「楽活」読者のみなさん、こんにちは!
ドイツ在住WEBライターのあさひなペコです。
ドイツではここ数年、一般のスーパーマーケットでも日本の食品が徐々に購入できるようになってきました。
中でも、筆者が10年前に留学した当時から、スーパーマーケットの片隅にコッソリ売られていたのが「日清食品」さんの「出前一丁」です!
その後、私が再びドイツに渡って長期滞在したのは2017年です。
「出前一丁」のマスコットキャラ、おかもちを持つ少年が描かれたパッケージを見た瞬間「あ、私まだドイツで頑張れる」と思った初めての海外長期滞在。
今なおスーパーマーケットの片隅にひっそりと販売されている「出前一丁」ですが、ここ最近、とても多くの種類が売られていることに気が付きました。海外版の「出前一丁」は、日本の「出前一丁」より種類が多くてカラフル!どれを食べようかワクワクするほどです。
そこで今回は、楽活の場を借りてドイツで味わった「日清食品」さんのインスタント麺についてご紹介します。
ドイツのスーパーマーケットで販売されている日清製品
遠く海外に住んでいると、どうしても日本食が恋しくなるものです。
そんな長期滞在者の胃袋を満たしてくれる救世主こそ、日清のインスタント麺!
他の国についてはわからないのですが、少なくともドイツで販売されている「出前一丁」は、日本国外限定の商品なのか、スープの味が豊富!さらに、「SOBA」と書かれた焼きそばまで販売されるほど、日本のインスタント麺がフューチャーされるようになったようです
【ドイツの場合】ドイツのスーパーマーケットでの日本食の取り扱いは地域差がある
日本食品の購入のしやすさは、ドイツ国内でもだいぶ地域差があります。もちろん、アジアショップに行けばたくさんの日本食品が味わえますが、街によっては都心部に行かないとアジアンショップがない場合も。
ハンブルク郊外に住んでいた筆者は、電車に40分ほど揺られて市内中心部まで足を運ばないと日本食とは出会えないと思っていました。
ところが、最近は時代も変わったのか、日本食も最低限なら近所のスーパーマーケットで手軽に買えるようになったので、日本人の少ない地域に住んでいても胃袋が救われることが分かりました(笑)
さらに、最近では韓国のインスタント麵やタイのインスタント麵まで取り扱いが多くなってきています。
ドイツ・ハンブルク近郊で購入!日清のインスタント麺4製品を食べてみた
今回インスタント麵を大量購入したのはドイツ・ハンブルク郊外のスーパーマーケット「REWE(れゔぇ) Neu Wulmstorf店」。このお店の食品コーナーで販売されていた日清のインスタント麺の中から、筆者が選りすぐった3種類6品を食べ比べてみました。
「マギー」などのスープ食品や中国・韓国・タイ製のインスタント麺に混じって、「NISSIN」と書かれたおなじみのパッケージのラーメンたちが並んでいます。
①CUP NOODLES Wok Style Soba クラシック
このパッケージを見ただけでは「焼きそば」とは分かりにくいかと思います。筆者も、最初は「カップそば」だと思って購入したところ、ふたを開けたら「カップ焼きそば」でした。
本品をはじめ、焼きそば製品は、どれも日本で売られているインスタント焼きそばと同じように、ふたがお湯切りの役割を果たしています。なんだか親近感がわきました。
肝心のクラシックの味は、「日清ソース焼きそば」や「日清UFO」と同じ!!なんだか懐かしさを感じました。
面白いと思ったのは、青のりやイカが入っていなかったことでした。ちなみに、ドイツでは「日清ソース焼きそば」のパック版も販売されています。
②CUP NOODLES Wok Style Soba 照り焼き
この製品を見た第一声は、「て、照り焼き味のそば……?」でした。
良く見てみると、競合他社のカップ焼きそばにも「照り焼き」味が!照り焼きという味は、ドイツでは日本を強くイメージするらしくウケが良いようです。照り焼き味なだけあり、小さくカットされた鶏肉もIN!
味は、クラシックと比較すると照り焼き味らしくやや甘口ソースでした。そしてやはり、青のりは入っておりませんでした……、残念!
