地域・ローカル特集

浜町〜馬喰町エリアで注目の個性派パン屋を大調査!実食・下町春のパンまつりレポート

こんにちは。朝はパン派の本河(ほんかわ)です。

突然ですが、皆さんには行きつけのパン屋さんってありますか?私は朝ごはんには、バターたっぷりの厚切りトーストがあるだけで幸せになれるタイプの人間なのですが、先日の取材であることに気づいちゃったんです。

浜町には!大注目のパン屋さんがたくさんあることに!

そこで今回は、都営新宿線・浜町駅から馬喰横山駅にかけて約1km圏内にあるパン屋さんを調査。そのなかから3店舗とおすすめメニューをピックアップして、食べレポとともにご紹介します。

かわいいビジュアルとユニークな発想が楽しい「BEAVER BREAD

店舗外観

グレーを基調としたシンプルな外観と、バゲットを抱えているビーバーのイラストが描かれたスコップが目印のBEAVER BREADビーバーブレッド)。雑貨屋さんのような外観の店舗からは、甘くて香ばしい香りが漂ってきます。

ビーバーブレッドのパンの特徴は、定番にアレンジが加わった、ちょっと懐かしくてちょっと新しい味です。たとえばメロンパンはチョコチップの代わりにカカオニブを使っていて、甘みだけでなくほろ苦さと香ばしさも一緒に楽しめますので、食べるたびに「お!」となること間違いなしです。

右から時計回りに、クミンとグリエールチーズ、カカオニブメロン、クリームパン+リコッタ、いちごミルクフランス、いちごと生ハムとブリドモー

クミンとグリエールチーズ

大きさもインパクトも大!でもご安心ください。クミンのスパイシー感とチーズの香りと塩気に食欲をそそられて、案外軽くぺろりといっちゃいます。ハード系の生地にチーズがかかっているので、かなり歯ごたえを楽しめたパンです。単品でも美味しいのですが、カレーやお肉のメニューにあわせると、もっと楽しめそうな一品です。

カカオニブメロン

ランチにもおやつにも大人気なメロンパンもビーバーブレッドの手にかかると、大人の階段を駆け上がります。表面のビスケット生地の甘みとカカオニブによる苦味のコンビネーションが新鮮な驚きをもたらし、しっとりやわらかなパン生地本体が受け止めてくれます。ミルクよりもコーヒーが似合う味で、「メロンパンは好きだけど、朝から食べるにはちょっと甘いかな」という方にぜひとも試していただきたいです。

クリームパン+リコッタ

トラッドなシルエットのクリームパン。ぽちっとしたカシューナッツのおヘソがなんとも可愛らしいです。サクッと噛みちぎれるパン生地のなかには、カスタードクリームとリコッタチーズによるレイヤーがイン。甘さ控えめなカスタードクリーム、リコッタチーズのサッパリしたミルク感が加わることで、小さいながらも一口ごとの満足度も高いです。

クリームパンというと、おやつどきに食べるパンのイメージが強いのですが、これはごはんがわりにもいけそうな「ちょっと大人向けなクリームパン」です。

いちごミルクフランス

甘党には見逃せないミルクフランスが、春の空気に染められたような可憐な装いに。特徴はなんといっても、鮮やかなピンク色のミルククリーム。旬のいちごを果肉ごと練り込んでいるので、噛むたびにいちごの種が始めるプチプチとした食感が楽しめます。

ミニフランスパンもいい味出しています。フランスパンならではのしっかりした歯ごたえが楽しめつつ、サクッとした歯切れもいい。食べている最中にミルククリームが飛び出てくる「ミルクフランスあるある」もなく食べやすかったです。

いちごと生ハムとブリドモー

塩気の強い生ハムと、ブリ・ド・モー(白カビタイプのチーズ)のクリーミーでリッチなコク。これだけでも間違いないのに、フレッシュないちごと苺のピューレによる二段階の甘酸っぱさがあわさると、口の中はもう甘いとしょっぱいも無限ループ。

