京都特集

地元民だけが知る、京都の穴場紅葉スポット!木々が燃えるように色づく、とっておきの「あの」場所とは?

今、京都ではまさに紅葉のシーズンです。

京都の紅葉は観光名所になっていて、多くの人の目を楽しませてくれます。特によく知られるのは、永観堂、嵐山、清水寺、北野天満宮……他にもいろいろあります。

しかしそういったところは、だいたいどこも混みます。

特に休日はすごいことになります。

そこで、今回は地元民ならではの穴場的紅葉スポットをご紹介します。最近、その魅力がだんだん知られてきて、穴場と言えるかどうか微妙な状況になって来ましたが、まだ知らない方も多いと思い、あえて取り上げてみました。

京都在住者が行く、意外な紅葉スポットとは?

私のオススメスポット、それは。

「京都府立植物園」です。「植物園?そりゃ紅葉もしているだろうけど、風情とか……」という不安を持つ人もいそうです。

大丈夫です。

京都府立植物園にもいい感じの風情あるポイントがたくさんあります。

ひとまず、記事をお読みください。

京都府立植物園の紅葉

京都府立植物園は、日本初の公立植物園です。大正時代、1924年に開園しました。

北山門から入っていくと、いきなり遠目に黄色に燃え上がるように綺麗なイチョウの大木が。

近づいてみます。

そして、メタセコイアも紅葉します。この色、正式には褐葉(かつよう)というそうです。

この時は、「なからぎの森」のあたりで非常に綺麗な紅葉を見ることができました。

スケールが大きい紅葉の美しさです。

紅いモミジがとても美しいです。

紅葉そのものもとても美しいですが、池に映り込む紅葉もいいものです。

なんと、ここには神社もありました。「半木(なからぎ)神社」という、本物の神社です。

朝の散策を終えて、昼食をとるなら、園内にある「森のカフェ」に向かいましょう。ちょっと変わった肉が大丈夫な方には、オススメのメニューがあるのです。

それは「鹿カレー」と「猪カレー」です。

各710円。今回は鹿カレーを頂くことにしました。

多少肉がパサつきますが、カレーのスパイスの香りや味とあいまって、とても美味しいです。

野生の肉を食べると、もちろん牛や豚や鳥、魚なども同じように生き物なのですが、改めて命をいただく、ということについて考えさせられます。

紅葉を見ながら、すぐそばでこんな珍しいものを食べられるとは。かなり値打ちがあると思います。

植物園ならではの珍しいスポットは続く!

食後、また散策と撮影を再開しました。

桜が咲いていました。しかも、紅葉を背景に。狂い咲きではなく、こういう秋咲きの桜なのだそうです。春と秋、年に2回咲きます。

桜と紅葉のコラボ……おそらく、他の場所ではあまり見られないのではないでしょうか。さらに、「えっ、こんなところにも紅葉が」というところをご紹介します。

盆栽を展示しているエリアで、紅葉しているカエデの木を見つけました。盆栽というとマツとか常緑樹のイメージだったのですが、紅葉の盆栽も風情があっていいものです。

おやつの時間なので、休憩所の売店に立ち寄って植物園グルメをもう一つ。ジェラートアイスです。数種類から選べます。今回は「バラ&ラズベリー」を注文しました。

植物園だけに、バラ園という印象があったのでこの選択です。380円でした。

バラのいい香りとラズベリーの爽やかな酸味がとても合っています。美味しいです。紅葉のすぐそばでジェラートというのもいいものです。

アイスで疲れを取って、「この後」に備えます。

さて、「この後」とは。

紅葉のライトアップも楽しめる!

通常、京都府立植物園は17時で閉園ですが、紅葉の期間限定で、17時頃から20時までライトアップが行われるのです。ちなみに、2021年度は12月5日までです。

アイスを食べたりしながら、17時になるのをわくわくと待ちます。表に出ると、あたりは暗くなり、照明が点き始めたところでした。

なからぎの森に戻ると、紅葉が照らされていました。

うまく光を当ててあるので、葉の美しさが際立ちます。美術作品のライティングが大事なように、ライトアップも光の向きなどで大きく印象が変わります。

昼間の姿とはまた違い、どこか神秘的ですらあります。

「○○○(とある京都の紅葉の名所)なんて、ここに比べたら小さい、小さい」そんな声があちこちから聞こえます。

ちろん名所には名所のいいところがありますが、木のダイナミックさやさまざまな色の紅葉など、独自の魅力がこの植物園にはあります。

「映える」スポットだけはちょっと混みますが、密というほどにはなっていませんでした。

マナーのいいお客さんが多く、見学や写真撮影は自然に交代しながら楽しんでいる感じになっていました。フラッシュをたく人もいません。休日はまた違うかも知れませんが、マナーに気をつける方が多いのはいいことです。

ここはこの場所が紅葉スポットとして知られてもずっと変わらないでほしいところです。京都府立植物園がずっと今のかたちであって欲しいと願いながら、帰路につきました。

京都府立植物園・基本情報

通常期間
【開園時間】9時から17時(入園は16時30分まで)
【観覧温室入室時間】10時から16時(入室は15時30分まで)

ライトアップ期間(※11月13日~12月5日)
【開園時間】9時から20時(入園は19時30分まで)
【観覧温室入室時間】10時から16時(入室は15時30分まで)
観覧温室夜間無料開室:17時~20時(入室は19時30分まで)

【休園日】12月28日から1月4日まで
【所在地】〒606-0823 京都市左京区下鴨半木町
【電話】075-701-0141
【公式HP】http://www.pref.kyoto.jp/plant/index.html

おまけ

植物ではありませんが、巨大なきのこが!

これは子供向けの生物の本を集めた「きのこ文庫」と言います。

映えスポットとして、きのこ好きの大人にも愛されています。

堀 博美

投稿者の記事一覧

神戸出身、京都在住のフリーライター。専門はきのこ。きのこライターとしての主な仕事に、書籍「きのこる キノコLOVE 111」(山と渓谷社)「ときめくきのこ図鑑」(山と渓谷社)「ベニテングタケの話」(山と渓谷社)「珍菌」(光文社)「毒きのこに生まれてきたあたしのこと。」(天夢人)などがある。WEBや雑誌、新聞などにも執筆経験あり。

一方で、長年現代アートに携わり、現在も制作活動を続けている。
きのことアートはライフワーク。その他、珍しいお菓子、京都街歩き、同人誌イベント、音楽鑑賞(米良美一さん推し)などに興味がある。

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