③日清 出前一丁 麻油味
出前一丁シリーズの中でも、日本で販売されている「ごまラー味」ものと同じ赤のパッケージがこちら。
本当に味も全く同じなので、日本食シックになったら食べたい日本食のひとつです。
ちなみに、ドイツにある出前一丁は、日本ではなく香港で作られています。香港では「出前一丁」がもはや国民食となっているのだとか。
ともかく、日本発の「出前一丁」が香港を中心に世界に広まっているのは、日本人の海外在住者にとってはありがたいことです。
④日清 出前一丁 五香 牛肉麵
香港製「出前一丁」は、日本版「出前一丁」と比較して種類が豊富!店によって扱っているスープの味は異なるのですが、今回特に面白い!と思って購入したのがこちらの「五香 牛肉麵」です。
「牛肉麵」は、台湾のご当地グルメで「ぎゅうにくめん」ではなく「にょーろーめん」と呼ぶのが正しいのだとか。
日本ではあまりインスタント「牛肉麵」をお目にかかることがなかった一方で、台湾のご当地麺がインスタントになって広く販売されているのも、海外ならではだなと感じました。
味は、牛肉のほのかな香りとうま味が絶妙!!筆者はタマゴを入れていただきましたが、本場のように牛肉やネギ・トマトなどを入れて味わうとちょっぴり高級なインスタント麵になるなと感じました。
タマゴだけでは大変もったいないお味でした。
余談ですが、様々なインスタント麵が販売されているドイツでは、牛だしラーメンは一般的のようです。
⑤CUP NOODLES SOY SAUCE Shrimps PEPPERY SHOYU SOUP
日本で販売されている日清カップヌードルと、同じようなパッケージデザインがこちら!日本の日清カップヌードルの青パッケージと言えばシーフード味を連想されるのではないでしょうか?
筆者もてっきり日本と同じシーフード味かと思ってパッケージ買いしたところ、よく見たら通常の日清カップヌードルクラシックと同じ醤油味でした!
違う点と言えば、ニンジンが入っていることと、ふわふわタマゴの代わりにコーンが入っていることでしょうか。
「出前一丁」の赤パッケージと同じように、日本の製品と同じクオリティで味わいたいけど、アジアンショップで購入するにはお高い!と感じた際は、ぜひスーパーマーケットに置いてある日清カップヌードルをお試しください。
⑥CUP NOODLES TASTY Chicken ASIAN STYLE SOUP
「ヨーロッパ向け商品におけるアジアンスタイルってなんだろう?」と興味をそそられて購入したのがコチラです。
欧米諸国では、日本だろうが中国だろうが韓国だろうがタイだろうが、ひとくくりに「アジア」と思っている人が多いと言えます。そういった背景も相まって、日清カップヌードルが考えるアジアテイストというものに興味を惹かれました。
醤油ではなくチキン風味がメイン!しかし、ただのチキン風味というわけではなく、ラー油が入っているのかちょっとピリッと辛いスープです。辛すぎないウマ辛なので、辛いものが苦手な方でも美味しくいただけます。
いずれにしても、日本人はゼッタイ好きな味であることに間違いありませんでした。
なお、アジアンテイストと銘打ったこのヌードルですが、同じパッケージで「ジャパニーズスタイル」という名称の商品も混在して棚に置かれていました。
いったい、どちらに変更されるのでしょうか。今後スーパーマーケットでのパッケージのラベルをチェックしていきたいと思います。
まとめ
日本では数えきれない種類のインスタント麵があり、選ぶだけでワクワクしますが、ドイツに進出している日清出前一丁や日清カップヌードルたちも負けていません。
海外の方のテイストに合わせたインターナショナルな味がたくさん展開されていて、ドイツでもインスタント麵を購入するのが楽しみになっています。
価格も日本円換算でおおよそ100~200円くらいなので、購入しやすいのも嬉しいポイントです。
ドイツに遊びに来た際や、ドイツ旅行時にドイツの食べものが口に合わないと感じた際は、ぜひ日清のインスタント麵製品をチェックしてみてくださいね!