皆様こんにちは!千葉県我孫子(あびこ)市在住の楽活ライター、かわむらめぐみです。
今回は「千葉県第1位の鰻の名店」が我孫子市内にあると聞き、テイクアウトで利用してみました。次回の土用の丑の日や外食の参考に、ぜひ最後までご覧ください。
グルメサイト・食べログで見つけた「うなぎ百名店」とは
本格的なお店の紹介に入る前に、千葉県No.1のうなぎの名店と呼ばれるその根拠を示しておきましょう。まずはこちらのウェブサイトをご覧ください。
https://award.tabelog.com/hyakumeiten/unagi
大手グルメサイト・食べログが発信する「うなぎ百名店」(2019)です。恥ずかしながら、私はこのページの存在をつい先日知りました。ノミネートされた都道府県は47都道府県中25都府県で、北は青森県から南は鹿児島県までが対象になっています。
各都府県あたりの店舗数が最多となったのは東京都で31店舗、続いて2位に愛知県(9店舗)、3位に静岡県・福岡県(8店舗)と続きます。
そんな中、今回の記事のメインともいえる千葉県の店舗数ランキングは全国第6位!ノミネート数は計5店舗です。これはなかなかの健闘っぷりではないでしょうか。
興味を持った私は、この5店舗についてさらに詳しく調べるため、
「食べログ 千葉県 鰻」
と検索をかけたのです…
我が街、我孫子市に千葉県No.1のウナギの名店が…!
こちらが実際の検索ページです。
千葉 うなぎ 人気ランキングTOP20
https://tabelog.com/unagi/chiba/rank/
沼地が多い千葉県では、成田市や香取市など、うなぎで有名な街がたくさんあります。そんな強豪たちを差し置いて堂々の1位に輝くお店が、なんと我孫子市に存在していました!!
お店の名は「小暮や」。
JR常磐線天王台駅南口より徒歩約3分のところに位置しています。駐車場は6台分ありますが、あっという間に満車になってしまうのだそうです。
食べログでの評価は3.97(2021年8月9日現在)と高得点。「千葉県第1位」にふさわしい評価です。
営業時間は11時からの「昼の部」と17時からの「夜の部」の2部制となっていますが、いずれも売り切れ次第閉店のため、早い時間の来店がオススメとのこと。私も以前お店の前を通った際に、昼の時点で夜分の鰻が売り切れた旨の看板を見かけたことがあります。
また、定休日は月曜日(祝日は営業)ですが、新型コロナウイルスの影響で営業時間の変更や不定休があるため、事前の電話確認は必須です。事前の席予約も受け付けていないので(テイクアウトは予約可)、当日現地に訪ねてみないと混雑状況がわからない仕組みとなっています。
今回は感染対策のため、今回はテイクアウトで利用させていただきました。
我孫子市と鰻のかかわりとは
商品受け取りを夫に任せ、帰宅するまでの間に我孫子市のことを簡単にご紹介しましょう。
日本有数の難読地名としても知られる我孫子(あびこ)市は千葉県の北西部に位置する都市です。人口は13万人ほどで、首都圏へ通勤する方が多いベッドタウンとして発展しています。
なかでも、市のシンボルでもある手賀沼(てがぬま)は古くからその風光明媚な景色に定評があります。
柔道の父と称される加納治五郎(かのうじごろう)、「暗夜行路」「和解」などのヒット作を持つ志賀直哉、民俗学者の柳田國男らが次々に別荘を建て、我孫子市の文化都市としての成長を後押ししたのでした。
そんな自然豊かな手賀沼でかつて豊富に獲れていた名産品が鰻なのです。江戸時代、手賀沼産の鰻は大変評判で、江戸に流通する鰻の約8割は手賀沼産であったといわれるほどです。
現在も鰻は獲れますが、東日本大震災以降、出荷は自主規制されています。
残念ながら我孫子産の鰻をいただくことはできませんが、かつての名残りで市内にはウナギ屋さんが多く、県内屈指の鰻の街として知られています。
いざ実食!まずは看板メニュー・うな重から
大変長らくお待たせいたしました!いざ実食です!
今回私たち夫婦はうな重と白焼きを注文しました。
うな重にはインスタントのお吸い物と山椒が、白焼きにはワサビとあら塩が付いていて、テイクアウトでも店内さながらの仕様となっています。
温かいうちにさっそくいただきましょう!
まずはうな重から。ふたを開けると大きな鰻がドドンと2枚!
下のご飯が見えないくらいの大迫力です。
ちなみに、「小暮や」のメニューはいたってシンプル。うな重に松竹梅のランク分けはありません。男性には少し物足りない量かもしれないので、ご飯の大盛り(別料金)もあわせて検討することをオススメします。
ひと口食べると、甘さ控えめなタレをまとった鰻のおいしさが口いっぱいに広がります。蒸してから焼く関東風の鰻は、口当たりがふわっと柔らかく、パクパクと食べ進められそうです。
食べかけで大変恐縮ですが、断面図はこのようになっています。ご飯に負けないくらいのぶ厚いうなぎがとても贅沢!幸せです。
吞兵衛の皆さんはオーダー必須!白焼きも抜群の旨さでした
続いては白焼き!
付属のワサビとあら塩をかけていただきます。脂がしっかりと感じられ、ふわっとしたくちどけでありながら、ワサビのおかげでさっぱりいただけました。
これは吞兵衛の皆様にはたまらないメニューだと思います。
白焼きやうな重に使用される鰻は、静岡県に拠点を置く川魚問屋・山七商店のものです。自社の養鰻場で育てられた国産の鰻は徹底した品質管理が行われ、夏場を中心に築地をはじめとした全国各地へと出荷されていきます。
いつか我孫子産鰻との食べ比べをしてみたいですね。コロナ明け、お店での一杯が待ち遠しくなる美味しさでした。
うな重と併せて、ぜひお試しを!
行列に並びたくない!我孫子は遠い!そんな方には…
我孫子市内の鰻の名店「小暮や」、いかがでしたでしょうか。
テイクアウト利用も可能ですので、ぜひ機会があれば食べてみてください!
また、「行列に並びたくない!」「我孫子市は遠すぎる!」という方々にオススメしたいのが、ふるさと納税です。
孫子市ではふるさと納税の返礼品の1つに鰻の蒲焼があります。残念ながら小暮やの鰻ではありませんが、市内の多くの鰻屋さんが腕によりをかけて作る逸品ぞろいです。寄付金額10000円以上から返礼品が用意されていますので、こちらも併せてご覧ください!
新型コロナウイルスや夏の暑さに振り回され、心身ともに疲れ切ってしまった…そう感じた人は私だけではないはずです。「お家で楽しむ贅沢時間」を、我孫子の鰻ではじめてみませんか?
「小暮や」詳細情報
住所:千葉県我孫子市天王台4-2-22 マンション1F
電話:04-7182-3333(お店の席予約は行っていません)
営業時間:11:00~14:00(ラストオーダー13:30)、17:00~20:00(ラストオーダー19:30)
※いずれも売り切れ次第終了
定休日:月曜
※祝日は営業、不定休あり
関連HP: https://tabelog.com/chiba/A1203/A120304/12000292/