県高崎市では例年秋に音楽の祭典「高崎マーチングフェスティバル」が2日間にわたり開催されます。高崎市内のスクールバンドやゲスト楽団、そして見ている人も一体となって楽しめるマーチングフェスティバルの魅力をプログラムとともにご紹介していきましょう。

音楽の街・高崎について

群馬音楽センターにあるバイオリンの公衆電話

群馬県高崎市「音楽のある街」とよばれるようになったのは、今から約30年前ほどに始まった「高崎音楽祭」でキャッチフレーズとして使われたことがきっかけといわれています。

昭和36年に誕生した「群馬音楽センター」は、地方では珍しいプロのオーケストラ「群馬交響楽団」の拠点でもあり、チェコ出身の建築家アントニン・レーモンドが建てたことでも知られています。

高崎市のシンボル的存在で、楽団の定期演奏会を中心に能や舞台などが行われ、現在も多くの人々が足を運びます。

歴史あふれる群馬音楽センター

群馬音楽センターの老朽化により2019年9月、駅東口に「高崎芸術劇場」も誕生、有名アーティストのコンサートなども行われるようになり、音楽の街高崎が新たな一歩を踏み出しました。

高崎芸術劇場

また、高崎といえば伝説のバンドBOØWYのギタリスト布袋寅泰の出身地でもあり、聖地巡礼に訪れる人も少なくありません。

さらに音楽の街にちなんだテーマソングもあるんですよ。

音楽にまつわるエピソードはこのほかにもたくさんあり、市民に馴染み深い存在であることから、高崎市は音楽の街と親しまれているのでしょう。

高崎マーチングフェスティバルとは?!

JR高崎駅にあるフェスティバルの看板

高崎マーチングフェスティバルは例年10月の土日に行われ、2022年で30回目を迎える歴史ある音楽の祭典です。

まずはマーチングについて簡単に説明したいと思います。

マーチングとは?

ステージドリル

マーチングとはマーチを演奏しながら行進する吹奏楽の演奏方法のことを言います。マーチングバンドが動きながら音楽を演奏するので、ダイナミックなパフォーマンスも楽しめます。

演奏で使用する楽器によってバンドの種類が異なり、コンサートバンド・ブラスバンド・Drum & Bugle Corps(ドラム・アンド・ビューグルコー)などがあります。

またマーチングバンドのパフォーマンスには大きく分けてパレードドリルショー2種類があるのですよ。

高崎マーチングフェスティバルでは、市内小中学校のスクールバンド国内外で活躍するゲストバンド2年ぶりに市街地を走るシンフォニーロードを演奏とともにパレードします。

また2017年に開館した高崎アリーナでは、可愛らしい園児のキッズドリルスクールバンドの迫力あるステージ・フロアドリルなどのパフォーマンスが披露されます。

パフォーマンスが行われる高崎アリーナ

フェスティバルでは演奏を見るだけでなく観覧者が音楽とパフォーマンスを一緒に楽しめる参加型の音楽イベントです。

プログラムやタイムスケジュール

2日間に渡る高崎マーチングフェスティバルの開催情報をご紹介しましょう。

初日10月15日(土)は高崎アリーナでキッズドリルを行います。

こだま幼稚園・中居幼稚園・だいせいこども園・東部文化幼稚園・三恵保育園・ベルコートみどり岡が出場し、ステージでパフォーマンスを披露します。

2日目はシンフォニーロードから南小学校まで総勢25団体のパレードが行われます。

マーチングで全国的にも有名な東京農大二高等学校吹奏楽部を皮切りに市内小中学校、さらにゲストバンドの演奏とパレードを観覧できます。

詳細は交通規制図・パレードコース案内をご覧くださいね。

交通規制とパレードのコース

パレードの後は高崎アリーナでフリーパフォーマンスが行われます。18団体の演奏やフロアドリルが披露されます。

目の前で繰り広げられるパフォーマンスは迫力満点で感動のシーンを目の当たりにできます。

秋のさわやかな風の中、高崎の街が2日間にわたり音楽と笑顔に包まれます。当日はフェスティバルに参加後、マーチングの魅力やすばらしさをお伝えしたいと思います。

マーチングフェスティバルで音楽を体感

今回参加したのはイベント2日目の2022年10月16日(日)「パレード」と「フリーパフォーマンス」。当日はお天気が崩れることもなくパレードは予定通り開催、その後すぐにフリーパフォーマンスを見ることができました。