バゲッドサンドの定番であり、最も美味しい組み合わせ。それは生ハムとチーズだと思っています。そこにフルーツが加わると、数段階上の美味しさが生まれるなんて…。まさに「発見」でした。

【店舗情報】
店名:BEAVER BREAD
住所:〒103-0004 東京都中央区東日本橋3丁目4
TEL:03-6661-7145
営業時間:平日8:00-19:00 土日祝8:00-18:00
定休日:月・火、および祝日(※Instagramに定休日カレンダー有)
Instagram:https://www.instagram.com/beaver.bread/
Facebook:https://www.facebook.com/beaver.bread/

レシピ数は200以上!日本で味わえる本場ドイツの味「ドイツパンの店タンネ」

店舗外観

浜町川緑道を歩いていると突如出現する、ベージュ・ホワイト・レッドが印象的な2階建ての建物。こちらが、1993年春の開業以来、本場ドイツパンの美味しさを紹介し続けている 「ドイツパンの店タンネ」です。

タンネでは、ライ麦や小麦など様々な穀物、ナッツ、種子類、ドライフルーツやスパイスをふんだんに使用した、風味豊かなドイツパンを作り続けてきました。ひとつひとつはシンプルなものが多く、チーズなどの食材と組み合わせることで美味しさは無限大に広がります。地元にお住まいの方から、サッカーワールドカップのドイツ代表チームや政府首脳などのVIPまで虜にし続けている、浜町の老舗パン屋です。

上から時計回りに、プレッツェル、ラウゲンブレーチェン、豚の耳、カイザー(ケシの実付き)

プレッツェル

ドイツパンといえばコレでしょう。重曹を溶いたお湯にくぐらせることでうまれる、独特の香ばしい香りと食感がたまりません。ちょっと厚ぼったい部分をじっくり噛みしめるたびに、小麦の素朴な甘さが口いっぱいに広がります。中央部分のくるくるっと編んである部分はより香ばしさを楽しめるので、人によって好みの部分が見つかるかも。

ラウゲンブレーチェン

こちらはプレッツェルの丸パンバージョン。食べ比べてみると、内側の白い部分が多いせいか、こちらのほうがやや食べやすいですね。このパンで、こぶりなサンドイッチを作ってみたくなります。タンネではドイツチーズも直輸入していますので、今度近くに立ち寄ったときは要チェックです。

豚の耳

名前を聞くとぎょっとしますが、その正体はバターたっぷりのパイ生地にチョコレートをディップした、とびっきり甘いおやつ。疲れている時って、無性に甘いものを食べたくなるじゃないですか。海外で売っている容赦ない甘さのお菓子とか。この豚の耳はまさに理想的な甘さでした。

バターとお砂糖が噛むたびにじゅんわりと染み出して、チョコレートがとろりと溶けていく、疲れた体と脳に染みわたる甘さでした。甘党の方にはぜひ一度チャレンジしていただきたいレベルです。

カイザー(ケシの実付き)

真上から見た時の模様が皇帝がかぶる冠に見えることから、ドイツ語で「皇帝」と名付けられたパン。このまま食べてもいいですし、横にカットしてチーズやハム類を挟んでサンドイッチにして食べるのが一般的なのだそうです。表面にたっぷりまぶされたケシの実がプチプチはじけて、良いアクセントになっています。

【店舗情報】
店名:ドイツパンの店タンネ
住所:東京都中央区日本橋浜町2-1-5
TEL:03-3667-0426
営業時間:8-19時(月-金)/8:45-18時(土)日祝休み
定休日:月・火、および祝日(※Instagramに定休日カレンダー有)
公式HP:https://bakerytanne.com/
通販サイト:https://bakerytanne.net/
Twitter:https://twitter.com/tanne_hamacho
Instagram:https://www.instagram.com/tanne_raum/
Facebook:https://www.facebook.com/doitsupantanne/

外観もパンの個性もゴリゴリハード「ブーランジェリー・ジャンゴ」

店舗外観

2019年5月、パンの有名店がひしめく江古田から浜町にやってきた「 ブーランジェリー・ジャンゴ 」。外壁を這うツタと、麻の葉模様を連想させるグラフィカルな模様がひときわ目を引く店舗です。

ケーキ屋さんのように対面形式のスタイルで、気になるパンを物色。初めて食べるならシグニチャーと季節限定品がおすすめだと教えてもらい、素直にオーダー。体験販売って、こういう会話を楽しめるからお店のことがわかって結構好きです。

ベーコンエピ、浜町食パン、エスカルゴラズベリー

ベーコンエピ

ジャンゴのシグネチャーであり店員さんイチオシ、ビーツを生地に練り込んだベーコンエピ。焼き目の濃い部分は濃い茶色、内側は鮮やかな濃くて暗めのピンク色。今回の生地でご紹介してきたパンの中でも、ひときわ目を引く存在です。パンチの効いた見た目とは裏腹に、味は意外と素朴。

ビーツが練り込まれていることで、カブやジャガイモを連想させる根菜系の香りと甘みが口の中に広がります。ベーコンの塩気が、またいい感じに全体を引き立てます。ビーツを使ったシリーズは他にもありますので、今度また違う種類にチャレンジしみたいです。

浜町食パン

しっとりプルプルな内側とサクッと噛みちぎれる耳の食感の良さで、気がついたらペロッと一枚食べてしまう。ほぼ毎日食パンを食べているからわかります。これは毎日食べても飽きない食パンです。生のまま、厚切りトースト、バター、ジャム…どんな食べ方をしても、必ず合わせる実力の持ち主です。

シンプルで特徴が出やすい故に、好みが分かれやすい食パン。色々と尖っているジャンゴが土地の名前を関する食パンを出すあたり、これは相当な自信のあらわれでは。そう感じさせる底力を持つ逸品です。

エスカルゴラズベリー

バターたっぷりのデニッシュ生地がぐるぐる渦巻く中には、フレッシュなラズベリーとカスタード。デニッシュ生地のサクサク感が内側のクリーム部分のしっとりプルッと感に包まれて、ときどき出てくるラズベリーの甘酸っぱさで口の中がリフレッシュします。コーヒーと合わせたモーニングセットにすれば、朝から元気をチャージするにはもってこいです。

【店舗情報】
店名:ブーランジェリー・ジャンゴ
住所:東京都中央区日本橋浜町3-19-4
TEL:03-5644-8722
営業時間:8:30~18:00
定休日:水・木
公式HP:http://la-boulangerie-django.blogspot.com/
Twitter:https://twitter.com/B_Django
Instagram:https://www.instagram.com/b_django/
Facebook:https://www.facebook.com/Boulangerie-Django-201730539923528/

東日本橋エリアは、お洒落な個性派ベーカリーの宝庫でした!

4月に入る頃には、春の陽気に誘われて町中を散歩したくなることってあると思います。特に春は、新生活を始める方も多いシーズン。もし近所においしいパン屋さんがあるとわかったら、お休みの日の朝の楽しみがちょっと増えませんか?

今回ご紹介した都営新宿線・浜町駅から馬喰横山駅エリアには、まだまだ紹介しきれないくらいたくさんの素敵な個性はパン屋さんがあります。ぜひ、いろいろと探索してみてくださいね。

★編集部追記★
本記事で紹介された、浜町~馬喰町といった東日本橋エリアでは、ライターの本河さんがこよなく愛する隅田川テラスにほど近い浅草橋のサンドイッチ専門店「SHIGERU KITCHEN」もオススメ。詳しくは、コチラの記事をご参照下さい!

本河美佳

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金融機関とベンチャー企業での勤務後独立した、フリーランスのライター。記事を書くうえでのモットーは「何かを変えたい誰かの背中を押す」です。
気になることにはまっしぐらな性格で、心のアンテナに引っかかったイベントに参加したり、ちょっとニッチで面白そうなスポットを訪問したりしています。
学生時代には学芸員の資格を取得した博物館・美術館好きで「博物館は誰のもの」(https://who-belongs-to-the-museum.hatenablog.com/ )を不定期更新中。

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