3年ぶりに開催された感動のパレード

パレードを見るために沢山の人がシンフォニーロードへ

高崎市役所前にある群馬音楽センターから高崎駅までの大通り「シンフォニーロード」が歩行者天国になり、沿道を多くの観客が見守る中3年ぶりのパレードが盛大に開催されました。

セレモニーの様子

開会セレモニーの後、先頭を飾ったのは東京農大二高の吹奏楽部。群馬県内だけでなく全国屈指の吹奏楽名門校で、140人を超える部員の演奏をしながら行進する姿は圧巻。

スタートを切った東京農大二高。

続いて東部小学校、塚沢小学校、箕郷中学校そして最後の創価ルネッサンスバンガードとプログラムに沿って続きます。

可愛らしい子供たちのパレードが続きます。
全国大会出場の中学生のパレードが続きます。

家族や親戚、友人そして町の人など多くの観客に見守られ、どの団体も素敵な演奏と行進を披露してくれました。3年ぶりのパレードで高崎の街中が音楽と歓声そして感動に包まれました。

マーチングナビ公式チャンネル

アリーナを演奏と感動の渦に包み込むフリーパフォーマンス

高崎アリーナの正面エントランス

パレードの感動も冷めやまぬまま、高崎駅東口からほど近い場所に誕生した「高崎アリーナ」でフリーパフォーマンスが行われました。

会場となった広いアリーナ

まずは吹奏楽スタンダード、座奏の団体から演奏開始。

先頭を飾ったのは社会人で構成され、高崎市を中心に活動しているTheNOB Takasaki Brass Band。続いて高崎女子高等学校、第一中学校、高松中学校、八幡中学校、創価学会群馬吹奏楽団、そして最後の新島学園管楽アンサンブル部の演奏が続きました。

吹奏楽の定番座奏

主催者や来賓の挨拶などを挟み、マーチングのステージドリルが始まります。

市内の子どもたちで構成されている、「TMFジュニアバンド」からスタートです。今回は楽器を持たず東京農大二高の演奏とともにパフォーマンスを披露しました。

元気に精一杯ステージを楽しむ子供たち。

また「音楽の好きな街・高崎のこどもたちのマーチ」も合唱され、子供たちの透き通った歌声がアリーナに響き渡りました。

市内を中心に活動する一般バンドTakasaki Green Crestをはじめ、城東小学校、東部小学校、箕郷中学校、塚沢中学校、高崎商業高等学校の児童・生徒たちのパフォーマンスが続きます。

旗を操るカラーガードの美しい姿。

さらに、県外からの招待バンドの野田市南部中学校吹奏楽部埼玉栄中学・高等学校マーチングバンドも感動のステージを見せてくれます。

ステージドリルならではの美しい動き

東京農大二高は鳥肌の立つような演奏とまるでショーの様な迫力あるパフォーマンスを見せてくれました。

そして最後は創価ルネッサンスバンガードのステージでマーチングフェスティバルは感動と共に幕を閉じたのでした。

【情報】
高崎マーチングフェスティバル
1日目10月15日(土)
キッズドリル
場所:高崎アリーナ
時間:10:00〜12:30
料金:一般1,000円 小中学生500円(全席自由)
※キッズドリルの観覧にはチケットが必要になるので、観覧希望の方は当日8:30から高崎アリーナ2階南口で入手してください。

2日目10月16日(日)
パレード
場所:シンフォニーロード
時間:10:00〜11:30
料金:無料
※雨天の場合は中止
フリーパフォーマンス
場所:高崎アリーナ
時間:11:00〜15:30
料金:A席3,500円 S席2,500円 B席1,500円

チケット申し込みはイープラスウェブサイトもしくはファミリーマートのFami ポートより。
イープラスウェブサイト:https://eplus.jp/sf/detail/2336460001-P0030005P021001?P1=0175

問合せ先
高崎マーチングフェスティバル協会事務局
所在地:〒370−0801 群馬県高崎市上並榎街481−12
電話:027−384−8873
HP:

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